ぼくが自家焙煎珈琲をインターネットで販売していた経験をもとにランニングコストを抑えたネットショップの開設方法を考えて見ました。
しかしあくまで自分で対応することが前提での初期費用を抑えた方法です。
ぼく自身がジリ貧で移動カフェを経営していた厳しい状況の中で制作会社さんへ依頼することなく、ネットショップを開設できないかという悩みを解決する内容です。
参考にしていただければと思います。
提案する3つのネットショップ開設方法
今回ネットショップを開設するための条件としては次のようなニーズを想定しました。
- できるだけランニングコストを抑えたい・・・
- 独自ドメインのサイトでネットショップで開設したい・・・
- お店のホームページ代わりにネットショップを用意しておきたい・・・
つまり自分で作業することを前提としながら、初期費用とランニングコストを抑えた方法でのネットショップ開設を考えました。
そこでぼくの経験から3つの方法をピックアップしています。
- 無料で運営できるネットショップの活用
- リーズナブルな費用で運用できる【カラーミーショップ】
- ワードプレスとネットショップツール【welcart】(ウエルカート)の活用方法
3つの方法は全てぼくが移動カフェを運営していたときに検討した方法です。
当然、どの方法を選んでもメリット・デメリットがあります。
その上で、自分に対応できるのかを考えた上で判断していただくことになります。
では順に説明して行きます。
無料で運営できるネットショップ【ベイス】
先ずは無料でネットショップを開設できるBASEを紹介します。
>>BASEの詳細はこちらから確認できます。
BASEの特徴
- 無料でネットショップを運営できる。
- 様々な機能がコンポーネントされているので専門的な知識がなくてもすぐに活用できる。
▽メリット
- 独自ドメインでショッピングサイトの運用が可能(無料)。
- 課金も含め、さまざまな機能を備えている。
▽デメリット
- 多くの機能は無料を基本にはしているが、高機能やデザイン性の高いテンプレートは課金が必要。
- サービスの終了でサイトが強制的に閉鎖となることも想定される。
お店の存在とアピールのためにネットショップを用意しておきたいと考えるなら無料ツールのベイスで十分だと思います。
ベイス以外にも無料で開設できるネットショップは豊富に存在しますので色々と検討できます。
ぼくはこれまで無料ネットショップサービスでは【FC2サービス】と【stores.jp】(ストアーズ)をの2つを利用した経験があります。
FC2が提供するネットショップは機能的に悪くはありませんが独自ドメインでの開設は有料プランへの申し込みが必要となります。
stores.jpも同様です。
ストアーズは約5年ほど前の無料プランでは商品は5点までしか掲載出なかったので積極的な展開には至りませんでした。
2020年現在では機能面も一新され決済手数料が5%とやや割高い条件ですが、商品登録数は無制限になっています。
無料プランでは独自ドメインが利用できない条件ですが、BASEと合わせて検討できるサービスの一つだと思います。
もちろん独自ドメインで展開できる有料プランも利用可能ですが月額2000円近い金額となり経営判断が必要です。
リーズナブルな費用で運用できる【カラーミーショップ】
無料のショッピングサイトでは機能的な問題を感じたぼくは結局カラーミーショップでネットショップを開設しました。
しかし焙煎機の盗難でお店を廃業したため1年でサイトは閉鎖しました。
たった1年間の利用でしたが使ってみた印象から特徴やメリット・デメリットをまとめておきます。
カラーミーショップの特徴
- 月額1000円程度のリーズナブルな費用でネットショップを展開できるところが魅力です。操作も簡単で導入ハードルも低い印象です。
>>カラーミーショップの詳細はこちらからどうそ。
▽メリット
- 独自ドメインでオリジナルサイトの運用が可能。
- フリーページなどを活用して自由度の高いページ作りができる。
- 専門的な知識不要でショッピングサイトを開設できる。
▽デメリット
- 決済サービスを別途契約する必要があり本格的な稼働まで時間がかかる。
リーズナブルな月額費用で機能的にも優れたカラーミーショップが開設ハードルが低いネットショップの印象を持ちました。
管理画面の操作と商品登録の作業もブログ感覚で行うことができます。
ワードプレスで構築するネットショップ【welcart】
ワードプレスでブログを開設したあとプラグインと呼ばれる機能の一つ【Welcart】を追加すればネットショップを構築できます。
ワードプレスを開設するためには最低限の知識と作業が伴いますが、自由度が高くランニングコストを抑えたサイトを持つことができます。
ワードプレスとWelcart機能の特徴
- コストを抑えながらネットショップを運用できる。
- ブログ機能とネットショップの二つの機能を実装できる。
▽メリット
- 自身で構築すればコストをあまりかけずに独自ドメインでオリジナルサイトの運用が可能。
- レンタルサーバーと独自ドメインの契約が必要となるがランニングコストは実質サーバ代だけ。
- 無料のテンプレートをネットからダウンロードできるのでカスタマイズが比較的自由。
- デザイン性と機能を高めるワードプレステンプレートが豊富に存在し。
- ブログ機能で集客目的の記事を投稿しアクセスアップを狙える。
▽デメリット
- レンタルサーバーと独自ドメインの契約が別途必要。
- 決済機能とサービスを別途契約する必要あり。
- 自分で構築するにはある程度の専門知識と時間が必要。
- 制作業者に依頼するならそれなりの費用が必要。
いま読んでもらっている【全力脊損】はさくらサーバーを契約してワードプレスで開設しています(月額約500円)。
【関連記事】さくらサーバーを使ったワードプレスのインストールから常時SSL化までの設定方法と手順を解説
それぞれのツールを活用した戦略と運営方法
では紹介した、3つの方法でどんなネットショップの展開ができるのか考えて見たいと思います。
- 無料ショッピングサイト【ベイス】
あくまで無料の範囲にこだわるなら【ベイス】などの無料サービスの活用を提案します。
無料とは言えショッピングサイトの周知や商品の情報をSNSで拡散し訴求するアプローチも可能です。
けれどもホームページとしてのお店の情報やメッセージを盛り込みたい場合は機能面で制限されることが予想されます。
この場合、ホームページとして他の媒体で環境が整っている状況であれば無料のショッピングサイトと併用した展開が可能になると考えます。
- リーズナブルな費用で開設できる【カラーミーショップ】
じっくり長期的にショッピングサイトを展開するなら開設ハードルも低いカラーミーショップがおすすめです。
上記のベイスと同様にサイトの展開と拡散はSNSツールの利用で強化できると思います。
カラーミーショップを使う利点はフリーページの機能を活用してホームページとしての役割を果たせるところだと思います。
つまりカラーミーショップの活用で【ホームページ+ショッピングサイト】の二つの機能が手に入ります。
- ワードプレスとWelcart機能の運用で構築するネットショップ
ワードプレスの開設はいささか導入ハードルは高いものの専門的な学校でいちから勉強しないとできないというほどの内容ではありません。
構築してしまえばブログ機能でアクセスを集める記事を投稿できるので自由度の高いネットショップを展開できます。
ワードプレスの固定ページを用意すればホームページとしての機能を果たすことも可能です。
つまりワードプレスとウェルカートを活用すれば【ブログ+ホームページ+ネットショップ】の機能が手に入ります。
確かにスンナリ導入できるツールではありませんが、チャレンジする価値は十分にあると思います。
休眠状態ではありますが、ぼくがワードプレスとウェルカートを活用して開設したネットショップを紹介しておきます。
結論!ネットショップの開設で現実的な方法は?
以上の3つの方法でぼくはネットショップを開設してきました。
たしかに無料ツールでもショッピングサイト運営は十分可能です。
しかしサービスの変更や廃止なども十分あり得るので安定的な環境としては不安を感じます。
そこで安定的な経営を行うためにも長期的な利用ができる方法が良いのではと考えます。
結論として提案できるサービスはカラーミーショップでの開設が導入ハードルも低く、【ホームページ+ネットショップ】の環境を手に入れるいちばん現実的な方法かと思います。
環境に応じて良きご判断をお導きください。
今回の全力評価!
今回の内容は記事冒頭でお伝えしたようにぼくの経験と悩みをもとにしています。
厳しい経営のなかでネットショップを構築するために知恵と時間をかけてトライした内容をまとめてみました。
残念ながらリアルな経営の中で大きな売り上げを経験することなく移動カフェと自家焙煎珈琲のショッピングサイトは廃業することになってしまいました。
しかしこの経験がなければこの記事をまとめることもできなかったハズです。
チャレンジしたからこその経験と知識が得られた今回の記事は全力評価を与えることができるでしょう!
今回は以上です。