【更新情報】このページは2018年12月18日に加筆しています。
この記事ではUQモバイルのSIMカードを使った経験をもとに特徴やメリット・デメリットついて解説しています。
また下記のような情報を求めている方にも役立つ内容をまとめています。
- 格安SIMがどんな通信スペックなのか知りたい。
- 格安スマホの導入に不安がある。
- UQモバイルの通信速度に不安があり契約をためらっている。
- 格安SIMを使って通信費節約に役立てて見たい。
それでは本題です。
ぼくはフリマサイトから購入したワイマックス端末でネット通信させるためにUQmobileからデータ通信プランのSIMカードを契約し一定の期間ですが利用してきました。
実は格安シムは今回取り上げるUQモバイル以外にもいくつかのサービスを契約してきましたのでそれぞれの会社ごとにメリット・デメリットが存在することも見えてきました。
その中でもUQmobileはスペック的にもなかなか優れたポテンシャルを持っているのはもちろんですが、他社にはない15日間の無料お試しサービスを提供されていることも見過ごせません。
ユーザーにとって特に気になる通信環境を無料お試しを利用することで現在使っているスマホ端末との相性や電波状態をチェックできます。
けれど格安シムを契約する上で一番のネックは初期ネットワーク設定の問題です。
ドコモやソフトバンク、auなどの大手携帯ショップでの契約なら全て店舗側で設定は完了されますから、我々ユーザーは端末をすぐに使うことができます。
しかしUQモバイルではユーザー側で設定を完了させなければ電話もネット接続もできないのです。
僕も格安シムを利用するまでは不安でした。
でもガイドブックや公式サイトのサポートページで手順マニュアルが用意され徹底的に不安を排除する仕組みができています。
そこで今回の記事ではUQモバイルを実際に使ってみたユーザーとして設定方法にまつわる不安やメリット・デメリット、特徴などにフォーカスしてみたいと思います。
それではよろしくお願いいたします。
先にUQモバイルを詳しく知りたい方はこちらから公式サイトにアクセスできます。
>>>auネットワークで月々980円(税抜)~!【UQモバイル】
下記の記事でUQモバイルの設定方法や通信スペックなど関連する情報をまとめています。
【関連記事】マイネオ・UQモバイルのデータ通信プランとSpeed Wi-Fi HOME L01の使い方!プロファイル初期設定について解説!
UQモバイルとは?
UQモバイルはKDDIグループ企業のUQコミュニケーションズが行う格安スマホ・SIMサービスです。
またUQmobileをはじめとした格安SIMを提供する事業者はMVNOとも呼ばれています。
このMVNO事業者は大手の通信企業が持つ通信回線を借受けることで成り立っています。
回線元とMVNO事業者の関係性
例えば同じMVNO事業者のマイネオも格安SIMを提供するサービスですが、運営している企業母体は関西電力グループのケイオプティコムが事業を行っています。
この場合マイネオはKDDIにお金を払って通信網を借りる立場にあります。
つまり外部企業のマイネオは電波あるいは通信設備を間借りしている企業に過ぎません。
しかしUQモバイルの場合はKDDIと企業母体が同じUQコミュニケーションズが運営していてマイネオとは全く立場が違います。
要するにUQモバイルはKDDIのサブブランドの立場でメインブランド【au】と同じ回線を使うことができるのが大きなメリットです。
UQモバイルの評判と口コミは?
UQモバイルの口コミや評判などをネットユーザーさんからの口コミをチェックしてみました。
ほとんどが好印象の口コミですが、中には悪い印象を示す評価も確認できました。
UQモバイルのクチコミ評価(著作権の観点から文意を変えずに紹介しています。)
速度制限が使い始めて2日目にかけられる。この状態でニュースサイトを閲覧できる程度で画像掲載の多い通販サイトは読み込み速度も遅く使い物になりませんでした。
このユーザーさんは通信容量を利用2日目にして全て使い切ってしまったようです。
容量を使い切っても速度が遅いとはいえネット通信できるのは逆にメリットになるのではないでしょうか?
(UQモバイルでは契約分のデータ容量を使い切った場合でも300Kbpsのスピードで通信が可能になっています。)
使用する端末とUQモバイルとの対応バンドが合っていなかったので電波が届かないことが多かった。
こちらのユーザーさんはおそらく動作対応機種をチェックせずにUQを使用されたのでしょう。
格安SIMを使う場合の注意事項として対応バンドを確認する意味で動作対応端末であるかチェックする必要があります。
2つの評価はあくまでユーザーさんの確認不足が原因であると考えられますからUQ側の責任ではない印象を持ちます。
UQモバイルを実際に使った印象
そこでぼくが実際にUQモバイルのSIMカードを利用したユーザーとして感想を述べたいと思います。
ぼくの使用環境ではUQモバイルの回線がネットに繋がらなかったという体験はありません。
もちろん多くのスマホユーザーが集中して利用するいわゆるピークタイムでもその傾向を感じたことはありません。
あくまでぼくの使用環境でのUQモバイルの通信スペックを下記の記事で評価しています。
【関連記事】格安SIM3社の比較レビューまとめ!ビッグローブ・UQモバイル・マイネオそれぞれの通信速度を評価してみました!
関連記事を覗きに行くのが面倒だという方の為にカンタンに内容をまとめておきます。
- アマゾンプライムビデオの視聴品質
- YOUTUBE(ユーチューブ)
- アマゾンファイアtvスティックを液晶テレビに装着した視聴条件
- スピードテスト測定
アマゾンプライムの動画をパソコンで視聴したときに映像の読み込みが遅くなったりの不具合はなく快適に楽しめる状態でした。
youtubeについても問題はなく気持ちよく映像は流れます
シャープ製液晶テレビにアマゾンファイアTVスティックから再生したアマゾンプライムビデオ作品でも問題は見られません。
3社の格安SIMの通信速度をグーグルスピードテストツールを主に合計3つの測定ツールで評価したところUQモバイルがこの中で最も良い数値を残しています。
テストの数値ではダウンロードが. 12.5Mbps、アップロードでは4.93Mbpsの結果です。
測定結果の内容にはHD動画のストリーミングを処理できるとあります。
結論としてはUQモバイル公式アナウンスの225Mbpsのスペックでビデオオンデマンドの利用を含めたネット利用でまったく問題はありません。
UQモバイルのメリット・デメリットを評価
UQモバイルを使ってみて感じたメリットをまとめておきます。
- データ繰り越し機能。
- 節約モードとターボ機能の切り替え。
- 月単位でプラン変更ができる(手数料無料)。
- iPhoneを含めた多彩な端末を選べる(新規契約・MNP)。
- 無料通話が付いている(5分かけ放題or60分通話)。
「通話プランでの仕組みとメリット」
メリットについて補足説明いたします。
データ繰り越し機能と節約モードの切り替え
格安シムはパケット通信容量を限定的にすることで料金の安さを打ち出しているのが特徴と言えます。
しかし逆をいえば余裕のない通信契約プランになっているのでパケット容量の使い過ぎに注意が必要になってくることです。
けれどそんな制約がある状態でスマホを利用するのはストレスを感じますよね?
でもUQモバイルではそんなストレスを感じないようにデータの繰り越し機能でたっぷりネット通信ができるように対応されています。
つまり3ギガの最低容量を利用する環境でデータ繰り越しすればたっぷり6ギガの通信ができる計算になります。
さらに通信モードをデータ消費を抑える節約モードに切り替えることで少ない通信容量を温存できる仕組みになっています。
パケット容量が不足するようなら通信容量に余裕のあるプランに変更することも可能です。
SIMカード自体を再発行する訳ではないのでプラン変更は無料です。
iPhoneを含めた多彩な端末
セキュリティ面でも評価されているアイフォーンはやはり魅力的なスマホ端末です。
じっさいぼくもiPhone5と6モデルを使い続けて6年ほど経過しましたが、アップルのクラウドサービス「iCloud」で端末の情報をすべてバックアップできる機能は便利としか言いようがありません。
iCloudにバックアップさえとっておけば新しい端末に機種変更した時でもすぐにデータやアプリなど全ての情報を移行することができます。
そんな便利なアイフォーンは最新型が必要かというとそうでもありません。
あくまで僕の印象ですが、iPhoneXS MAXなどの新機種はややオーバースペック気味で電話とネット検索、ライン通信だけの利用環境なら最新スペックは必要ありません。
仮にいまぼくが使っているアイフォーン6であっても現役で十分に活用できます。
実はこの現役の旧型アイフォン6は、つい先日アップルの交換プログラムでバッテリーを半額料金で新品にして頂き、まだまだ活用するつもりです。
そんなiPhoneで現在オススメしたい旧型モデルがiPhone6sやアイフォーン7といった3〜4世代まえの端末です。
UQmobileではアイフォーン6sとセブン、iPhoneSEをシムカードとセットで契約が可能です。
(iPhone7は2018年12月20日から発売開始。)
もちろんアイフォン以外のアンドロイド端末をUQmobileで購入することもできます。
UQモバイルからは現在、中国とアメリカ、カナダを中心にメディアを騒がせているファーウェイ製のスマートフォンもUQmobileでラインナップされています。
ニュースが伝える内容ではHUAWEI(ファーウェイ)は端末に不要なポートやバックドアを仕組み、情報を抜き出していると報道されていてセキュリティ面で危惧されています。
(2018年12月17日現在の情報です)
もしスマホは持ちたいけどこんな情報漏えいリスクがありそうなメーカーの端末はちょっとな・・・という印象をお持ちならやっぱりアイフォーンが安心できるのではないでしょうか?
5分かけ放題or60分の無料通話サービス
他社の格安SIM/スマホでは有料オプションサービスとなるかけ放題と無料通話サービスがUQmobileでは基本料金内で利用できるのはご存知でしょうか?
この無料通話サービスには2種類の契約プランによって利用方法が変わります。
- おしゃべりプラン
- ぴったりプラン
5分までなら回数無制限で通話が無料です。
料金コースごとに無料通話分の設定時間が変わります、例えばデータ容量が3ギガの月額¥1,980で利用できるプランSは60分間の無料通話が可能です。
UQモバイルのデメリット
つぎにUQmobileで感じたデメリットをまとめておきます。
- 無料で最長2年間利用できる「増量オプション」の対象データ容量は、毎月契約者自身でチャージする必要がある。
- 初期設定を自身で対応しなければならない。
デメリットについて補足説明です。
増量オプションの対象データのチャージ作業
増量オプションの加入で、例えばSプランなら3ギガまで利用可能になります。
しかしデータのチャージ自体を自身で行う必要があります。
作業そのものは専用アプリからチャージを行うだけで特別に難しい事ではありません。
デメリットといえるほどの内容ではありませんがひと手間が発生します。
増量オプションについては月額¥500となりますが値引きにより結果的に無料です。
初期設定とサポート体制
格安SIM・スマホの最大のカベはAPN・ネットワーク設定と呼ばれる初期設定作業ではないでしょうか?
格安SIMである以上、この作業は自身で対応しなければなりません。
とは言え全くサポートが存在しない訳ではありませんし、公式ページにも設定についてのマニュアルが用意されてます。
もちろんiPhoneやアンドロイド端末ごとにネットワーク・APN設定の解説ページに沿って設定できるようになっています。
それでも不安を持つユーザーさんのためにメールと電話での相談窓口がありますから体制としては不足はありません。
有料オプションになりますがUQあんしんパックでサポートを活用することも可能です。
UQモバイルのコスパ評価
UQモバイルのデータ通信プランを契約したユーザーとしてコスパ評価したいと思います。
UQmobileは無料通話サービスと最低通信容量の3ギガが使えるSプランなら初月から13か月までの期間は月額¥1,980での利用ですが、14か月以降は¥2,980の料金となることに注意が必要です。
この条件で2年間の基本料合計が58,520円となりますので月割りで平均すれば月額¥2,438です。
この基本料金額で無料通話とデータ繰り越し機能が使えるサービスとしてはコスパに優れていると評価できるのではないでしょうか?
もちろん月額¥2,438の数字には端末代金は含めていません。
仮に12月20日よりUQモバイルから販売予定のiPhone7を購入したとして端末分割代金¥1,944が支払合計にプラスされます。
少し世代が古とはいえアップルがエントリーモデルとして位置付けているアイフォン7を利用端末に選んでも約¥4,000ほどの支払いとなりますから大手の携帯ショップの契約より月額費用を抑えた形になります。
しかも関連記事でレビューしたようにau回線を利用した通信スペックは快適なものです。
この通信評価についてはぼくがデータ通信プランの利用で実証しています。
回線が混雑するピークタイムでも全く問題ないことを付け加えておきます。
UQモバイル評価まとめ!
実際に回線を利用してきたユーザーの視点でUQmobileを評価してきましたが、いかがでしたか?
最後にまとめとしてメリットとデメリットのポイントをおさらいしておきます。
特徴
- 通信費を大幅にカットできる
- 動画視聴も快適な通信スペックと速度
- iPhoneも端末にラインナップ
- データ繰り越し機能でたっぷりの通信容量
- 格安SIMが初めての初心者ユーザーにも安心のサポート体制
デメリット
- ネットワーク・APN初期設定が必要
キャリアメールについてもUQmobile専用のEメールアドレスが利用できますので大手携帯ショップのスマホと同じような使い方ができるのでUQモバイルを選ぶことでデメリットは存在しません。
しいて上げるとすれば初期設定だけの問題です。
まずはサポートサービスの内容をチェックしてみて自身で対応できそうか検討されてみてはいかがでしょうか?
きっとそれほど不安に感じることではないと考えていただけると思います。
UQモバイルのサポート内容はこちらからチェックできます。
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