【更新情報】2020年6月6日
このページではau系の通信回線を運用する格安SIMサービス(MVNO)のマイネオ・UQモバイルのデータ通信プランを使った自宅のネット環境の構築について解説します。
この記事を確認してもらうことで次の情報が得られます。
- ワイマックスSpeedWi-FiHOMEL01と格安SIMを使ったネット環境の構築方法
- 格安SIM【マイネオ】データー通信プランでのプロファイル設定方法
- 格安SIM【UQモバイル】データー通信プランでのプロファイル設定方法
- 格安SIMの魅力とメリット
au系格安SIMを使ったネット環境の構築に役立てていただける内容です。
ではよろしくお願いいたします。
ではまずWiMAXホームルーター【Speed Wi-Fi HOME L01】と格安SIMの組み合わせを考えた理由からお伝えします。
格安SIMでネット環境を構築したいと考えた理由は財源捻出
僕の家では柴犬を飼っています。
大事な家族である犬のためにペット保険に加入しようと考えましたが、問題は財源の捻出です。
そこで犬のペット保険の加入の財源確保のために自宅で契約するネット光回線の月額料金を安くできないかと考えました。
現在契約する光回線が光電話も含めた料金体系となっていて月額5000円~5500円といったところです。
光回線の乗り換えも視野に入れながら思いついた方法が格安SIMのデーター通信プランの活用です。
格安SIMでは各社3ギガ~30ギガほどの通信プランを用意しています。
この通信プランをうまく活用すれば光回線に依存しなくても済むのではと考えました。
その上で通信料金を抑えることができればペット保険の財源確保の目的が達成できます。
こんな理由が格安SIMと【Speed Wi-Fi HOME L01】を活用する背景です。
ワイマックス端末の入手方法と活用する格安SIM
今回の導入実験には自宅用のネット回線を想定するのでホームルーター端末「Speed Wi-Fi HOME L01」を活用しました。
ホームルーターはメルカリで購入しました。
フリマサイトでもアマゾンでも中古端末が出回っているのでカンタンに入手することができます。
利用する回線はワイマックスの経営母体が携帯会社のauを運営する【KDDI】であることからau回線をラインナップする格安SIMサービスのマイネオと【UQモバイル】を使用することを考えました。
マイネオとUQモバイルについては実証結果を下記の記事でまとめています。
【関連記事】>>マイネオの通信速度とメリットデメリットを評価!倹約が叶う素晴らしさを伝えたい
【関連記事】>>UQモバイルのメリット・デメリットを徹底評価!通信スペックを実証レビューしています!
ワイマックスホームルーターL01と格安SIMの設定方法
まず今回のワイマックスホームルーターと格安シムを使ったネット環境の設定方法の流れをカンタンにまとめておきます。
- 契約したシムカードをホームルーターに取り付け
- ホームルーターSpeed Wi-Fi HOME L01とデバイス(パソコンなど)をWi-Fi接続する
- Speed Wi-Fi HOME L01のプロファイル設定画面にログインする
- 契約した格安SIMのプロファイル情報を入力
- ハイスピードエリアモードなどの細かな設定
では具体的な作業に入っていきましょう。
ワイマックスSpeedWi-FiHOMEL01にsimカードを装着
契約したSIMカードをワイマックスホームルーターL01に装着いたします。
シムの装着は端末の裏面から行います。
データSIMの差し込み方向が決まっています。
僕が購入したスピードワイファイホームL01の写真をもとに説明します。
端末のパスワードなどの情報が記載された部分を上向きにした方向に機器を持つとシムカードの電極部分が情報記載側面の方向になります。
シム差し込み蓋を開けると情報記載面を同じく上向きに見た場合に小さな穴が左側にくるのでSIMカードの段差面を左側に向けるとちょうど電極面が上になるでしょう。
方向が間違いないことを確認しシムカードを「カチッ」とした感触が得られるところまで押し込み蓋を閉めます。
このあと電源アダプターのプラグを端末に装着します。
Speed Wi-Fi HOME L01端末本体には電源スイッチはありません。
「Speed Wi-Fi HOME L01」をデバイス(パソコンなど)にネットワーク接続する
Speed Wi-Fi HOME L01のWi-Fi電波をパソコンと接続いたします。
端末の裏側に接続するための情報が記載されていますのでメモします。
メモする内容は暗号キーと詳細設定画面URLアドレス。
それに初回ログインIDとパスワードです。
これらの情報がお見せした写真のように端末底面部に記載されているハズです。
いいですか?しっかりメモできました?!
ワイマックスホームルーターとデバイスをWi-Fi接続
SpeedWi-FiHOMEL01にシムカードをセットし端末をコンセントに繋げます。
通信状態を示すLEDインジケーターなどの点灯状態が安定したタイミングでネットワーク接続させるデバイス(スマホ・タブレットなど)とWi-Fi接続します。
この作業はスマートフォンよりも可能であればパソコンなどの画面が大きく入力作業がやりやすい機器が適していると感じます。
パソコンの方がコピペもカンタンです。
では作業の説明に戻ります。
パソコンあるいはiPhoneのワイファイ設定画面にアクセスしSpeed Wi-Fi HOME L01のSSIDが表示されているかチェックします。
もしこの時点で端末のSSIDが表示されてなければワイファイ通信の電波が飛んでいないことになります。
ヤフオクで落札した中古端末などであれば故障か不良品であることが考えられます。
無事にSSIDを確認できましたらメモしておいた初期ログインパスワードをデバイスに打ち込み接続します。
しかしこの時点ではインターネットに接続できません。
格安シムのプロファイル情報を入力しネット接続の作業を行います。
ワイマックスホームルーターのプロファイル設定
無事にルーター端末とパソコンがワイファイ接続を完了できれば次はインターネットに接続するためのプロファイルを作成します。
先ほどのメモから記載した詳細設定アドレスが初期設定とプロファイルを作成するURLとなります。
このスピードWi-Fiホーム設定URL(http://speedwifi.home)をグーグルクロームなどの検索エンジンのプラウザに打ち込みアクセスします。
ログイン画面が表示されますのでIDと初期ログインパスワードを入力いたします。
ログインのIDはadmin。
パスワードは記載されている初回ログインパスワード情報を入力。
無事にログインできました?
つぎはプロファイル作成です。
ちなみにこちらのプロファイルは契約したデータSIMの会社ごとに設定情報が決まっています。
ユーザーさまがご契約の通信会社の情報に従ってプロファイルを作成することになります。
simカードを契約するとSIMカード本体とセットアップの方法を記載したガイドブックが送付されてきます。
その情報と指示に従ってプロファイル情報を入力をすることになります。
しかしペーパー媒体から情報をパソコン画面でちまちまとキーボードで入力ってめんどくさいです。
今回掲載するプロファイル情報をコピペで入力してもらえたらと思います。
それではUQモバイルとマイネオでのプロファイル情報を解説していきます。
UQモバイルのプロファイル情報
ではまずUQモバイルからプロファイル情報を記載します。
なおプロファイルはAPN設定とも表現されることがあります。
- APN名、アクセスポイント名
- APN、APN設定
- Password、パスワード
- 認証タイプ、PPP認証タイプ、暗号タイプ
- APNプロトコル
uqmobile.jp
uqmobile.jp
-
ID、ユーザーID、ユーザー名
uq@uqmobile.jp
uq
CHAP
IPv4v6、IPv4/IPv6
マイネオのプロファイル情報
つづきましてmineo(マイネオ)のネットワーク設定・プロファイルです。
- プロファイル名
- APN(接続先情報)
- ユーザー名
- パスワード
- 認証タイプ
- IPタイプ
任意
mineo.jp
mineo@k-opti.com
mineo
CHAP
IPv4
さて無事にプロファイル情報を入力し接続状態になっていれば問題なしです。
マイネオとUQモバイルのハイスピードエリアモード
本来なら有料オプションとなるハイスピードエリアモード通信ですが、今回取り上げたマイネオ・UQモバイルではなんと無料でこの通信モードが利用できてしまいます。
ワイマックスでのハイスピードエリアモードでの利用は本来、月額千円ほど発生する別途オプションサービスです。
(ワイマックスプロバイダごとに条件が異なり無料で提供する会社も存在します。)
しかもこのハイスピードモードの利用にはデメリットも存在し制約もかかってきます。
そんな正規ワイマックスでは利用制限が存在するハイスピードエリアモードがマイネオ・UQモバイルでは制約なく無料で利用できたりします。
ただ最初は格安シムを契約したばかりでまだ請求が来てないだけかもしれないと考えていました。
しかしマイネオを契約してもう6ヶ月以上経過していますがやはりハイスピードエリアモードでの請求はありません。
念のためにマイネオを契約した時に利用できるマイページでオプション変更という手続きページをじっくりと確認しましたがやはりハイスピードエリアモードへのオプション加入方法は見当たりません。
つまり料金自体が発生する仕組みが存在しないのです。
これはもしかしたら「悪用厳禁?」のような情報かと思いました。
でも残念ながらハイスピードエリアモードに設定したところで通信速度がズバ抜けて早くなるワケではありませんでした。
なので結論的にはハイスピードエリアモードでの利用設定は可能だが、実質そのハイスペックで利用できているのかは怪しいという印象です。
要するに設定を変えてもあまりメリットはないです。
けれどハイスピードエリアモードにとりあえず設定しておきたいとも思いますよね?
設定そのものはいたってカンタンです。
プロファイル情報を入力する画面にログインすると接続タブからハイスピードエリアモードへの切り替え画面に進み変更するだけで完了です。
格安SIM導入のメリット
複雑そうに思える格安シムの開通設定ですが、実際にやって見るとそれほど難しい内容ではありません。
開通設定のポイントをまとめておきます。
- ルーター端末に記載されている情報を確認
- プロファイル作成と格安SIMの情報
・ID
・初期ログインパスワード
・SSID
・暗号キー(プロファイル設定後はこちらのキーがパスワードとなる)
・APN(接続先情報)
・ユーザー名
・パスワード
上記の項目を拾い出し、契約した格安シムの情報をプロファイル入力画面に入力し設定は完了となります。
今回解説した内容はワイマックスホームルーター「Speed Wi-Fi HOME L01」を使った初期設定と手順になりますが、スマートフォンでも基本的な流れは同じです。
アイフォーンであればプロファイルそのものを端末にインストールできるので設定もカンタンにできるようになっています。
近頃のスマホの月額料金はどんどん高額化してきているので、マイネオやUQモバイルで格安スマホにしてしまえば「携帯料金を安くしたい・・・」という悩みを解決できます。
まとめ!結論的には格安SIMを自宅ネット回線に活用は難しい
さて結論としてマイネオとUQモバイルの回線を使った自宅ネット環境の検討は断念しました。
通信品質そのものは快適で問題ありません。
しかし一番の問題は通信容量です。
なぜなら自宅で僕とお嫁ちゃんの二人でネットを利用するとマイネオの20ギガのプランでも足りなくなるからです。
UQモバイルはデーター無制限プランを拠りどころに導入を考えていましたが、データー無制限の通信スペックが500kbpsとなっているので動画視聴には不向きです。
【関連記事】>>格安SIMのデーター通信プランとワイマックス製ホームルーターSpeed Wi-Fi HOME L01で構築する自宅ネット環境の結果!
失敗はしましたが格安SIMをゴリゴリに使いこなした実感があります。
マイネオとUQモバイルどちらが使いやすい?
ただ格安SIMとして今回取り上げたマイネオとUQモバイルの2つを使ってみた印象から活用しやすいのはマイネオです。
なぜならマイネオでは通信容量が段階的に設定され6つの料金プランが存在します。
一方のUQモバイルでは3段階のみの設定です。
通信速度では若干UQモバイルの方が良い印象です。
ですがマイネオでも混雑する時間帯で通信制限が発生するなどの不具合はありません。
ぜひ通信環境の構築にマイネオとUQモバイルを役立てていただければと思います。
【関連記事】>>マイネオの通信速度とメリットデメリットを評価!倹約が叶う素晴らしさを伝えたい
【関連記事】>>UQモバイルのメリット・デメリットを徹底評価!通信スペックを実証レビューしています!
犬のペット保険加入の財源確保を目的にワイマックスホームルーターと格安SIMの組み合わせを検討し全力で導入実験を行いました。
その結果自宅のネット環境で活用するには容量不足と料金面での問題があり正式導入は断念しました。
現在、格安SIMはOCNモバイルONEを契約し全力でiPhone7に活用しています。
格安スマホのおかげでペット保険にも無事加入しています。
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