新型コロナウイルスの感染を予防するために車いすを使うぼくの立場で注意していることをここでまとめます。
すでにテレビやネット記事で流されている二次・三次情報を取り上げる意味はないのであくまで個人レベルで取り組んでいる内容としてお読みください。
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脊髄損傷の新型コロナウイルス感染予防
新型コロナウイルスの感染予防としてぼくが注意しているのはやはり手洗いです。
ウイルスが付着した手で顔や口を触ることで感染リスクが高まると報告されています。
このような見解を参考に手洗いができていない手で自分の顔を触ったりすることは危険だと認識しています。
しかし脊髄損傷のような車いすを使う人間にとって一般の健常者よりも手洗いに注意したい理由があります。
その理由は車いすで移動するためには必ず手を使わなければならないからです。
想定する状況は次のような場面です。
- エレベーターのボタンを手で押す
- トイレで便座に移乗するためには手すりを掴まなければならない
- ボタンや手すりを触った手で車いすの車輪(ハンドリム)を掴む
- ハンドリムを掴んだ手で車いすのフレームを掴む
このような状況があり、何かを触った手で車いすのハンドリムあるいはフレームを掴むことになります。
ですからせっかく手洗いしてもハンドリムが不潔だと意味がないのです。
さて問題はこうした状況に対処する方法です。
ぼくが対処している方法を紹介します。
- エレベーターは指の腹部分では押さない
- ハンドリムとフレームを清潔にする
- 家に入る直前に手をアルコールで消毒する
- 玄関で外用と家用の車いすに乗り換える
- 小まめに自動車のハンドルや手動装置などの車内をアルコールで消毒する
- アイフォーンの画面と本体をこまめにアルコール消毒する
完璧かどうかは分かりませんが、自分の身の回りで対策している内容です。
ではそのほかにコロナウイルス感染防止に役立つと思ったスマホ決済を取り上げます。
キャッシュレス決済とアップルペイが感染リスクを軽減
消費税が10%に増税されたタイミングで経済産業省から展開されたポイント還元事業のメリットを受けようとアップルペイを導入しました。
しかしいまコロナウイルスの影響とリスクに現金を介在しないキャッシュレス決済は感染リスクを軽減できると思います。
現金なら店員さんとのお釣りのやりとりが発生します。
でもクレジットカードあるいはスマホ決済を利用できるようにしておけば店員さんとの濃厚接触も避けることができます。
小銭を受け取るために手が触れたりすることもありません。
お金に媒介したウイルスや菌が手に触れることもありません。
支払いもオペレーションもスムーズです。
ポイント還元事業のメリットを受けるためにアイフォン6からiPhone7へと端末を買い替えて準備したぼくですがいまこんなにコロナウイルスが蔓延することになりキャッシュレスに対応して本当に良かったと思ってます。
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クレジットカードでも十分な対応ですが、店舗によっては店員さんにクレジットカードを手渡すこともあります。
できれば全ての店舗でスマホ決済やバーコード決済ができるようになればもっとリスク軽減できるのになあと思うところです。
尿路感染の予防
コロナウイルスが蔓延している状況は脊損にとって厄介です。
なぜなら排泄障害の影響で尿路感染に伴う発熱を引き起こすからです。
このような不安に対して厚生省からだされたガイドラインを参考にできます。
ガイドラインでは4日以上の発熱があった場合は保健所に連絡して指示を仰ぐとの内容がありました。
ぼくも気になったのでおそらく尿路感染だろうとの症状で発熱があった場合に受診しても良いのかかかりつけの泌尿器科で担当医師に確認してみました。
医師からの返答は尿路感染と判断できる状況なら普段どうり受診してかまわないとの見解です。
まずは受付に電話して受診が可能か確認して欲しいとのことでした。
コロナ関連で病院サイドもピリピリしているので発熱がある場合、スンナリと受診の対応をしてくれるか不安も抱きます。
そこでできるだけ尿路感染がおきないように普段の生活に注意したいところです。
ではぼくが尿路感染を防ぐために気をつけていることをまとめておきます。
尿路感染の予防対策
- 水分を摂りおしっこを出すようにする
- 尿閉に注意する
- 手を洗ってからカテーテルで導尿する
- 日ごろから体を冷やさないようにする
個人的にこのような対処で尿路感染の予防を心がけています。
なかでも水分摂取にはドクダミ茶を役立てています。
身体を冷やしてしまうと免疫力も落ちます。
つまり体温が下がってしまうことで尿路感染も起きやすいとぼくは認識しています。
そこで体温を上げて免疫力を高めておくために鍼灸院で鍼とお灸のケアを受けています。
下半身を冷やさないように車いすに座っているときはひざのうえに湯たんぽおいています。
情報への接し方も注意
いまテレビをつけてもスマホを開いても話題とニュースはコロナウイルスに関連することばかりです。
正直言ってうんざりしています。
なかには有益な情報もあるので全部無視するワケにはいかないのです。
でもほとんどの番組がわーわー言ってるだけで中身がなかったりします。
そんなのいちいち付き合ってたら神経が持たないです。
そこで行政がアナウンスしている情報にだけ目を通すようにしています。
先日コミュニケーションツールの【LINE】から厚生労働省のコロナウイルスに関するアンケートが届きました。
このアンケートに返答することで住所のある行政からコロナウイルスに関する情報が届くようになります。
フェイスブックからも新型コロナウイルス情報センターにアクセスできるようになっています。
情報をちゃんと精査した組織から得た方法で感染予防の対策を行いたいと思います。
今回は以上です。
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