ASD傾向の男性が職場イジメに遭い退職!彼はどう行動すべきだったのか?

今回の記事は自閉スペクトラム症の傾向を持った人の職場イジメをテーマに問題解決の方法を検討します。

彼Aさんは職場でイジメに遭っているとの悩みを受け、退職を避けるために色々と相談に乗りました。

しかし猛烈なイビリに耐えかねて彼は職場から逃げるように退職しました。

こんな結果を回避するためにAさんはどう行動すべきだったのか結論を出したいと思います。

ベースにする経緯としては下記の内容です。

  • 従業員Aさんは職場で労働環境などの不満について改善を要求したことにより存在が目立っていた。
  • そんな横柄とも取れる態度がある古参幹部の目に止まり始めた。
  • 従業員Aさんは要求した不満を改善しなければ退職するぞ!と上司に宣言していた。
  • 古参幹部は従業員Aさんを見つける度に徹底的に恫喝しイビリ倒した。
  • 従業員Aさんはそんなイビリに根を上げ疲弊し結果的に退職した。

自閉症スペクトラムについて

まず前提としてAさんはちょっと特異な傾向を持つ性格でした。

言いたいことをハッキリと言う行動も目立ちます。

おそらく自閉症スペクトラムやアスペルガーの傾向があります。

現在自閉症スペクトラムはアスペルガー症候群を含めたASDとして名称統一されています。

>>ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)について

そのAさん本人や家族は自覚もありません。

こんなケースは大人の発達障害とも提起されてきましたがASDとして定義がまとめられています。

>>【厚生労働省】ASD(自閉症スペクトラム症、アスペルガー症候群)について

以前から付き合いがあったAさんからイジメの相談を受け職場での様子やイジメを受け始めた経緯などを確認すると次のことがわかりました。

  • 職場での待遇の不満や労働環境について上司に改善要求を突きつけていた。
  • 改善しなければ退職すると上司に宣言していた。
  • ある古参幹部から執拗なイビリを受けるようになった。

色々と確認して行くと彼にも原因があるように思える行為や態度が見えてきました。

おそらく不満をぶちまける物言いや態度がだんだんと職場内で噂となり目立ち始め、権威を持つ古参幹部に目をつけられるようになったと推測します。

真面目に仕事を黙ってこなしていれば良いのですが黙っていられないのが彼の性分だったのです。

多分、上司への伝え方も悪い印象を持たれるような態度だったのでしょう、

しかも改善要求に対して対策しなければ退職するとまで啖呵を切っていたのす。

そんな経緯でイジメに遭い、彼は窮地に立たされることになります。

黙ってられない性格が災いして

古参幹部は生意気な彼の存在が面白くなかったのでしょう。

彼を見つける度に圧力をかけ始めたのでした。

当然、彼は幹部からの口撃に堪えられなくなり、啖呵を切った上司に幹部の嫌がらせを止めさせてくれと訴えました。

しかしそもそも彼は【辞める】と上司に宣言しているので会社側からすればまともに彼のヘルプを聞こうとはしません。

残念ですが自分のとった行動や言動が会社や上司にどう映るのか、どんな印象を持たれてしまうのか一切そんなことは考えられないのです。

すでに辞めると宣言しているなら良いタイミングになっているだけなのでスンナリとここで退職して仕舞えば良かったのですが意外にも彼は辞めたくない気持ちを持っていました。

おそらく職場で嫌なことがあったその時点では【もうこんな会社辞めてやる!】という気持ちが高ぶり上司に啖呵を切ってしまったのでしょう。

しかししばらく時間が経つと沸騰した気持ちは冷めてしまいます。

こんな現象はホメオスタシスと呼ばれています。

>>【グーグル検索結果】ホメオスタシスについて

つまり彼は仕事上の何かのストレスがキッカケで自律神経が高ぶり、「辞める!」などの言動を引き起こしますが、時間が経つことで現状維持を作用させるホメオスタシスが働き結局は辞めたくないという気持ちになっていたのだと思います。

こんな状況は彼に関わらず、ほとんどの人に思い当たるフシはあるんじゃないでしょうか?

ただ彼の場合はおそらく【思う】→【行動】へのスピードが早すぎる傾向があったと思われます。

しかしもう上司に辞めると宣言してしまっているので誰も彼を助けてくれるような人はいません。

辞めたくないなら謝罪して撤回するしかありません。

会社に残りたいと考えているならまずは啖呵を切ったこと、そして要求が通らないなら退職すると言いたこと撤回してこれからも仕事を続けさせて欲しいと詫びた方が良いのでは?と。

謝罪したからと言って、イジメが収まる訳ではないですが謝罪しスジは通しています。

無視できる図太い神経さえあれば退職せずになんとか乗り切れます。

どれだけ古参幹部がイビリにきたとしても肉体的に危害を加えるような行為まで出来るハズがありません。

もし本当にそんなことになれば逆にラッキーです。

暴力行為にまで発展すれば警察にも相談できます。

このような見解を述べて彼は会社に謝罪しました。

ネット副業の情報で再度短絡的な行動に

しかし謝罪後、彼は数日も経たない内にネットで副業の情報を探り出しました。

あろうことかまだ情報を収集している段階で会社に縛られない生き方がこんなにも簡単にあると判断した彼はまた会社で反抗的な態度を見せ始めました。

おそらくネットで探し当てた副業でお金儲けが出来ると考えて会社なんかもうどうでも良くなったんでしょうね。

またまた当然、彼をいじめていた古参幹部は彼に対しての印象は更に悪いものになります。

そして以前よりも更に厳しいイビリが始まりますが彼には何故こんなにも自分がイビられているのか理解が出来ません。

笑っちゃいますが彼はいたって本気です。

どれだけアンタの態度と言動に問題があるからイジメられていると説明しても理解しようとしません。

結局は彼はイビリに耐えかねて退職を決意し、残りたかった会社から去りました。

自閉症スペクトラムの傾向を示唆

どうやっても自分の落ち度に気がつかないし、考えようとしない彼に自閉症スペクトラムの傾向を示唆しました。

そんな専門的な知識はありませんし、他人に干渉できるほど僕も立派な人間ではありません。

でもまた彼は新しく会社に就職できたとしてもきっと同じような態度を取るのは目に見えています。

なので示唆というよりもハッキリと言い切りました。

普通じゃないから専門家に相談するか本を読んで知識を得た方が良いと。

それから連絡は無いのでどれだけ伝わっているのか、もう知る由もありません。

彼は退職したくなかった会社で働き続けるためにはどうすべきだったのでしょう?

まとめ!我々はどう生きるべきか?

「人間だもの」とは良く言ったものですよね。

みんな大なり小なりややっこしいところを自分の中で抱えながら周囲や社会と折り合いをつけながらなんとかやっているはずです。

本文に登場のAさんは職場に不満をぶちまけた行動など出過ぎた行為も目立ち結果的にいじめに遭いうつ病寸前で退職しました。

不満があったとしても相手側が受け止めやすい言い方を工夫できたでしょう。

しかし彼はそういう工夫ができなかった。

ASDの影響かもしれないし彼の悪いクセだったのかもしれない。

僕だって自分でも気づいてない【思考のクセ】や【言動のクセ】があると思います。

きっとそんな【クセ】が人によって現れるところが違うだけなんだと思うんです。

あとは程度の違いです。

エキセントリックが過ぎると破滅を迎えます。

ジャニスジョップリンやカートコバーン、キースムーンのように。

激辛が好きな人とさっぱりした塩味が好きな人は一緒にはラーメン食べに行けませんよね。

そんな自分自身の傾向と特徴を良く掴んでおけば社会とうまくやって行けそうな気がするんですけどどうでしょうか?

きっと僕にも正常だと思い込んでいてもASDに当てはまる傾向を持っていると思うのです。

自分は正しいとの思い込みを全面に出しすぎるのも良くないし、過剰に偏りを意識しすぎるのも良くないなと思ってます。

答えは出ませんが、自分を受け入れながらうまく人間関係を円滑にする術を身に着けておくだけです。

職場や人間関係でムリに仲良し子良しを目指す必要はないと個人的に考えてます。

嫌われたら嫌われたで良いとも思ってます。

例えどんなにキライな人間であったとしてもキリきりいがみあっても何にも良いこともないです。

そんなのはしつけの出来てない犬同士と同じです。

話合いが必要なら議論すれば良いしわざわざ噛みつきに行ってギャンギャンわめいても何にも良いことない。

めんどくさい相手なら適当にやり過ごせば良いだけだし伝えたいことがあるなら聞き入れてもらえるように説明するだけ。

会話が成り立たない!何度言っても同じ!どんなに説明しても理解してくれない!

それはなにかの病気か障害。

冷静になる必要がある。

確かに変われない自分も抱えているけれど大人になる努力が必要だと思う。

そうカンタンに割り切れたら苦労しないですけどね。

【アスペルガー症候群の特徴】社会や職場でいじめの標的とならないために

【関連記事】>>宇宙レベルで人間の存在を考えてみる【嫌われる勇気の読了】

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オートバイ事故で脊髄損傷の障害を負うことになり車いす生活を送っています。 車いすの生活は2020年現在で34年目を迎えました。 このブログはぼくの車いす人生のなかで全力で取り組んできた経験や出来事をまとめています。 どうぞよろしくお願いいたします。 プロフィールページで触れていますがぼくはギターや音楽にも長年親しんできました。 ゴリゴリの昭和世代のためにいまでもレコードプレーヤーで音楽を聴いていますが音楽関連のガジェットにも興味があり気にいったアイテムをブログでレビューしています。 30年間の脊損人生でチャレンジしてきたことをこのブログでお伝えできればと思っています。 >>>プロフィールはこちら