背中のしびれ軽減を目的に自費診療整体を受けた結果と保険内治療のデメリット

今回の記事は自費診療の整体施術を約一か月間、合計11回受けた成果と印象をまとめおきます。

鍼灸院での保険治療を受けながらも改善しなかった背中のしびれが自費診療の整体施術で快方に向かった体験です。

施術を受けた体験者は脊髄損傷者といういささかレアなケースではありますが長年悩まされた不調の対応方法として自費診療の必要性とメリットを本文で言及します。

脊髄損傷者が整体施術を受けた成果

今回自費診療の整体施術を受けたことでどんな成果が得られたのかを箇条書きでまとめてみます。

自費診療施術で得られた成果
  • 背中左半身のしびれが緩和された
  • しびれが軽減したことで眠れるようになった
  • 就寝中の疲労感が軽減し起床がラクになった

ざっくりとまとめてみるとこのような成果です。

治療費はかかりましたが思い切って自費診療を受けて本当に良かったです。

今回の施術にかかるお金をためらって整体診療を先延ばしにしていたら症状は改善しないままだったと思われます。

しびれの原因と自費診療の施術内容は?

施術内容と不調の原因について触れておきます。

まず背中のしびれをもたらしていた原因(要因)について説明します。

背中のしびれが発生した要因
  • 脊髄の圧迫骨折の影響から背骨の変形とゆがみが発生していた
  • 脊髄損傷による体幹機能障害によって腹筋と背筋が機能しない状態だった
  • 体幹機能障害のため背中に負荷がかかり筋肉がつねに緊張していた
  • 車いす人生は長く36年が経過
  • 過去に受けた褥瘡手術で右仙骨が削られ座位バランスが不安定な状況にあった

このような下半身不随の障害を持つ脊髄損傷者ゆえの背景があり背中のしびれを生んでいたと想定されます。

  • 整体師さんの見解と施術内容

施術を受けた整体院の院長先生の見立てでは体幹の効かない上半身のバランスを取るために背中の筋肉が常に緊張しているとの見解でした。

長年の筋肉の緊張がついには背中の左肩甲骨あたりにコブを作りだしてしまってます。

つねに緊張状態にある背中が筋肉の深い部分を圧迫していることがしびれの要因と判断されストレッチと肩甲骨はがしを中心に背中の脇部分をほぐしていくことで症状の改善を目指すとの施術提案でした。

もちろん施術は自費診療となり単発での施術代は6000円を超える料金設定でした。

10回は診させて欲しいとの提案だったのでお得な回数券を購入しても支払いは4万円です。

初回のリーズナブルなお試し整体で先生のお人柄と施術方針を確認できたので思い切って自費診療を受けてみることにしました。

たしかに4万円は安くない金額でしたが朝起きるのもツライほどの疲労感にまいってたのです。

じつはこちらの施術所に通うまで、毎週鍼灸院で施術を受けてきましたが全く改善が見込めなかったことも大きな理由です。

脊髄損傷の生活は長く症状も慢性化していると思ってたので症状の改善は見込めないのではと諦めていました。

そんな状況もあり整体院での施術にかけてみることにしました。

通院を始めてからはガッツリと週2のペースで施術を受けた結果、しだいに症状は快方に向かい眠れないほどのしびれは軽減しています。
 
現時点でしびれの症状そのものは完全になくなってはいませんが就寝中の疲労感で起床がしんどいほどの不調は改善しました。

結果的に自費診療での整体施術は正解だったと考えていますし、いろいろと考えを深めた良い機会になりました。

自費診療整体の必要性とメリット

患者側の視点で自費診療整体の必要性とメリットを今回の体験から考えてみます。

自費診療整体の必要性とメリット
  • 慢性的と諦めていた身体の不調は施術次第で軽減できると分かった
  • 自費ゆえに施術者の技術と自信に期待できた
  • 機械をムダにしたくないと考えるようになりケアも怠らない日々となった

このような印象が得られました。

ただ当初、自費診療での整体施術だから絶対に治してもらえるとは考えてなかったです。

期待はしていたけど慢性化しているしムリかもなー・・・そんな心境でした。

さらにぼくの身体障害がやはりそんなにメジャーではないので施術者側の経験値と知識で対応できないこともしばしばあるからです。

施術者の経験と得意分野が患者さんの症状が合致すると良い結果が得られるでしょう。

しかしぼくのように障害からくる症状が一般的に想像しにくいケースだったりすると施術者といえども経験と知識がなければ施術方針が出てこないと思われます。

逆に言うと自分に必要な施術を引き出すために身体の状態をしっかり把握して伝える必要があると思います。

今回は施術者さんとしっかりコミュニケーションを取った上で有効な施術方針を提案していただけました。

鍼灸院で保険内診療を受けていた結果とデメリット

自費診療での施術を今回体験するまでずいぶんと長い期間(10年ぐらい)鍼灸院で保険内治療を受けてきました。

身体の不調は慢性化していると思ってたので鍼灸院で治せるレベルではないと受け止めてました。

そして鍼灸院サイドも症状を改善できるとは思ってなかったハズです。

つまりお互いに「保険内治療だからこんなもん・・・」と捉えてたと思います。

僕自身も良くなかったんです「本気で治したいと」伝えきれてなかった。

もっと残念なことは施術者側から「不調を軽減する有料施術をやらないか?」とのオファーも無かった。

なので今回の経験から学習したことは治療方法を提案してくれる施術所を探すべきだと思いました。

もちろん初診から高額な自費診療はチャレンジできないケースもあるでしょう。

たとえば初回は保険内治療でも良いと思います。

でも症状が深刻だったり慢性化しているケースなら施術者サイドから症状軽減に向けてなんらかのオファーがあっても良いと思うのです。

その上で信頼できる提案が出てくれば体を預けても良いでしょう。

注意したいのは整体院のやりたいことを押し付けてくるケースです。

こちらは素人なので専門家の提案が自分にマッチしているかどうかの判断が難しいところです。

ある程度先生の話に耳を傾けて良い結果が得られなければ見切りも必要です。

もちろん自己管理と日ごろのケアも重要なので自分でできるところはしっかりと対応するべきと思ってます。

いまの身体の状態に対してどんなケアが必要でどんな結果を得られるのかをちゃんと説明できる施術者さんや治療院さんを選択しましょう。

クドいようですが自力対応のケアも重要です。

自費診療が終了してからはフォームローラーとトレーニングチューブを活用してストレッチを継続する日々です。

フォームローラーとプッシュアップバーが脊損にもたらすメリット【コチコチふくらはぎを改善】

トレーニングチューブはストレッチにも活用できますし、関節トレーニングとしてインナーマッスルをケアできます。

最近は肩関節へのインナーマッスルトレーニングを始めてから車いすからベッドへ移乗するときの肩の痛みが緩和してきました。

施術所と自力対応のケアで症状軽減を目指したいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

オートバイ事故で脊髄損傷の障害を負うことになり車いす生活を送っています。 車いすの生活は2020年現在で34年目を迎えました。 このブログはぼくの車いす人生のなかで全力で取り組んできた経験や出来事をまとめています。 どうぞよろしくお願いいたします。 プロフィールページで触れていますがぼくはギターや音楽にも長年親しんできました。 ゴリゴリの昭和世代のためにいまでもレコードプレーヤーで音楽を聴いていますが音楽関連のガジェットにも興味があり気にいったアイテムをブログでレビューしています。 30年間の脊損人生でチャレンジしてきたことをこのブログでお伝えできればと思っています。 >>>プロフィールはこちら