【アスペルガー症候群の特徴】社会や職場でいじめの標的とならないために

これまで出会ってきたちょっと変わってて面倒くさい人達。

人の神経をピリつかせたり自分中心に物事を考える傾向や自慢話が絶えない…

こんなちょっとイタくて空気が読めない、あるいは人間関係で摩擦を抱える人達は少し特殊で何らかの障害を持ってるのでは?

この様な傾向を持つ状況をアスペルガー症候群と呼ばれ大人の発達障害として認識されていると知ります。

じつは以前付き合いのあった知人がこのような傾向を持つ性格だったゆえに職場でいじめに遭い逃げるように退職しました。

自閉スペクトラム症傾向にある人間が職場イジメに遭い退職!彼はどう行動すべきだったのか?

このような傾向を持った場合社会や職場でいじめの標的とならないように対処する方法はあるのかあるいは当事者さまと人間関係がある場合の処世術を検討したいと思います。

でなはまずアスペルガー症候群について整理しておきます。

アスペルガー症候群とは?

ではアスペルガー症候群についてざっくりと確認しておきます。

知的レベルに異常がある訳ではない。

もちろん計算や学力、IQなどは正常な結果を示す。

他者や人間関係の中でコミュニケーションが上手くいかず、摩擦や衝突が発生しやすい。

会話や言葉の深い意味が理解しにくく、皮肉が通じない。

急な予定変更に対応できず一つのことに固執する傾向がある。

などなど。

このような傾向があるとされていますが、良く言えば人間らしい特徴を持っているとも言えます。

アスペルガー症候群は知的障害を同時に持つ場合には自閉症スペクトラムとされていますが名称統一されASDと認識されているようです。

もちろん当事者さまとしてはいわゆる生きづらさを抱えることと想像します。

しかし大事なのは家庭や会社、それぞれの現場の中でアスペ傾向を持つ人と関わりがある、あるいはその当事者さまが人間関係の衝突を避けながら円満に社会生活を送っていく事であると思います。

むやみに敵を作りかねないアスペルガー症候群の弊害

アスペルガー症候群の傾向を持つ人は時に作らなくても良い敵を作ってしまう傾向があるようです。

冒頭で触れた知人男性もこのような傾向を持っていました。

その性格ゆえにいじめに遭ったのではと想像しています。

本人は敵を作るつもりも、相手を刺激するつもりは無いのですが結果的に喧嘩をふっかける様な言動をしている場面があるようです。

例えばアドバイスや助言を受けてるのにいつの間にかその提案に対して批判的な反応を取ったりします。

この場面で模範解答的に「では一度検討してみます」と社交辞令的に対処する事が出来ない様です。

こうした結果、良かれと思ってアドバイスをしている方もいい加減に呆れてしまい最後には「ではご自由に」と距離を置くことになります。

もし相手が悪ければ面倒な事態となるでしょう。

余計な一言で関係を悪くしてしまってもやはり自分の何が悪いのか自覚は持てないようでした。

本人はその自分の行為や言動が相手にどう受け止められているかまで考えていません。

あくまで言いたい事を言ってるまでで、その事で自分がどんな処遇を受けるのか計算が出来ません。

こうした背景と傾向によって標的にされてしまいます。

その結果、精神的に追い詰められうつ病や人間関係が原因で退職に追い込まれます。

(あくまで個人的に付き合いがあった知人男性の結論です)

要するにパワハラですね。

本人にある程度自覚があるか無いかと言う点で社会生活の対応の仕方が変わってくると思います。

自覚を持って対処する

人間なんだものとは良く言ったもので、そもそも皆んな何かしら性格面でややっこしい部分を抱えて生きているものです。

聖人君子のように在りたいのが理想ではありますが中々そうもいかないのも人間です。

ですから大なり小なり程度の差こそあれアスペルガー症候群的な要因を皆んな秘めていると考えます。

例えば料理では辛いモノが好みとかあるでしょう。

しかし極端な激辛料理を強要されると付き合いにくくなります。

ほどほどに辛い程度だと問題ないハズです。

そのあたりのバランスが崩壊すると摩擦が生じます。

なので自分の性格傾向を客観視できればある程度対処も可能になってくるのではと考えます。

もちろん客観視できるまでにメタメタにやられることもあるでしょう。

けれど経験が学習となり失敗を減らすこともできるでしょう。

ある程度キツイ事態に遭遇しているなら自分がムキになりやすいことや暴走する行動パターンを把握できるのではと想像します。

ここでASDの自覚を脊髄損傷身体障害を抱える立場で障害の受け止め方について考えてみます。

例えばオートバイ事故で下半身不随となりおしっこもうんちの感覚もなくなったぼくの人生でいうなら抱えてしまった障害を受け入れなければリハビリも進まないし車いすの人生に希望も持てないです。

障害を負ってしまった当初はどうしても健常者だったころの考え方を捨てきれず障害を負った人生を比較し悲観します。

悲観してばかりだと気持ちを切り替えて前向きに行動していこうとすることもありません。

ずっとどうどうめぐりで悪い方へ思考が偏ります。

失ったモノとどう向き合うか?障害を負った経験から語ってみたい

つまりここ身体でやっていくんだとなかなか覚悟が決められなかったです。

ようするに自分を受け止めるということでしょうか。

問題は違いますがASDの傾向であることを受け止める必要があると考えます。

自身を理解したうえで対応方法を考えていくことができるのではと思うのです。

書籍などでASDの傾向を知識として把握する方法も可能でしょう。

カウンセリングを受けてみることも可能でしょう。

把握することができればASDや発達障害の症状を持ちながら就職を目指す就労支援サポートも利用できます。

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障害を負った人間の選択肢

たとえば車いす人生を送るぼくの立場で仮にハローワークで求人を探したとしても車いすで就労可能な事業所はなかなか探し当てることはできません。

車いす用トイレの設置やエレベーターなどの設備投資の問題が発生し敬遠されるからです。

ただ2022年の現在ではインターネットの恩恵とコロナ禍での影響により在宅ワークなども一般化しています。

こうした追い風を背景になんらかの資格や特技を持ちあまり人間関係を介在しない職業を獲得する方法も可能です。

なのでASD傾向にある人が人間関係でめためたにやられたとしてもこうした方向に舵を切るというのもアリではないでしょうか。

ちょっと極端ではありますがFXや仮想通貨の投機トレードで稼いでいくという選択肢もあります。

さすがに仮想通貨なんかの投機でいきなり生活費を稼いでいくのはムリがあるし極端すぎます。

実際ぼくもFX、株式投資、日経平均先物取引に手を出してせっせと少ない資金を増やそうと考えてトレードをやってますが増えては減っての繰り返しです。

最近はちょっとさすがに自分の無能さを知りつつありつみたてNISAに切り替えた方が無難なのではと思い始めてます。

ただトレードに挑戦は無謀かもですがリアルの職場以外にも選択肢がある環境になっているのは間違いないですよね。

ASD傾向の症状を持っていたのか?と知ることができれば前進につながるのではないでしょうか。

まとめ!開き直りも大切

ちょっと面倒クサいなと思われてしまうのも確かなASD的な要素ではあります。

けれどそんな人たちの魅力はある意味本音で発言してくれるところではないでしょうか?

けれどもASD傾向があるかどうか別にしてめんどくさいことをワーワー言いたがるやっかいな方々も社会に存在することも確かです。

酷い言い方をするならば口汚いおじさんや、やたらと人の揚げ足を取りたがる面々です。

こうしためんどくさい人間が上司や年上の存在となった場合はかなり厄介な問となります。

こんな傾向にある人を対応する側の対処方法としては関わらない放置するという選択があっても良いと思ってます。

正直な気持ちを言うといちいち付き合ってられないですし適当に相手してやり過ごすだけです。

傾向を持つ側も接する側も良い意味で過剰な人間関係を求めないという開きなおりも必要なんじゃないでしょうか。

社会はやたらと対話だ協調だ調和だといいますがその結果で衝突が生まれたりするワケです。

コミュニケーションを求め過ぎる社会と人間関係も異常だし気持ち悪いと思ってます。

個人的には孤独を受け入れるし、めんどくさいのと付き合うなら孤独であっても良いと考えてます。

結論としては暴走しないための性格傾向を掴みつつ開きなおりと接点を断つ覚悟も必要だと考えます。

宇宙レベルで人間の存在を考えてみる【嫌われる勇気の読了】

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ABOUTこの記事をかいた人

オートバイ事故で脊髄損傷の障害を負うことになり車いす生活を送っています。 車いすの生活は2020年現在で34年目を迎えました。 このブログはぼくの車いす人生のなかで全力で取り組んできた経験や出来事をまとめています。 どうぞよろしくお願いいたします。 プロフィールページで触れていますがぼくはギターや音楽にも長年親しんできました。 ゴリゴリの昭和世代のためにいまでもレコードプレーヤーで音楽を聴いていますが音楽関連のガジェットにも興味があり気にいったアイテムをブログでレビューしています。 30年間の脊損人生でチャレンジしてきたことをこのブログでお伝えできればと思っています。 >>>プロフィールはこちら