脊髄損傷の障害を持つ立場でこのブログにおいて排便ケアについて対策を色々と記事にまとめてきました。
しかし季節や体調によってケアの方法を見直す必要がしばしば発生します、特に大便のコントロールにおいては。
実はそうしたケアの変更が都度都度、発生し記事タイトルにあるように漢方薬の大柴胡湯から大黄甘草湯へ変更し直近ではグーフイスを試すことになりました、
今回の記事は薬の変更や経緯などをこの機会にまとめておこうと考えました。
同じ境遇もしくは便秘など同じ悩みをお持ちの方に向けてヒントや対策の参考になれば幸いです。
漢方薬大柴胡湯と大黄甘草湯を併用する
トイレの負担軽減と時間短縮を目的に漢方薬を使い始めたのは2021年3月ごろからでした。
こちらの記事で詳細をまとめておりました。
その後、大便排泄を目的にした漢方薬は【大柴胡湯】に変更します。
こちらの記事で大柴胡湯に変更した経緯をまとめております。
大柴胡湯の使用は2021年7月から始まっており2024年現在も服用しています。
大柴胡湯はほぼ毎日、1日一回の頻度で服用しています。
本当は毎食前に飲んだ方が良いと思われますがあまりお通じが良くなりすぎても失禁のリスクがあり1日一回の服用にとどめています。
けれど体調や季節の変わり目などの変化で大便がすっきり排泄できない時が目立ってきました。
もちろんトイレ日の対応に大きな変化はありません。
そこで漢方外来の定期受診の機会に担当の先生に大柴胡湯よりも少しパンチのある薬はありますか?と打診し提案されたのが大黄甘草湯です。
普段は通常の頻度で大柴胡湯を飲み、トイレの前日夜もしくはトイレの当日朝に大黄甘草湯を服用しトイレの負担軽減に活用していました。
しかしここ最近は大黄甘草湯を飲んでもすっきりしない場合が目立ってきました。
大体の目安で食べた量を把握しこれぐらいは恐らく出るはずだろうという感覚がありその量(うんちくん)が出ないので不安になります。
やはり一番怖いのは残りグソです。
残りグソは緩いので数時間後か翌朝、もしくは翌る日に突然不意打ちで襲ってきます。
緩いのでやや下痢気味状態ですから「まずい!」と察知してトイレへ猛ダッシュしたとしても車椅子から便器へ移乗するために腰を浮かした瞬間に「バーン!と爆発します。
なのでこの残りグソが厄介なので食べた量=出た量が大体一致する感触が得られるまでトイレから出られません。
しかし出ないものは出ないし、降りてきてないものは出てくるはずはなく3時間〜4時間ほど浣腸を駆使しでなければ諦めるしかありません。
こうした事態になると体もふらふらでしんどいしお腹はすっきりしなくて気持ち悪く、いつ不意打ちグソが襲ってくるか不安でなりません。
電車の中なら最悪の事態です。
で、この問題に対処するためにグーフィスを試すことになりました。
グーフィスを試す経緯はペリスティーンを使った洗腸ケアの相談を目的にした個人病院の受診がキッカケです。
洗腸ケアの受診相談でグーフィスを提案される
ペリスティーンの洗腸ケアを始めるためには病院の診察が必要となります。
ペリスティーンの販売元のコロプラスト社HPから対応する診療所を検索することができたのでペリスティーン使用を目的にした洗腸ケアについて受診した次第です。
その診療所で詳しい内容を説明し現在の排便ケアと服用している薬について聞き取っていただいたところ大黄甘草湯はあまりおすすめしないとの先生の見解がありました。
先生曰く、大黄甘草湯は刺激が強すぎるとのことであまり良い印象はないとの説明でした。
確かに大黄甘草湯を飲んだあとは不快感があります。
その不快感はえずくような吐き気とお腹の痛みです。
そこで大黄甘草湯の他に提案していただける良いお通じの薬は何かありますかと打診したところ提案されたのがグーフィスです。
グーフィスは飲んだ後3時間ほどで効き目が現れるとの説明で一度グーフィスを試してからペリスティーンを検討することにしようとの診断でした。
もちろん今回の受診はペリスティーンを使うことが本来の目的でしたが洗腸で排便する準備の時間やぬるま湯を入れ過ぎた場合の炎症リスクなどの問題もあり先生はあまり勧めたくない印象でした。
けれど絶対にお薦めしないと言う態度ではなく一度実際に使ってみて感触を確かめてみて良かったら始めてみるかと言うスタンスでした。
ペリスティーンを実際に自宅で使う前に診療所のトイレで排便し指導を受ける必要があり段階を踏むことになります。
こうした意味でもペリスティーンは受診してすぐに始められるツールではありません。
今回はペリスティーンは一旦保留にしてグーフィスを試してみることと致しました。
とりあえず本日の記事編集はここまでで一区切りとします。
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