下肢障害者向け手動装置のニコドライブを使ってみた利便性とデメリットをお伝えします。

脊髄損傷による下肢障害があるぼくは運転免許を取ってから現在までフロアに固定するタイプのフジコン製手動装置を取り付けてきました。

しかし最近になってから脱着式の手動装置のニコドライブを知ることになり、フジコンを取り付けたホンダNーBOXからスズキソリオへの乗り換えにこの装置を選びました。

自動車を運転し始めてかれこれ30年あまり、初めて所有したクルマは平成元年に6年落ちで購入したトヨタクレスタスーパールーセントでした。

(歳がバレます)

このクレスタ君は色々なところにぼくを連れていってくれました。

脊髄損傷になって初めて付き合った女の子とのドライブに使ったのもクレスタくんですし。

ぼくの1回目のお嫁さんになる人とのデートにも活躍してくれのがクレスタくんだったのです。

平成元年にクレスタくんを乗り始めた僕にとって今回、令和元年となったタイミングで構造が新しくなった手動装置を取り付けることになったのもなにやら意味があることのように勝手にとらえています。

固定式の手動運転装置に慣れ親しんだ自分にとってもニコドライブへの切り替えはある意味チャレンジでした。

もちろん低価格の魅力に惹かれたのも大きな理由です。

しかし使ってみなければ本当の使い勝手は分からないと今回改めて感じました。

従来の取付け工程が必要なフロア固定型の手動操作と比較して、ニコドライブにどんなメリットや特徴があるのか個人的見解として手動運転装置のご検討に役立てて頂ければと思います。

ニコドライブは手動装置に革命をもたらした!

ニコドライブは 2013年頃に登場したこれまでの身障者用運転装置とは全く違う構造を持つハンドコントロール製品という印象で、ユーザーによる取り付けが可能な障がい者用運転装置です。

価格も大改革の設定で従来の手動装置の20万円以上も必要となる価格に対して10万円台で購入することが出来るのです。

ニコドライブの手動装置は従来とは大幅に仕組みが違う設計構造のおかげで専門業者によるクルマへの加工取付けを排除し10万円台での価格を実現しています。

車の乗り換えの度に高価な費用がかかる手動装置の設置はアタマの痛い(財布が痛い)問題でしたが、ニコドライブの登場によって解放されることになるのです。

ぼくはこれまでクルマに装着してきた手動装置の総額は余裕で150万円を超えるでしょう。

たとえば7年前に購入したホンダN-BOXのフジコン製手動装置の費用には24万円ほどかかった記憶があります。

記憶がじつは曖昧でもしかしたらもっと費用がかかったかもしれません。

知らない人がこの金額を聞くとなんでそんな高い装置を取りつける必要があるの?もっと安い装置や会社を選べば良いだけでしょう?

そんな風に思われるかもしれませんね。

でもこの金額が一般的な費用で手動装置にはこれぐらいかかって当然だったのです。

自治体での助成申請を利用したとしても14万円は自己資金を準備する必要があります。

もし障害がなければこの14万円はオプションなどの取り付けなど有効な使い方が可能になります。

ですが手動装置はクルマを売却する際ほとんどのケースでは不用になりタダのゴミです。

新規で取り付ける場合にはアメリカ製のエレキギターが余裕で買えるほどの金額なのに。

(たとえばフェンダーの現行モデルならテレキャスターアメリカンオリジナルとかがこの価格帯です)

(乗り換えのたびに20万円以上する高価なギターを捨てているのと同じ行為をしていると思うのは間違った考えですか?)

そう考えるとニコドライブの登場はまさに革命です。

長生きしてて良かったと思う瞬間でした。

さてニコドライブは脱着式のハンドコントロール(手動装置)として基本的にはユーザー側で車に装置を取付けます。

汎用性のある設計で従来の手動装置の制限を取り払ったニコドライブの貢献度はかなり大きなものです。

操作はこれまでのフロア固定式手動装置と同じようにグリップを前方に押すことでブレーキがかかり、引く操作でアクセルになります。

ニコドライブの特徴とメリット

ではニコドライブの手動装置について特徴などをまとめます。

  • クルマに加工が必要なく、ユーザー側で取り外しができる様な設計と構造になっている。
  • 自治体と福祉事務所で支給される助成金費用の範囲で購入できる。
  • 手動装置を取り付けたクルマに加工が不要となるため適正価格での下取りが可能になる。

このようなニコドライブのコンセプトは下肢障害を持つ人の移動格差を無くす事を目標とされています。

ニコドライブの特徴から得られる利点

  • 従来の固定式手動装置なら車検時には車が利用できない場合があったがニコドライブなら取り外して代車に装着することも可能になる。
  • 長時間・長距離のロングドライブを回避して公共交通機関で目的地に到着後レンタカーを利用することも可能になる。
  • 下肢に障害を持った障害者だけでなく健常者さまが一時的な脚の怪我で通常の運転ができない場合でも役立つ。
  • 車に加工取り付けが不要なので適正価格での下取りが期待出来る。

ニコドライブを選択することでこのようなメリットが得られるとHPで伝えられています。

ぼくはニコドライブを購入したユーザーのひとりとして次のようなメリットがあると感じました。

  • 期間が短いクルマの乗り換えが発生した場合でも新たに手動装置を購入することを回避できる可能性がある。
  • 自動車への専門業者による取り付け作業が不要となるので納車までの期間が短くなる。
  • ほぼ助成金の範囲内で手動装置を購入できるので車の購入資金をオプション品などの費用に充てることが出来る。

脊髄損傷などの下肢障害を持った場合、自動車は必要不可欠な物です。

けれど車両に取り付ける手動装置は20万円以上もする高価な費用がかかり車両の購入と維持費も当然発生します。

でも脱着が可能なニコドライブの存在のおかげで何百万円もの費用が掛かるクルマそのものを所有する必要もなくなるのです。

自動車を利用したいときだけタイムズのレンタカーを使うようなライフスタイルも不可能ではなくなりました。

下肢障害者の移動と生活利便性を高めたニコドライブの登場はスゴイことだと思います。

ニコドライブの購入方法

ニコドライブ手動装置の購入は電話注文あるいはインターネットからの購入です。

購入については分割払いも対応されています。

クレジットカードでの購入も可能となっているので最短の条件なら2日〜3日で手に入れることも可能です。

もし健常者さまが急きょ足を悪くされて、しかもクルマの運転が必要というかなり切羽詰まった状態をパパッとクレジットカードで決済を済ませることでキャンセルできない予定をニコドライブが実現することとなります。

障害者手帳をお持ちの場合で助成申請が可能となる障害等級なら手動装置が付いている条件で自動車を購入することで自治体・福祉事務所への手続きが可能になります。

ぼくの場合は自動車の見積もりに手動装置を含む形で書類を作成し申請を行いクルマ屋さんからの注文で装置を購入して対応しました。

ニコドライブの取り付けは本当に簡単?5分でできる?

ニコドライブのハンドコントロール取り付けはを工具を使うことなくねじ式の締め付け部品でブレーキとアクセルペダルを金具部品で挟み込むように装着します。

カタログやホームページでの解説はわずか5分程度での取り付けが可能となってます。

この点に関してユーザーとしての意見を述べさせていただくと車種によっては簡単に5分で取り付けできるのだろうとの見解を持っています。

つまり車種や状況によっては神経質なアプローチが必要となるケースもあるという印象です。

なぜならぼくがニコドライブを装着したスズキソリオには事前に適合するかの問い合わせを行い、取り付け可能という見解をもらいながらもとても簡単に取り付けできるという印象でなかったからです。

結果的には工夫することで対応し問題は解決していますが、ニコドライブの取り付けには慣れと微妙なコツがあることも理解することになりました。

この要因はニコドライブのハンドコントロールの本体は汎用性のある設計になっていて従来の手動装置のような車種を限定した構造になっていません。

つまり自由度のある寸法設計にしておくことである程度の車種に取り付けできるように考えているからです。

その結果、装着を予定する車両のペダルの位置関係に合わせて取り付け金具を締め付ける場所とポイントを微妙に調整し探る必要があります。

金具の位置次第ではブレーキをかける動作をしているのにアクセルペダルを踏む動作になる超恐ろしい体験をすることにもなります。

なので車両次第で容易にスンナリ取り付けることができる場合もあるし、微妙に位置を探りながらアクセルとブレーキが干渉しない【ここ!】というポイントを見つけだす場合もあるでしょう。

容易に想像していただけるかと思いますが自動車はいくつかのメーカーがあり沢山の車種が存在し、それぞれにペダル形状や寸法と構造の違いがあります。

なのでこれらの仕様の違いを汎用性のある設計思想にはしているもののすべての条件の違いをカバーすることは困難だと言えます。

ホームページの取り付け車種実績一覧の中にも装着不可となっている車種が存在していることもこういった理由です。

ニコドライブは緩んでこない?運転中に外れない?

ニコドライブの取り付けは1本のロッドに対して2つの固定部品で締め付ける構造になっているので余程のゆるゆる状態で装着していない限り運転中に装置が外れたりというアクシデントはまず発生しないのではと思います。

けれど絶対に緩まないのか?という質問なら答えは「緩みます」となります。

なぜならニコドライブの取り付けじたいはがっちりと工具で締め付けるような構造ではなく、あくまで素手で部品を締め込むだけの方法になっているからです。

そのため時折ゆるんでいないかチェックする必要があります。

ゆるんでくる理由はおそらくペダルの裏側を挟み込む金属プレートに滑り止めとしての役割りの厚みがある塩ビチューブが装着されているのが原因の一つだと考えています。

樹脂性の分厚いゴムの上から金具で締め付けるので指のチカラもそれなりに必要です。

季節による気温差でも感触は全然変わるのではないでしょうか?

設計者ではないぼくの勝手な意見ですがこの塩ビチューブが滑り止めとしての機能を果たしているのかは甚だ疑問です。

厚みのあるチューブのせいでかっちりと締め込み感が得られるポイントまでプラスチック製の部品を回すのがあまり作業性の良い行為ではない印象だからです。

つまり分厚く硬いゴムのせいでタイトな締め込み感とタッチが得られないのです。

その結果、締めたはずなのにまた締め付けネジが緩んでいるというケースも見られます。

もう少し検討の余地があるところかなと感じます。

上肢麻痺でニコドライブを取り付けできない場合は?

頸椎損傷者さんなど上肢に障害が有って自分で取り付けできない場合はニコドライブ公式ページから問い合わせることで対応して頂けるようです。

でもご自分で装着したり取り外しが出来ないような状況の方がニコドライブを選択するのは良く考える必要があるのではと購入したユーザーとして見解を持ちます。

その理由は緩まない?の章でも見解を述べたとうり時折ゆるみがないか確認が必要だからです。

もし自分で締めることができない障害の場合は対応に困ることも想定されます。

仮にそんなトラブルを回避するために緩まないような構造のものを取り付けると車検の時が厄介になります。

車を自分以外の第三者に移動をお願いする時はニコドライブを取り外して置かなければならないからです。

こんな時にクルマ屋さんが対応してくれれば問題はありません。

しかしクルマ屋さんも責任を負いたくないので手動装置の脱着を拒否するケースをぼくは経験しました。

ボルト2本で固定しているだけの足ふみ式パーキングブレーキのレバーを取り付けるだけなのに業者に対応してもらってくださいとの回答を頂きました。

こんなケースもあるのでご自身での脱着が難しいのであれば手助けしてもらえる環境を準備しておく必要があります。

ニコドライブは返品できる?

ニコドライブのハンドコントロールは原則として返品には対応されていません。

しかし購入後の下取りには対応されているので従来の手動装置にはなかった配慮が障害を持つ人間にとってうれしい制度です。

下取り金額の条件としては購入からの期間で設定されています。

購入からの期間が早い段階で下取りを依頼すると条件の良い金額となっています。

ニコドライブの操作感は?違和感はない?

ずっと長い間フジコンの手動装置を使ってきたぼくにとってニコドライブのフィーリングはやや違和感を持つものでした。

当然ですよね車を運転するようになっておよそ30年間ずっとフロアに固定する同じ手動装置を使ってきたんですから。

もし最初からニコドライブでの運転なら怖さとか違和感は無かったでしょう。

機能性と操作安定感で比較するとニコドライブはやや劣る印象はやはり否めません。

でもニコドライブを取り付けたソリオを運転しはじめて2か月ほどが経ち今ではもう違和感はなくなり自然に運転ができています。

慣れの問題もありますし、ニコドライブの特性を理解して置く必要も大切だと感じました。

そのような意味でニコドライブとフロア固定式の手動装置とは明らかな構造上の違いがあります。

このため上半身の安定感に不安がある方はあらかじめニコドライブの運転操作を試してから購入を検討されたほうが良いのではと感じました。

フロアにがっちりと固定するフジドライブの手動装置では交差点やコーナリングの時に体が遠心力で傾かないように装置のレバーに体重を乗せて保持することが可能です。

しかしニコドライブはアクセルとブレーキペダルにアルミパイプが乗っかっているだけですから左手で握るレバーはハンドルからストラップで吊り下げている状態でプラプラしています。

なので体を支える構造として全く機能しないのでカーブでの上半身のふらつきに注意が必要です。

ぼくの条件では胸椎の7番8番の損傷なのであまり上体が良いほうだと思ってるのでやはりカーブでは遠心力で持っていかれるような感じがします。

なので上半身のふらつきに関してフロア固定式が絶対的な安心感があるのは間違いありません。

費用が安く抑えられるのもニコドライブの大きな利点ですが安全性も検討材料に含めておかれることをおすすめします。

こういった視点から少しでも不安を持たれているなら無料体験でチェックされておかれるのがよろしいかと思います。

ちなみにハンドルの真下で運転性のど真ん中に装置が存在するのもかなり物々しい雰囲気がありとてもスマートな見栄えではないことも書き添えておきます。

乗り降りの際には身動きの取れない両足のつま先が締め込み部品に接触しないよう注意する必要があります。

シューズのつま先が締め込み部品に当たり緩みが発生する可能性もあるからです。

ニコドライブの機能性とコストパフォーマンスは?

ニコドライブのコストパフォーマンスを評価してみたいと思います。

もちろんあくまで個人的な見解です。

本体金額だけで考えるとメインのハンドコントロール単体で税込価格¥108,000となります。

しかし足踏み式パーキングレバーが必要なら¥21,600が追加され合計金額は最低でも¥129,600になります。

金額だけで考えればぼくがこれまで利用してきたフジコンの手動装置に比べれば確かに費用は2分の1に抑えられます。

しかしニコドライブの機能はあくまでブレーキとアクセルの基本操作だけです。

ニコドライブの手動装置には残念ながらブレーキロック機能とホーンスイッチ、ウインカーなどの装備は付帯しません。

すでに述べていますけれど車種ごとに専用設計されている構造ではなく汎用的な利用用途になります。

一方のフジコンなどは車種ごとの専用設計と堅牢な構造部品で成り立っています。

材料費だけで考えると正直な感想としてこれが10万円かと思わなくもありません。量産体制を引いているならもうちょっと安くできるのでは?とも思います。

しかし研究費や開発費、量産体制および販売ルートの確保などでコストがかかっていることも推測できるので10万円の金額は仕方ないかなと思います。

仮にもし10万円以下の価格で設定された場合、自治体が「なんだ10万円も必要としないなら助成金を見直すことも考えないとな?となればニコドライブ以外の手動装置を希望するユーザーさんの不利益になってしまいます。

なので10万円台での金額設定は妥当な設定となりニコドライブをコスパで評価することよりも障害を持つ人に対しての社会貢献度として評価するべき商品だと考えます。

まとめ!ニコドライブの利便性を評価

ニコドライブのハンドコントロールのメリットとデメリットを最後にまとめてみます。

人の命を殺めてしまうことにもなる自動車に装着するものなのでクドイようですが重複しておさらいしておきます。

メリット

  • 専門業者によるクルマへの加工取付けを排除し10万円台での価格を実現しています。
  • 所有するクルマからニコドライブを取り外して旅行先でレンタカーに装着することも可能になる。
  • 健常者さまが一時的な脚の怪我で通常の運転ができない場合でも役立つ。
  • 装置の下取り対応によって資金を次の手動装置購入に補填出来る。

懸念とデメリット

  • アクセルの引き込みとブレーキが効くまでの遊びとストロークがかなりありタイトな運転操作には向かない。
  • 本当に5分で取り付けできるのかは車種によりけりでは?
  • ぼくが購入したスズキソリオのように車種によっては金具などで補完対策が必要となるケースもある
  • 様々な車種にはペダル形状や構造の違いがあるので予定している車種に対応可能なのかは取り付けて見ないことには正確な判断はできない。
  • 自分で装着したり取り外しが出来ないような状況の方がニコドライブの購入には十分な検討が必要だと思われる。
  • 素手で部品を締め込むだけの方法のため時折ゆるんでいないかチェックする必要がある
  • 分厚く硬いゴムのせいでタイトな締め込み感とタッチが得られず、緩みが起きやすい。
  • アクセルとブレーキペダルを金属部品で完全に覆ってしまい健常者の普通の運転操作ができない。
  • 車検やクルマの移動などで第3者さんが運転しなければならない場合は装置を外しておく必要があり面倒。
  • 健常者さんと交代でドライブを楽しむ場合、いちいちニコドライブを付けたり外したりの手間が発生する。
  • 自分で対応できないと誰かに脱着してもらう必要があり、責任問題の回避からクルマ屋さんあるいはディーラーさんの対応が期待できないケースもある。
  • 体を支える役割として全く期待できない構造の為、カーブでの上半身のふらつきに注意が必要です。
  • 上半身の安定に不安がある方はあらかじめ運転操作を試してから購入を検討されたほうが良いのではと感じました。
  • ステアリングと運転席のど真ん中に装置が見える、物々しい雰囲気のためにとてもスマートな見栄えではない
  • 乗り降りの際にはペダルを挟み込む金具とロッド、締め込み部品が身動きの取れない両足にあたりトランスファーの邪魔になる。
  • 左手で握るレバーの位置関係次第でカーブや交差点でのハンドル操作時に衣類の袖がレバーに引っかかりヒヤッとすることがある。
  • 手動装置にはブレーキロック機能がないため信号待ちの際、ずっとレバーを押し続けるかシフトをパーキングにチェンジしなければ手が自由にならない。
  • ブレーキロックを利用するにはレバーを長めに調整することで対応出来るがこの場合長袖の干渉とアクセル操作の引きしろに対応しなければならない。

ニコドライブの利便性

メリットとデメリットからニコドライブの利便性を考えてみたいと思います。

上記のメリットとデメリットから考えると個人的にはニコドライブはメインではなくサブとして旅行や車検対応時の為に保険的な考えで持って置くような存在が望ましいと感じました。

もちろん20万円以上の費用が必要だった装置がおよそ13万円に抑えられるのはかなりの貢献度でありがたいものです。

しかし懸念とデメリットでお伝えしたように犠牲にしているものも多く存在しています。

何よりも日々注意しているのは装置の緩みが一番神経を使うところです。

ぼくはスズキソリオに装着したニコドライブにもし緩みがあっても簡単に装置がペダルから外れたりしないように工夫した構造にしていますがそれでも恒久的な設置構造ではないため神経質にはなります。

ですが脱着式が強みであるニコドライブは機動性に優れたところが大きな利点だと思われます。

しかし装置を頻繁に脱着する必要性は日常生活でほとんどありませんし、レンタカーをそれほど利用しない生活環境だったりすると点検などで健常者の運転のたびに装置を外さなければならないストレスは利便性を損なう面として捉えることもできます。

そして上半身の安定にもニコドライブは機能しない面もあるので上体が悪い方には注意が必要です。

そんな危険を冒してまでニコドライブを選ぶ理由はありませんし事業所側もご納得のうえで購入していただきたいと考えているはずです。

個人的感想ではありますが実際にニコドライブを使ってみた印象としては以上となります。

機動性に優れた利用用途ならニコドライブのハンドコントロールは障害者のライフスタイルに変化をもたらしてくれるアイテムとして貢献度は計り知れない効果があります。

生活スタイルや障害の状況によって手動装置を選ぶことができるという環境になってきたという点ではニコドライブは選択肢のひとつとして評価できるのではと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人


京都府出身

1986年6月オートバイ事故で脊髄を損傷し下半身不随の障害者となる。
再びオートバイに乗りたい衝動を抑えられず手動装置でギヤチェンジとリヤブレーキを操作できるように改造したサイドカー付きカワサキエリミネーター250に乗り20年以上経過。
走り屋(死語)時代にケニーロバーツや片山敬済選手に憧れたオートバイレース世界GPの夢を車いすフェンシング世界選手権出場で叶えた。
40代を過ぎるまで産業機器生産の会社勤めだったがいつ死ぬのか分からない人生でこのまま社畜として人生終わるのかと思うといてもたってもいられなくなりやりたかった「自家焙煎珈琲の移動カフェ」を開業。
しかし焙煎機の盗難に遭いアルバイト生活に転落。 経済的不安を改善するためにネットビジネスと株式投資に取り組む。
「やりたい」と思ったことは実行に移さなければ気が済まない傾向を持つ。 ちなみに菊池桃子さん、鈴木京香さんと同い年の1968年生まれ。