春の訪れを感じる梅の開花に合わせて梅林を鑑賞する梅まつりがそろそろ近づいてまりました。
梅の産地や梅林を鑑賞できる名所や観光地は日本全国にいろいろと存在しますが今回はぼくが毎年訪れる京都府城陽市の青谷で開催される青谷梅林【梅まつり】について役立つ情報をまとめます。
城陽市の青谷梅林に初めて梅花鑑賞に行こうと言う方の参考となればうれしく思います。
なお記事を書く管理人自体が車いすを使う身体障害者であるため若干バリアフリー情報を豊富に盛り込んでいる内容となっています。
けれども地元の住民でしか分からない情報も掲載しますのできっとこの記事を読んで頂く時間は無駄にさせません。
どうか最後までお付き合いください。
2018年の京都青谷梅林で開催の梅まつりのチラシはこちらからチェックできます。
城陽市青谷梅林で開催の梅まつりとは?
城陽市青谷の梅まつりは市の南部丘陸地に位置する青谷梅林に約20ヘクタールのスペースに約1万本の梅の木が栽培され梅花を鑑賞できる年に一回の催しです。
主催となるのは城陽市観光協会を中心に城陽商工会議所、JA京都やましろ、青谷梅林振興協議会、城陽市はもちろん地元の婦人会さまや有志で組織されている梅まつり実行委員会が主体となっています。
昨年度2018年2月15日に発行されたNo,1569号の城陽市の広報誌をご紹介しますのでお越しになる時の参考としてください。
>>>平成29年2月号の広報じょうようで梅まつりの情報をチェックする!
約20ヘクタールの広さを分かりやすく表すと東京ドームが約4個分すっぽり入る広さです。
梅が開花する見ごろの時期にちょうどタイミングが合えば、広大な丘に咲く梅花はとても見応えのあるものです。
栽培される梅の品種は【城州白】や【白加賀】などの白梅がメインとなっています。
開花のピークとなるのは2月下旬から3月上旬とされています。
出し物があるメイン会場に向かうにはマイカーを利用していても会場まで結構な距離を歩いて移動します。
(梅まつりのメイン会場へは車の乗り入れはできません!臨時駐車場もございますがスペースに限りがあります!)
その移動中の道中から梅の木が栽培されている畑があちこちに存在しますので会場に着くまでにゆったりと梅花を鑑賞することが出来ます。
ぼくはじつは自宅が青谷梅林の近くということもあり毎年梅まつりの時期にはお嫁さんと柴犬のまめちゃんを連れて自宅から徒歩移動で梅花を見に行ってます。
初めて青谷梅林の梅まつりを訪問した時は会場までこんなに歩いて移動するのかと驚いたものですが今はもう慣れました。
しかし慣れたとは言え車いすで丘陸地を散策するのはなかなか大変なものです。
期間中はたくさんの観光客が来場されていて会場は賑わっていますが年配の方も多く見られます。
もしかしたら歩行移動を想定せずに散策に訪れた場合、途中で疲れてしまい歩くことが負担となるかもしれませんので初めていらっしゃる方はご注意ください。
体力に自信のない方や足腰が丈夫ではない方は押しくるまや車いすの準備が必要かもしれません。
それほどの距離を移動しなければならないことを申し上げておきます。
青谷梅林の開花状況と梅花の見ごろ
昨年の2018年度城陽市梅まつりの開催は2月24日から3月18日の日程で行われています。
お越しになった方もたくさんおられるのではないでしょうか?
梅花の見ごろの時期としては基本的には2月下旬ごろからとなっています。
さて今年の開花状況の判断としてはほぼ例年どうりと思われますが梅花の満開を楽しみたいのであればぼく個人の印象では3月に入りちょっと遅めの訪問が見ごろのような感覚を持っています。
(あくまで個人の見解です。)
住宅地に栽培される平野部あたりの梅がだいたい開花したちょっと後ぐらいの時期を見計らって梅まつりへ出向けば満開の梅花を楽しめるのではないでしょうか?
ちなみに今年の2019年城陽市梅まつりの開催日程は2019年2月6日現在の時点で城陽市や関係組織からはまだ公式にはアナウンスされていません。
情報が確認でき次第こちらでも日程情報を追記いたします。
青谷梅林【梅まつり】会場への行き方(アクセス)
青谷梅林【梅まつり】へのアクセスと交通機関を調べてみます。
まずは公共交通機関を使って青谷梅林へ向かう方法をご紹介いたしますがどちらからお越しになるかによって利用する交通機関と路線が変わってきます。
◆公共交通機関を利用して青谷梅林へ向かう方法
青谷梅林へ向かういちばん近い降車駅がJR奈良線の山城青谷駅となります。
奈良方面あるいは京都駅方面からお越しになるのであればこの路線が梅まつり会場へアクセスしやすい方法となるでしょう。
山城青谷駅の目の前にはスーパー【山田屋】さんがありますので会場へ向かう前に飲み物やお弁当などを購入することができます。
※駅周辺にはコンビニはありません!近くのコンビニは駅から700メートル離れた24号線沿いのファミリーマートになります(所要時間約9分)。
◇電車とバスを利用
こちらの移動方法は近鉄京都線あるいはJR学研都市線(片町線)と京阪バスを使った青谷梅林への行き方となります。
京阪バスの路線図は下記のリンクでPDFとして確認できますので参考にしてください。
京阪バスは近鉄電車の新田辺駅前ロータリーから利用できます。
近鉄電車京都線の新田辺駅で下車し駅前のロータリーで京阪バスに乗ります。
乗車するバスの路線は【宇治田原】方面の北行きのバスとなります、降車するバス停は【多賀口(たがくち)】です。
ここでご注意いただきたいのは【青谷梅林】バス停で下車するのではなく【多賀口】バス停でバスを降りる方が梅まつり会場へは近くなります。
こちらのリンクから青谷梅林へ向かうバスを確認できます。
京田辺駅で下車し近鉄電車京都線を利用の場合と同じように京阪バスで多賀口(たがくち)バス停で下車します。
◇京阪バス利用の注意点
なんせ田舎の路線ですからバスの本数が1時間に1本ぐらいしかありませんので特にお帰りの際はご注意ください。
乗り遅れても駅前にはおしゃれなカフェもなく時間つぶしできるようなお店はありません、唯一あるとすればJR奈良線山城青谷駅からかなり離れた場所に【小六庵】というおうどん屋さんがあります。
なおこのお店は玄関に階段があるので車いすでの利用はきびしいと思われます。
他に時間つぶしができるところは市の施設で山城青谷駅に隣接する青谷コミセンという建物内に図書館があります。
市外からの訪問者さんでも館内で図書を閲覧する分には問題ないでしょう、詳しくは図書館スタッフさんの指示に従ってください。
◇多賀口バス停から梅まつり会場まで
順調に休憩なしで歩き続けて青谷梅林梅まつりメイン会場まで1.8キロの道のりを歩かなければなりません。
グーグルマップのナビではおよそ23分の所要時間の目安が出ていますのでどうぞゆっくり道中を楽しみながら目的地に向かっていただきたいと思います。
多賀口のバス停を少しだけ西へ逆方向に戻ると青谷橋という信号付きの交差点を北方向に曲がるとコンビニのファミリーマートで買い物が可能です。
そのまま道路沿いに北方向に歩いていくと梅まつり会場へと進むことができます。
この道路は道幅も狭く本来なら近隣に住む住民さんの生活道路なのですが平行して走る24号線が交通渋滞するのでショートカットする自動車が行きかう状態です。
歩行して梅まつり会場に向かう場合は車に注意して向かってください。
梅まつり会場まで最寄の山城青谷駅を降りたあとの経路
さきほど京阪バスの多賀口バス停から梅まつり会場まで徒歩での所要時間を紹介しましたがJR奈良線の山城青谷駅を降りた後の経路と時間をご説明します。
山城青谷駅から梅まつりメイン会場まで
グーグルマップで調べてみると1.4キロの道のりを18分かけて歩く結果がでています。
駅を出ると左側に線路が見えます、ちょうどその隣が金物と雑貨を扱う店舗があり向かい合うように和菓子屋さんがありますのでそのお店に面している道路を北に進みます。
そのまま進むとT字路の突き当りを右へ曲がり、西尾サイクルという小さなバイク屋さんの前を通りすぎると道路を横切ったあとは道なりに進んでいくだけです、
途中からぐっと上り坂になってきますので足腰に自信のない方はできれば手助けしてもらえる同行者の方にサポートしてもらえる計画を立てましょう。
山の頂上まで登りきるとそこが梅まつりのメイン会場になりますがその場所にたどりつくまでは休憩できるようなベンチや腰をかけるところはありません。
なおこの山の入り口にたどり付いたとたんに路面の状況もかなり悪くなり凸凹していますので足場のよくないところでも軽快に歩くことができるシューズでお出かけになることをおすすめします。
もちろん車いすで梅まつりまで向かうという方は日ごろから何らかのトレーニングや競技スポーツをされているような方でないとまず自力で梅まつり会場まで辿りつくことはできません。
ですので体力的に問題のある方は必ず車いすを押してくださるような介助者さん同伴で梅観覧にいらしてください。
けっこうな坂道がダラダラと続きますので介助者の方の体力も必要であることも付け加えておきます。
城陽市梅まつりに自家用車(マイカー)で行く場合の駐車場と周辺の道路事情
クルマで城陽市梅まつりにお越しになる場合は城陽市近隣まで到着した後は国道24号線あるいは国道307号線から府道70号線に入り青谷に向かいます。
最寄りの高速道路のインターは新名神高速道路が連結する京奈和自動車道の城陽インターか田辺西インターのどちらかとなるでしょう。
京奈和自動車道の田辺西インターからお越しになる場合は307号線を東方面に進み森田石油がある青谷橋交差点を左折し府道70号線に入ります。
先ほど多賀口バス停から徒歩で青谷梅林への移動でご紹介した道がこの府道70号線となり24号線に平行して配置された裏道のような存在です。
大久保バイパスあるいは城陽インターから青谷に向かう場合は新24号線を宇治方向の東へ進み高架道路から右折し府道70号線に入ることができます。
繰り返しになりますが、この府道70号線は道幅は狭い割に交通量も意外と多いので運転にはくれぐれもも注意してください。
特に運転に注意するポイントが2箇所存在します。
まずは大久保バイパスを経由して24号線を越え青谷梅林を目指し70号線を進んでくる場合だと西城陽中学校の曲がり角が複雑なT字路になっていて道幅も狭く対向車とのすれ違いが難しいポイントです。
カーブミラーを確認しながらゆっくりとクルマを操作してください。
次に307号線から北に向かって青谷梅林を目指す場合には西尾サイクルさんというバイク屋さんの角から道幅が極端に狭い緩やかなカーブになっている場所があります。
この場所はクルマの対向が出来ないほど狭い道幅になっています。
ですから307号線から進入して来る場合はこの西尾サイクルさんに向かうまでの箇所で臨時駐車場にお止めになった方が安全です。
青谷小学校を過ぎた辺りに有料臨時駐車場が見えてきますので利用できる状態であればお止めになると良いでしょう。
しかし臨時駐車場の収容台数もそれほど潤沢ではありません。
クルマで訪れたけれど駐車場も確保できずに慣れない道で交通事故をおこしてしまっては楽しいハズの梅まつりも台無しです。
できれば電車やバスをご利用してのお越しをお願いいたします。
重ねて申し上げますがたとえ車でご来場頂いたとしても山頂の梅まつり会場までクルマで向かうことは叶いません。
梅まつり会場に向かう経路途中に案内係りの方がいらっしゃいますのでクルマはストップがかけられます。
青谷梅林梅まつりのバリアフリー情報
実際に車椅子の立場で城陽市青谷梅林梅まつりに来場した経験からバリアフリーの状況をお伝えします。
◇車いすトイレについて
残念ながら車椅子で利用できるトイレは青谷梅まつりには存在しません。
したがってオムツをあてて来場されるか男性であれば装着タイプの集尿器の利用が必要です。
健常者さんが利用するトイレの数じたいもそれほど多くはありません。
あくまで仮設トイレであることを前提として考えてください。
山城青谷駅からゆっくりと歩けば20分以上はかかり途中にトイレもありません。
ですので駅を出るときにトイレを済ませておかれると良いでしょう。
駅構内には車椅子トイレもなくエレベーターもありません。
奈良方面の電車には車椅子で乗車することも可能ですが京都方面の電車に乗るためには階段の登り降りして反対側のプラットホームに移動しなければなりません。
結論として京都方面の電車に車椅子で乗ることは出来ません。
駅に隣接する青谷コミセンの建物の2階に車椅子トイレがあり、エレベーターの設置があり利用できます。
梅まつり会場とそこに向かう路面は整備されていない地面なので車椅子の通行は優しいものではありません。
しかし一旦会場についてしまえばのどかな風景と梅の花をゆっくりと鑑賞できます。
◇ワンコ同伴について
毎年柴犬を連れて梅まつりを満喫しています。
城陽市の観光協会に問い合わせて犬連れが可能か確認を取ってはいませんが堂々と連れて行って咎められた経験はありません。
ですので犬の同伴は全く問題ないと考えて良いでしょう。
しかしわんちゃんがウンチをしたときの回収袋の用意と持ち帰りは絶対に抜かりの無いようにしています。
青谷梅林【梅まつり】会場でのすごし方と楽しみ方
青谷梅林の梅まつりの魅了は梅の花を鑑賞することはもちろんですがぼくの楽しみは山頂での食事です。
梅まつり会場には地元の婦人会さんや飲食店さんが用意されているおでんやカレーライスおまんじゅうなどたくさんの食べ物の販売があります。
梅まつりに毎年訪れてお寿司などをこの場所で買って食べるのがとても楽しみにしています。
もちろんお弁当を用意されている来場者さんもおられます。
販売コーナーの前はちょうど休憩スペースになっていて腰を下ろせる長イスが用意されています。
皆さんここで食事を摂っています。
地元の有志の方々が美味しい物をたくさん用意してくださってます。
◇出し物と注意事項
メイン会場では踊りやコンサートなどのイベントが企画されています。日程が合えばお団子などの振る舞いもありますので狙いを定めて訪問されてみてはいかがでしょうか?
◇山頂のため防寒対策も忘れずに
梅まつりの会場はちょっとした小高い山を登ったところで開催されてますので曇り空などの天候の時は寒さを感じる時もあります。
暖をとる事ができる場所もありませんし、もし小雨が降ってきても雨宿りできる軒先もありません。
天候と気温変化に対応できるようにフード付きの上着や折りたたみ傘などのご準備をお忘れなく。
青谷梅林の梅まつり周辺情報と城陽のおススメのスポット
梅まつり会場でもお土産としても地元特産品などの物品販売がありますがもしお時間があれば城陽のおみやげとしてお店まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
城陽で有名なお店を一部ですがご紹介します。
蔵元の城陽酒造
毎年春には蔵開きを開催されている城陽酒造さんは山城青谷駅のすぐそばに立地する酒造会社です。
日本酒は兵庫県が特産の山田錦を使った数々の清酒はもちろんのこと、青谷の梅を使った梅酒も名物です。
松屋さん
山城青谷駅から一駅離れた長池駅前に立地する歴史ある和菓子屋さんです。
雑誌やメディアにも取り上げられている芋ようかんは城陽にサツマイモを持ち込んだとされる島利兵衛さんとの逸話を持った一品です。
京漬物の市休八木
こちらのお漬け物屋さん市休八木さんもJR奈良線の山城青谷駅からわずか歩いて数分に位置するお店です。
京都を代表するしば漬けはもちろんのこと青谷特産の梅だけを使った梅干しを購入することができます。
温泉
お車でもしお越しであれば307号線を東に向かうと一休温泉で温泉が楽しめます。
入浴料金は安くは有りませんが青谷梅林で歩き疲れたあとの温泉は格別でしょう。
残念ながら車椅子での入浴は厳しいとの情報を得ています。
立位と歩行が可能でなけれご利用は叶いません。
もし車椅子をご利用の身障者さんの境遇で冷えた身体を温泉で温めて帰りたいとお考えであれば小一時間ほどクルマを走らせた163号線の笠置町に天然わかさぎ温泉笠置いこいの館が利用できます。
ここなら車椅子の利用者であっても問題ありません。
車椅子用トイレも完備されているバリアフリーの温泉施設です。
ただし重度の障害をお持ちの方が入浴できるようなリフトなどの設備はありませんので基本的には自分の身の周りのことをご自身で対処できる方であれば問題ないでしょう。
入浴料金もお手頃で大人1名が800円です。
青谷梅林【梅まつり】の情報まとめ!ポイントのおさらい
いかがだったでしょうか?
バリアフリーの情報がいささかクドかったようでしたら申し訳ありません。
ダラダラと取り留めない文章だったようなのでもう一度ポイントをまとめておきます。
最寄りの駅とバス停から青谷梅林のメイン会場へは20分ほどの徒歩移動となります。
府道70号線を過ぎて山へ向かう道筋は勾配がついた坂道が山頂まで続きます。
山頂までの道のり途中に休憩ポイントは存在しません。
車でお越しになっても車両は梅林まで入ることは出来ません。
有料の臨時駐車場は存在しますが収容台数に余裕はありません。
道幅の狭い府道70号線はクルマの離合が難しいポイントが存在します。
山頂の梅まつりメイン会場にはバリアフリートイレはありません。
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