脊損さんの対応をめぐりリハビリセラピストに存在意義を問う体験

車いすの人生に希望がもてない。

リハビリに意欲がわかない。

生きていく意味が見いだせない。

脊髄損傷の障害を負うことになった入院当時こんな思考がアタマを支配していました。

そんな車いす生活は2022年で37年目を迎えようとしています。

こんな境遇を見込まれてつい先日現職に就くリハビリセラピストの相談相手になって欲しいと依頼を受ける機会がありました。

詳しい経緯や内容は医療機関と個人を特定することになるので明かせませんが正直言って気分の悪い話でありました。

なぜなら相談を持ちかけたセラピストが課題に向き合う姿勢を持たず「あなた方は何のために存在するのか?」と問うことになりました。

この体験であらためてリハビリや業務での課題、あるいは人生そのものに対して【向き合う】ということを考えさせられました。

今回の記事はこの体験から感じたことをまとめておきます。

ではまずセラピストさんが相談をもちかけた内容について触れておきます。

現職セラピストから相談を受ける

現職セラピストさんから話を聞くことになったのは回復期にある脊損患者さんの対応について相談したいとの用件でした。

おそらく将来に悲観してリハビリに前向きな気持ちを持てないなどそういう段階をどうやって乗り越えたか?という相談なのかなとイメージしてました。

実際に話を聞く前に自分がリハビリや社会復帰の課題をどうクリアしたのか?自分の場合はこうだったということなら答えられると念押しして面談当日を迎えました。

ところがいざセラピスト当人たちに会い話を伺ってみるととんでもない丸投げな内容でびっくりでした。

セラピスト側のロジックと言い分は要約すると次のような内容です。

▼回復期脊損患者さん担当セラピストのロジック

  • これまで脊損患者さんを担当した経験がない
  • 健常者である我々では説得力に欠ける
  • 障害者であるアナタがリハビリに向き合うキッカケを作って欲しい

とこんな内容です。

いかがです?

資格を持ち業務に従事し給与待遇を得ている担当者が無関係の人間に依頼する用件なのか理解に苦しみました。

つまり担当者は脊髄損傷を受傷する患者さんへの対応に自信がなく業務上の課題から逃げてると言えます。

しかもこの言い分をぶちまける担当者は役職者だったのです。

まだ経験が浅い新人セラピストが自信が無いというなら理解できなくはないです。

同行した後輩セラピストも上司と思われる役職者がポンコツのために悪い方へ引っ張られている印象です。

ふざけて言ってるのかと疑いましたが本気だったので呆れました。

ポンコツ上司は健常者のわれわれよりも障害者である当事者さんから話をしてもらった方がインパクトがあると必死に言ってました。

対応しても良いが患者さん本人の気持ちは?

人間ができてるぼくは丸投げポンコツセラピストの言い分を100歩も200歩も譲って「良いよ患者さんと話しますよ」と返事しました。

けれど患者さん本人が車いす生活を送るこちらの話を聞きたいと思っているのか?会いたいのか興味を持っているのか?とポンコツたちに確認すると気持ちは把握できてないと。

彼らは担当する患者さんの気持ちをまったく動かせてないまま自分たちの焦りだけだったのです。

そしてセラピストが焦る背景には入院期間のリミットが迫っているという現実があったと推測します。

なぜなら症状に応じて入院期間が定められており無条件の長期滞在はできなくなってます。

こうした現状にセラピストたちは現場で結果もだせない、自信も経験もない、自分の言葉で患者さんにも向き合えないの八方ふさがりだったのでしょう。

だとしてもじゃあぼくが無理くり突撃して頑張ります!という話ではない。

けども体験談ならお話できるという譲歩の提案も結局は患者さん本人の気持ちがまだできあがってないからそれもいまは無理強いできない。

現場でまったくまとめられてないのに第三者にどうせよと言うのか理解に苦しポンコツさんたちだった。

こんなポンコツなやりとりをしていて感じたのは課題に向き合うという意味では患者さんもセラピストも同じではと頭に浮かんだ。

さて本日の編集はここで区切ります。

再開は下記のテーマを予定しています。

  • 課題に向き合うべきは患者さんもポンコツセラピストも同じ
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    ABOUTこの記事をかいた人

    【yasui】 オートバイ事故で脊髄損傷の障害を負うことになり車いす生活を送っています。 車いすの生活は2020年現在で34年目を迎えました。 このブログはぼくの車いす人生のなかで全力で取り組んできた経験や出来事をまとめています。 どうぞよろしくお願いいたします。 プロフィールページで触れていますがぼくはギターや音楽にも長年親しんできました。 ゴリゴリの昭和世代のためにいまでもレコードプレーヤーで音楽を聴いていますが音楽関連のガジェットにも興味があり気にいったアイテムをブログでレビューしています。 30年間の脊損人生でチャレンジしてきたことをこのブログでお伝えできればと思っています。 >>>プロフィールはこちら