憧れのフェンダー【ストラトキャスター】を現行モデルからどうやって選ぶ?

エレキギターのブランドとして超有名な【フェンダー】。

そのフェンダーから1954年に発売されたソリッドギターがストラトキャスターです。

現在ストラトは本家のフェンダー以外からさまざまなメーカーやブランドからたくさ
んのストラトモデルが発売されています。

その膨大な数のメーカーから販売されているストラトタイプのギターは価格帯も品質
グレードも多種多様です。

もしこれからストラトモデルを買い求めるならどんなブランドとメーカーを選べば良
いのか?

この様な悩ましい問題がありますがやはり本家フェンダーのストラトは選択肢から外
すワケには行きません。

ストラトキャスターの定番「スモールヘッド」と「Fender」のロゴマークが乗るストラトは本家フェンダーならではの存在感があります。

その伝統的な【フェンダー】のストラトキャスターは60年代、70年代を代表するロックギタリストやブルースギタリストをはじめ、これまで数多くのギタリストを魅了してきたエレキギター。

そんなスタンダードとまで表現できるストラトは日本ではコピー品としてリリースされた後、2017年現在の日本製フェンダーギターに至るまで随分と体制が変わって来ています。

こうした体制の変化と現在の日本製フェンダーストラトキャスターのラインナップと生産体制をまとめてみました。

フェンダージャパンの経緯と現在の製造部門

現在日本のフェンダーから発売されているストラトキャスターは【エクスクルーシブ・シリーズ】としてラインナップ。

この現行モデルのストラト、エクスクルーシブ・シリーズはグレコギターで有名な神田商会と言う楽器総合の卸問屋が持つ楽器製造拠点【ダイナ楽器】が製造。

ダイナ楽器が製造を担う以前は楽器製造のフジゲン株式会社とフジゲンの協力工場のマツモク工業がフェンダージャパンとして製造してきた。

しかしフジゲンは1997年バブル崩壊以後に撤退。

フジゲン撤退後、株主と代理店である神田商会は自社ブランドとしてフェンダージャパンを立ち上げ自社工場のダイナ楽器にて2000年まで木材やパーツをトーカイ楽器などから供給を受け、資材を仕入れる形で組み立てだけを行なっていた。

なおダイナ楽器が組み立てだけを担ったギターには「crafted in japan」の表記になっている。

その後、ダイナ楽器での設備投資が行われ木材加工を可能にしてからはギターネックに「made in japan」の表記に変わります。

そして2015年4月よりフェンダー日本支社としてフェンダーミュージックジャパン株式会社立ち上げに伴いフェンダージャパンブランドは幕を閉じる。

神田商会のダイナ楽器はフェンダーの協力工場として引き続きフェンダーギターの製造ラインとして生産計画に加わり【エクスクルーシブシリーズ】の製造を行っていま
す。

【エクスクルーシブシリーズ】を製造するダイナ楽器とは?

ダイナ楽器が製造するアーティストモデルギターにリッチーコッツェン、イングウェイマルムスティーンモデルがある。

リッチーコッツェンはダイナ楽器製造のテレキャスターを自身でもステージで使用。

ダイナ楽器が製造を担うギターはフェンダーミュージックジャパンブランドだけではなくグレコブランドや、高級ギターとして名高いゼマイティスをも製造する実績を持っている。

かのB’zの松本孝弘氏が最初に手にしたギターはグレコのレスポールモデルでもある。

ちなみにダイナ楽器は1980年代にギブソンのレスポールを偽造品製造しているとして訴訟を起こされる経験も持っている。

このコピーモデルギター製造の訴訟問題はダイナ楽器だけでなく、トーカイやフジゲンなど日本のギターメーカーのほとんどがこうした経緯を持っており、ジャパンギターが持つ品質の高さを物語っている。

フェンダーエクスクルーシブ ストラトキャスタ-のバリエーション

2015年4月よりフェンダー日本支社として引き継いだエクスクルーシブシリーズの価格帯は7万円台〜19万円台まで存在。

フェンダーエクスクルーシブシリーズのストラトキャスターの中で最も高価なストラトはイングウェイマルムスティーンやリッチーコッツェンなどのシグネチャーモデル。

さすがに20万円前後にもなるストラトを購入するにはそこそこのギターの知識とアーティストへの想い入れが無ければ購入する気にはなれない。

これからバンドを組んで音楽を始めようとする初心者の方やもうすでにギターの経験と知識がある方なら8万円前後のギターなら品質的にも充分なスペックを兼ね備えた価格帯のギターだと思います。

スペックの違いと木材の種類

代表的な年代別にモデル分けされているエクスクルーシブシリーズのストラトですがボディに使用する木材によって王道モデルを分類してみます。

バスウッドボディのモデルと種類

バスウッドをボディに使用したストラトのバリエーションは以下のモデルです。

・旧型番のFender Japan ストラトキャスタ-57の仕様を受け継いだCLASSIC 50S STRAT。

・旧型番:Fender Japan ST62の基本仕様を受け継いだCLASSIC 60S STRAT。

・旧型番:Fender Japan ST62の基本仕様を受け継いだCLASSIC 60S STRAT。

・旧型番:Fender Japan ST72の基本仕様を受け継いだCLASSIC 70S STRAT / MAPLE。

・旧型番:Fender Japan ST72の基本仕様を受け継いだCLASSIC 70S STRAT / ROSEWOOD。

・旧型番:Fender Japan ST57/LHの基本仕様を受け継いだCLASSIC 50S STRAT LEFT HAND。

・旧型番:Fender Japan ST62/LHの基本仕様を受け継いだCLASSIC 60S STRAT LEFT HAND。

アッシュボディのモデルと種類

アッシュをボディに使用したストラトのバリエーションは以下のモデルです。

・旧型番:Fender Japan ST57-TX/ALGの基本仕様を受け継いだCLASSIC 50S STRATOCASTER。

・旧型番:Fender Japan ST54/VSPの基本仕様を受け継いだCLASSIC SPECIAL 54 STRAT。

・旧型番:Fender Japan ST71/Ashの基本仕様を受け継いだCLASSIC 70S STRAT ASH。

・旧型番:Fender Japan STR-RKの基本仕様を受け継いだRITCHIE KOTZEN STRAT。

アルダーボディのモデルと種類

アルダーをボディに使用したストラトのバリエーションは以下のモデルです。

・旧型番:Fender Japan ST62Gの基本仕様を受け継いだCLASSIC 60S STRAT W/GOLD HARDWARE。

・旧型番:Fender Japan ST58の基本仕様を受け継いだCLASSIC 58 STRAT。

・旧型番:Fender Japan ST57/VSPの基本仕様を受け継いだCLASSIC SPECIAL 50S STRAT。

・旧型番:Fender Japan ST62-TXの基本仕様を受け継いだCLASSIC 60S STRAT TEXAS SPECIAL。

・旧型番:Fender Japan ST62 /VSPの基本仕様を受け継いだCLASSIC SPECIAL 60S STRAT。

・旧型番:Fender Japan ST68-TXの基本仕様を受け継いだCLASSIC 68 STRAT TEXAS SPECIAL。

・旧型番:Fender Japan ST68/LHの基本仕様を受け継いだCLASSIC 68 STRAT LEFT HAND。

基本的な年代別のモデルでは上記の様な豊富なバリエーションがあります。

個人的にはアッシュボディとテキサスピックアップを搭載したモデル「クラシック50s ストラトキャスター」に惹かれます。

なぜなら現在管理人はアルダーボディのビルローレンス製ストラトを所有しているのでボディ材による音質の違いが気になります。

では木材によってどのように音質が違うのか傾向をまとめてみました。

木材による音質の違い

ギターに使用される木材の音響との関係性についてフェンダーストラトに使用されている木材「アッシュ」.「アルダー」.「バスウッド」の3つの材料について調べてみました。

アッシュの特徴

大きく分類するとホワイトアッシュとスワンプアッシュの2つの種類が存在する。

ホワイトアッシュについて

適度に硬い材質と重量がある。
加工性が高く、乾燥による変化が発生しやすい。
木目は単調で美しさには欠ける。
音質的にはタイトでクッキリした低音とメリハリの効いた硬い音が特徴。

スワンプアッシュ(ライトウェイトアッシュ)について

ホワイトアッシュに比べ質量が軽く、強度が柔らかい。
木目は細かくハッキリ確認できる。
高音域の特性に優れており、煌びやかな高音域と豊かな倍音が特徴。
音抜けが良くエレキギターの場合シングルコイルピックアップと相性が良い。
流通量は減少傾向で入手しにくく価格は高騰している。

アルダーについて

フェンダー社が1950年代以降からギターやベースなどの楽器に導入されてきた歴史ある木材。
重量的にもやや軽く個体差によるバラツキもあまり無い。
適度な硬さと柔らかさを持ち木材の加工性も良い。
木目がぼんやりしていて地味、木目を魅せるような透明感ある

バスウッドについて

最も重量が軽く、柔らかさを持つ木材。
木目を活かすような塗装は不向き。
アッシュ、アルダーと比較すると音質的には魅力はやや欠ける。
軽い材質である事から低音は期待できないが中音域に魅力を感じる個性を持つ。

ストラトを購入するなら?選び方は?

価格帯によっても、木材とパーツの組み合わせでも、豊富なバリエーションがあるストラトキャスターですが実際に購入するとなればどのように選べよいのか?悩みますよね。

大きなお世話ですが幾つかの選び方を書き出してみます。

予算で選ぶ

一番現実的です。現実的的ですが予算の制約に縛られて妥協点も発生するので夢も希望もないところもあります。

ですがギターの知識も経験もない初心者さんならどんな基準でギターを選択すれば良いのか判断出来ないはず。

それなら予算の範囲と好みのカラーでストラトを選ぶのもひとつの方法だと思います。

最初は直感!インスピレーションから選ぶ

ギターに一目惚れと言っても良いでしょう。「キミと結婚出来なければオレは今スグここから飛び降りる!」みたいな。

こうなったらどんなに予算オーバーでも全力48回払いのローンクレジットで購入しましょう。

ギタリストが使用するギタースペックを基準に選ぶ

好きなバンドやギタリストが概ね決まっているならイメージするサウンドが描けているはず。

ならばそのギタリストが使用しているストラトに近いスペックを持ったギターを選べばイメージに近いサウンドが得られるのでないでしょうか?

例えばギタリストのリッチーコッツェンがフェイバリットギターヒーローに挙げるくらい大好きならフェンダーのリッチーコッツェンモデルに近いスペックを兼ね備えたストラトモデルを選択するのです。

リッチーコッツェンは大好きだけどコッツェンモデルは流石に高価で手は出ないけど同じボディ木材を使用したギターなら9万円台のCLASSIC 70S STRAT ASHモデルと10万円台のCLASSIC 50S STRATOCASTERが存在します。

もし予算に余裕があればこのアッシュボディのストラトにリッチーコッツェンモデルに搭載されているディマジオのピックアップに換装すればコッツェンのサウンドにより近いストラトが完成するのではないでしょうか?

もちろん全てにおいてリッチーコッツェンモデルと同じスペックではないのでコッツェンモデルのサウンドが完璧に再現される筈はありません。

しかしあくまでコッツェンの様なギタートーンやサウンド傾向が好みなら全く違うボディ木材を使ったギターを選ぶよりも自分のイメージしたギタートーンの方向へと距離は縮まる筈です。

予算の問題やギタースペックに目移りして購入したいストラトを1本に絞り込むのもなかなか大変な作業ですが好みのギターサウンドを奏でるギタリストが使用するギターのスペックを把握することで自分が求めるギタートーンの構築に役立てる事が可能になるでしょう。

この機会に憧れのギタリストのギタースペックを調べてみてはいかがでしょうか?



【フェンダーストラトキャスター】シンクロナイズドトレモロの構造がストラトのサウンドを決定付けている?

2018.06.11

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


10 − 4 =

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人


京都府出身

1986年6月オートバイ事故で脊髄を損傷し下半身不随の障害者となる。
再びオートバイに乗りたい衝動を抑えられず手動装置でギヤチェンジとリヤブレーキを操作できるように改造したサイドカー付きカワサキエリミネーター250に乗り20年以上経過。
走り屋(死語)時代にケニーロバーツや片山敬済選手に憧れたオートバイレース世界GPの夢を車いすフェンシング世界選手権出場で叶えた。
40代を過ぎるまで産業機器生産の会社勤めだったがいつ死ぬのか分からない人生でこのまま社畜として人生終わるのかと思うといてもたってもいられなくなりやりたかった「自家焙煎珈琲の移動カフェ」を開業。
しかし焙煎機の盗難に遭いアルバイト生活に転落。 経済的不安を改善するためにネットビジネスと株式投資に取り組む。
「やりたい」と思ったことは実行に移さなければ気が済まない傾向を持つ。 ちなみに菊池桃子さん、鈴木京香さんと同い年の1968年生まれ。