自宅の水洗トイレで水をジャーっと流したあと、いつまでもチョロチョロと流れ続ける状態がときおり発生するようになりました。
レバーを一瞬だけ持ち上げると水は止まったりします。
ですが時間のない時に用を足したあと水が止まったか確認しなければならず不便です。
出勤を急ぐ朝だと見張っている時間もないので、帰宅する時間までチョロチョロ流れていたりします。
チョロチョロ流れるだけでも長時間だと水道代もバカになりません。
業者に依頼すれば修理は簡単ですが、日程の調整などいろいろと面倒ですし、お金もかかります。
そこでトイレの水が止まらない問題を自分で挑戦しました。
以前、水道蛇口の水漏れを直した経験があるので自信はあります。
自分で修理するため、トイレの水が止まらない原因について情報を集めてみたところフロートバルブが原因だとわかりました。
つまりフロートバルブを交換さえすれば修理できるのです。
今回、水洗トイレのフロートバルブを交換した内容を体験レビューとしてまとめます。
- フロートバルブ交換を実施した水洗トイレの型番
⇨TOTO 【S517R】
- 型番に合致したフロートバルブの品番
⇨フロートバルブ 【THY416R】
▼この記事で得られる情報
- フロートバルブ【THY416R】の交換方法とコツ
- フロートバルブ交換にかかった時間
- フロートバルブ交換で出くわしたトラブル
- 気が進まないフロートバルブ交換を楽しい時間に変えた方法
では先ず、便器の水が止まらない原因から詳しく解説して行きます。
便器のチョロチョロ流れる水が止まらない原因
今回の僕の自宅トイレの便器の水が止まらない原因を調べてみるとフロートバルブの劣化が要因であることが判明しました。
水がチョロチョロと出続けている状態でレバーを一瞬だけチョンと引っ張ることで水が止まることからフロートバルブが起因する症状だと確信しました。
▼フロートバルブとは?
フロートバルブは簡単にいうと水を溜めているタンクの底で栓の役割を果たしています。
用を足した後にタンクのレバーを引いて水が流れるのはこのフロートバルブとレバーが鎖で繋がっているためです。
つまりレバーを引っ張ることで栓をしていたフロートバルブがタンクの中で持ち上がり水が流れる仕組みです。
便器の水が止まらない原因はこのフロートバルブがゴム素材でできているので長年の使用の影響から部分的にヘタリが発生し、水を止めるフタの機能を果たせなくなってきたと考えられます。
あるいはフロートバルブを固定してる装着部にゴミやヌメリが発生し、フロートバルブの動きが悪くなっている可能性も考えられます。
タンクからフロートバルブを取り外して、バルブのヘタリや装着部のゴミなどを確認してみるのも良き考えですが、バルブ自体は数百円程度で購入できるパーツです。
確認のために外すくらいなら交換した方が手取り早いと判断しました。
▼トイレの水漏れ修理とフロートバルブ交換の相場費用
さて今回のトイレの水漏れ修理とフロートバルブ交換を業者に依頼した場合の相場費用を確認して見ましたが、だいたい10000円前後が相場のようです。
一方自分で対処できれば部品代だけで済みます。
ではフロートバルブ交換の手順などを説明していきます。
フロートバルブ交換の手順
今回フロートバルブの交換前に参考にさせていただいたのが下記のユーチューブ動画です。
>>トイレの水が止まらない|便器内部の水漏れ修理 フロート弁 交換方法(TOTO製)
こちらの動画で難しくはない作業だと分かります。
ではカンタンに手順をまとめます。
- 止水栓で水を止める
- カバーを外す
- フロートバルブを外す
- フロートバルブを交換
ざっくりとした流れはこのような内容です。
フロートバルブ交換に必要な物は下記のアイテムです。
- マイナスドライバー
- 作業用手袋
- 雑巾と新聞紙
- 取り外したフロートバルブを入れる袋
では僕の自宅トイレに合致したフロートバルブを説明します。
TOTO S517R用フロートバルブ 【THY416R】の交換
フロートバルブを交換するトイレの型番を確認し、【S517R】だと分かりました。
早速スマホから下記のキーワードを打ち込みます。
【toto S517R フロートバルブ】
検索結果から得た情報が該当フロートバルブの 【THY416R】です。
僕はプライム会員なのでAmazonから注文しました。
フロートバルブ以外に作業グローブも購入しておきました。
結局グローブは付け忘れてしまい購入した意味はありませんでしたが、絶対にグローブを付けて作業するべきです。
長年トイレの中で役目を果たしたバルブくんはゴムが劣化していて素手で触ると手が真っ黒けになります。
ご注意ください。
▼THY416Rの交換
フロートバルブ 【THY416R】はタンク内のオーバーフロー菅の根元で両サイドに空く2つの穴を固定ピンにはめ込むだけです。
▽フロートバルブTHY416R交換の実際の流れ
マイナスドライバーを用意し止水栓で水を止めておく。ドライバーを回す方向は右回し。
↓
レバーに取り付けられている鎖を外し、タンク底のバルブを外す。
↓
新品のバルブをタンク底に装着。
↓
鎖の長さを調整し、レバーに取り付け。
↓
水が止まるかチェック。
↓
異常なし完了!
このような工程で進めます。
さてユーチューブの動画をみる限り難易度の低い作業のイメージでしたが実際にやってみるとスムーズにできないところもあったので解説しておきます。
フロートバルブTHY416R交換で困った点とのコツ
実際にやってみてスンナリとできなかったポイントが下記の2点です。
- タンク蓋が外れない!?
- 鎖の長さ調整
詳しく解説します。
▼タンク蓋が外れない!?
フロートバルブはタンクの底に配置されているのでやはりタンクのフタは作業性を考えると外さなければなりません。
しかしフタには上部から流れる手洗い用の水が送り出されるチューブが連結されているのですが、このチューブが固くて抜けないのです。
しばらく格闘して見ましたがあまりにも固くて無理にこじるとボールタップと呼ばれる水道管と連結している部品まで壊しそうです。
仕方なくフタを付けたままでやり難い姿勢でフタがずり落ちないように注意しながらタンク底のフロートバルブを交換しました。
▼鎖の長さ調整
タンクが外れない中でフロートバルブをレバーから吊り下げるチェーンの長さを調整しなければならないのはキツイ作業でした。
チェーンは小さな玉で数珠つなぎ常に繋がっています。
チェーンをピンピンに張ってしまうとフロートバルブが便器へと水が流れる配管の入り口のフタを閉じることができません。
ですからチェーンが少したるむくらいに調整する必要があります。
だいたいのたるみでフロートバルブとレバーにチェーンを取り付けが完了したら、タンクの上からのぞいてレバーを引っ張って見ましょう。
ちゃんとフロートバルブが配管の入り口を閉じている状態からレバーを引き上げてバルブが上に引っ張りあげることができていれば問題ありません。
フロートバルブ交換を終えてみて
今回のフロートバルブ交換を振り返ってみます。
▼フロートバルブ交換の所要時間
だいたい40分くらいでバルブ交換は完了しました。
フタが外せなかった中まごつきながらの作業だったのに1時間もかからなかったことに自分を褒めてあげたいです。
▼フロートバルブ交換の費用
Amazonであわせ買い対象の商品だったフロートバルブ 【THY416R】は他の注文と抱き合わせで購入したので今回の作業のために購入したグローブとあわせて費用は872円で済みました。
業者さんにお願いするとこの10倍の費用がかかったワケです。
チャレンジした自分を今夜は焼酎でねぎらってあげたいです。
▼フロートバルブ交換の難易度
難しい作業ではありません。
素人でも対抗できる作業です。
気が進まないフロートバルブ交換を楽しい時間に変えた方法
作業にはBGMが必要です。
音楽をかけることによって作業性と効率が間違いなく上がります。
そこで今回役立てたのがAmazonミュージックアンリミテッドです。
AmazonミュージックアンリミテッドでAC/DCやレッドツェッペリンをゴリゴリに流して作業を楽しみました。
トイレの水漏れはいつ訪れるか分かりません。
いつでも修理作業に取りかかれるようにAmazonミュージックアンリミテッドに加入しておきましょう!
こちらの記事でAmazonミュージックアンリミテッドを解説しています。
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ぜひご参考になさってください。