ドリップコーヒーの美味しい淹れ方ってなんか特別な技術とコツがあると思っていませんか?コーヒーの淹れ方は実はそんなに難しくなくポイントさえ抑えれば誰だってカンタンにコーヒーを淹れることはできます。それほど技術が必要でもないのに講釈垂れるコーヒー屋がなぜ偉そうにしているのか理解に苦しみます。
美味しいコーヒーを淹れるポイントはたったの5つ
- コーヒー豆の品質
- コーヒー豆の鮮度
- コーヒー豆の挽き方
- お湯の温度
- お湯の注ぎ方
自家焙煎コーヒー店から購入
まずコーヒー豆は自家焙煎のコーヒー屋さんから購入したものがオススメです。コーヒー豆は産地や銘柄が分かる豆が良いと思います。
ブレンドなどもありますがお店の戦略上、グレードの低い豆を混ぜている場合があります。しかし安い価格で提供されているグレードのそれほど高くない豆を使っていても生豆から焙煎していれば香りと風味のあるコーヒーが飲めるハズです。
コーヒー豆の鮮度
上記の自家焙煎コーヒー店から豆を購入するの理由にもなるのですが自家焙煎珈琲店で買うことの最大のメリットは鮮度の良い珈琲豆を購入できることです。
珈琲豆は焙煎後、時間が立つにつれて油分が発生してきます。この油分が時間が経過することで酸化してしまいコーヒーの雑味を生み出してしまうのです。
ということは焙煎してから日にちが経過しているコーヒーは好ましくないので、お店で焙煎しているコーヒー店なら新鮮はコーヒー豆を手に入れることができます。
コーヒー豆の挽き方
品質が良く新鮮なコーヒー豆をせっかく購入しても豆の挽き方次第でもコーヒーの味が変わってしまいます。
某大手のコーヒーチェーン「ス○ーバッ○ス」で以前コーヒー豆を挽いてもらい購入していました。自宅でルンルンとコーヒーをたてようとしましたがコーヒー豆が雑誌で紹介されるようなキレイな膨らみのドームが出来ません。
淹れ方が悪いのかと思っていたらコーヒー豆の挽き方が良くなかったのです。
ドリップコーヒーとして豆を挽くのであれば中挽きが基本なのですが、何も指定せずに某大手のコーヒーチェーンで豆を挽いてもらうとエスプレッソ用ぐらいに細かく挽いてくれるのです。
この事を知るまでずっとコーヒーを上手く淹れられずに悩んでいました。そしてドリップコーヒーはとても難しいものだと考えていたのです。
ですが理由は簡単な事でした。要するに豆の挽き具合で味わいとコーヒー豆の膨らみに影響を与えていただけです。
コーヒー豆を細かく挽いてしまう事のデメリットは味が濃くなりすぎてえぐみが出ること、コーヒー豆が全く膨らみませんので覚えておいてください。
お湯の温度は95度ぐらい
コーヒーを抽出するお湯はちゅんちゅんの沸騰したお湯では美味しいコーヒーを飲むことは出来ません。上等なお茶と同じように温度管理が必要です。
とは言ってもヌルくてもコーヒーの膨らみとコクに影響するので温度はだいたい95度ぐらいが目安ですがこの辺りは個人的な好みで、お好みの温度を見つけてコーヒーをドリップするのも楽しい作業だと思います。
ドリッパーへのお湯の注ぎ方
コーヒーをドリップするときによく言われるのが1円玉ほどの大きさからお湯をゆっくり注ぎます。7〜8割ほどのコーヒー豆にお湯が馴染み、サーバーへポトポトと最初のコーヒー抽出液が落ちてきたタイミングで注いでいたお湯を止めます。
その状態でコーヒー豆は膨らみを作りドームが出来上がり始めます。お湯を、止めたタイミングから蒸らしという工程に入りコーヒーの飲み味で言うところのコクを作りだします。
この蒸らしの時間はだいたい20秒前後です。この蒸らし時間も好みの時間を見つけることで「自分の味」を作ることが出来るのもハンドドリップコーヒーの醍醐味です。
蒸らし時間が長ければコクがしっかり出て濃いコーヒーを抽出できます。短ければ口あたりはあっさりスッキリした飲み味に調整できるのでお好みの蒸らし時間を見つけてください。
蒸らしが、終わればお湯を注ぎ始めますゆっくりと円を描くようにほどほどに細くドームを壊さないようにケトルの注ぎ口を低い位置に置いてドームの形状を維持しながら注ぎます。
注ぎ続けるとドームが大きくなり壊れそうになると一旦お湯を止めます。この作業を2〜3回に分けて抽出を行います。
コーヒーがだいたい抽出できる終盤はドームも大きくなるので最初の1円玉ぐらいから500円玉ぐらいの大きさで円を描くように注ぎます。
決めていたコーヒーの分量がサーバーに落ちたタイミングでドリッパーをサーバーから外します。このときドリッパーに残ったお湯を全て落としきる必要はありません。
ドリッパーのドームにはコーヒー豆のアクのような成分が溜まってきているので液体を全部落としきると雑味の原因になるアクまで落としてしまう事になります。ご注意くださいね。
これで美味しいコーヒーを淹れることが出来ましたあとは映画や音楽、小説を楽しみながらゆっくりコーヒーを味わってください。
お疲れさまでした!
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