NHK大河ドラマの真田丸を第一回よりSONY HDDレコーダー
に録りためながら欠かさず観ております。
真田昌幸の作戦と発想に感心することもしばしばです。
さて9月4日の放送「犬伏」では大泉洋が演じる信幸の提案で真田が徳川側と豊臣側に分かれることになりした。
豊臣と徳川どちらも互角で拮抗しておりどっちが勝つか判断ができない。
では兄弟が徳川と豊臣に別れればどちらかは生き残ると言うことでした。
しかしなぜそのような判断をしたのか?
徳川と豊臣どちらが有利か判断するための材料集めをあの昌幸がなぜしなかったのか見ていて不思議でなりません。
ドラマを見ていると豊臣をまとめている石田治部少はどう見ても人の気持ちを読み取るような人物ではありません。
どちらかと言えば融通が利かない、真面目すぎる印象です。
そのような石田治部少の態度と対応によって反発する豊臣の家臣が徳川側に同心している状態です。
石田治部少と徳川家康の人となりを知れば、おのずとどちらに人が集まるか判断出来たように思うのです。
ではなぜ真田が全力で徳川側に付くことをしなかったのか?
それはおそらくドライになり切れなかった、人間臭さと意地があったのではと思うのです。
きっと弟信繁は豊臣に奉公している中で石田治部少に対しウェットな感情を持っていたのではないでしょうか?
石田は切りつけるように辛辣な態度を取るけども、そんなに悪いヤツじゃない。不器用なだけで案外良いヤツ。なんか危なっかしいし助けてやりたいなあとウェットな感情があったように思う。
そして父昌幸は石田治部少のガンコで辛辣な面はきっと人心を把握するにはマイナスにしかならないとハナから分かっていた。
しかし徳川ともう一戦交えて家康をギャフンと言わせたいと言う意地があった。それなら石田の豊臣側について家康と交えた上で領土拡大を狙ったのではないかと思う。
兄信幸は徳川の家臣からの嫁をもらい気持ちの上では徳川側に立っており弟と父の板挟み状態であった。
裏切りは戦国時代の習いと言われる中でも、ドライになりきれない日本人らしいウェットな感情と泥臭さい人間性が読み取れるような気がしてなりません。
あくまで個人の意見と印象ですがこんな風に真田丸を見ていて感じました。
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