スズキソリオとトヨタルーミーのエンジン性能比較をパワーウェイトレシオで評価!比較材料として昭和の名車もチェック

ホンダの軽自動車N-BOXからスズキ自動車のソリオに乗り換えて約1ヶ月ほど経ちましたが我が家にやってきたソリオくんは快適な走行性能で満足しています。

ソリオは軽自動車とほとんど変わらないサイズでありながら室内も広く、エンジンパワーも余裕で高速道路の追い越し車線ではちょっと頑張る必要のあったN-BOXと比較すると運転のストレスは全く違います。

ちなみにこのソリオクラスの車両としては他社メーカにも存在し、ダイハツがトヨタ(TOYOTA)とスバル自動車(SUBARU)へOEMとして展開するトール(THOR)が存在します。

ダイハツのトールはトヨタ向けにルーミー(ROOMY)とタンク(TANK)を供給し、スバルはジャスティとした車名で展開しています。

それぞれ外観と基本スペックに大きな違いはありません。

ソリオを展開するスズキ自動車は三菱自動車へデリカD2をOEM供給しています。

ちなみに僕は、ルーミーやタンクなどには目もくれずソリオ一択で車両購入を検討しました。

もちろんこの選択は満足の行くものでエヌボックスから比較すると排気量は2倍となる1200ccエンジンは十分なパワーで大満足です。

スズキソリオに大満足の僕はツイッターにソリオのレビューなどを投稿しているとクルマに関連するツイートなどが流れてきます。

その中にトヨタのタンクだかルーミーを購入したユーザーさんが非力なエンジン性能を嘆いておられる投稿を目にして正直「なんで?ソリオとそれほど違うはずはないだろう?」と思いました。

気になった僕はホームページで動力性能を調べてみると彼らのエンジンは1000ccなんですね。

でもよく確認してみるとターボ車両もラインナップされていますので動力性能としてはそんなに悪くない印象です。

対してソリオのエンジンスペックは1200ccを誇るもののターボ車両は存在しません。

だんだんと興味が湧いてきた僕はエンジンスペックの数値だけでは優劣を決定できないと思いスズキソリオとルーミーをパワーウェイトレシオの指標を使った比較結果を出してみました。

軽自動車よりも広い室内空間を活用しながらコンパクトな取り回しができるソリオやタンク、トールを検討される場合の参考に役立てていただきたたいと思います。

なおこの数値結果と比較はあくまで個人が主観的に行うことですので商品やメーカー、ユーザー様を侮辱するような意味でも意図ではなく個人的な見解を記述するものです。

さらにソリオやルーミー以外にも参考指標として個人的にこれまで乗ってきたオートバイや他社車両と歴史ある昭和の名車も指標に加え番外編として数値を上げています。

よろしければお付き合いください。

スズキソリオとトヨタルーミーのエンジンスペック比較

まずはソリオとルーミーのエンジンスペックを評価する為の数値を書き出してみます。

エンジンの出力を表す単位は馬力としての単位であるPSの数値をカタログからピックアップしています。

エンジンのスペックに影響を与える車両重量も重要な項目となります。

ガソリンタンクの容量もエンジン性能に左右しますのでピックアップしています。

◇スズキソリオ(SUZUKI SOLIO)

ソリオには3種類のパワーユニット方式が展開されていてフルハイブリット車、マイルドハイブリット車、ガソリンエンジン車というカテゴリーが存在します。

ではそれぞれのスペックを書き出します。

ソリオフルハイブリット車

  • 車両重量 990kg
  • 燃料タンク容量 32ℓ
  • エンジン出力 92馬力
  • モーター出力 13.6馬力

合計出力 105.6馬力

マイルドハイブリット車

  • 車両重量 950kg
  • 燃料タンク容量 32ℓ
  • エンジン出力 91馬力
  • モーター出力 3.1馬力

合計出力 94.1馬力

ガソリンエンジン車

  • 車両重量 930kg
  • 燃料タンク容量 32ℓ
  • エンジン出力 91馬力

◇トヨタルーミー(TOYOTA ROOMY)

ではソリオに続いてトヨタルーミーのエンジン性能を図る数値を書き出します。

冒頭でも前置きしましたが、ルーミーはダイハツから供給されるトール(THOR)のOEM車両です。

従ってこれらの兄弟車を代表してルーミーさんに登場していただいています。

ルーミーにはガソリンエンジンのみノンターボとターボ車エンジンでの2種展開になっています。

ターボ車

  • 車両重量 1370kg
  • 燃料タンク容量 36ℓ
  • エンジン出力 98馬力
ガソリン車

  • 車両重量 1350kg
  • 燃料タンク容量 36ℓ
  • エンジン出力 69馬力

カタログからピックアップしたエンジンの馬力性能から見るとスズキソリオのハイブリッド車が最も高いパワースペックです。

しかしルーミーのターボ車もそれほど悪くない数値です。

ではこれらのスペックと数値が走行性能にどれほどの影響を与えるのかパワーウェイトレシオという指標でチェックしてみます。

ソリオとルーミーのパワーウェイトレシオ比較

では数値比較に入る前にパワーウェイトレシオについて解説します。

◇パワーウェイトレシオとは?

パワーウェイトレシオはクルマやオートバイなどのエンジンパフォーマンスを示す際に使われる指標の一つです。

求め方は車両重量をエンジン出力数値で割る除算で表してます。

パワーウェイトレシオは数値の低い条件を評価する見方です。

つまり馬力を字のごとく一頭のお馬さんとして考えた場合に1馬力にかかる重量負担の数値として考えればイメージしやすいでしょう。

例えばお馬さん一頭で50キロの馬車を引っ張ればパワーウェイトレシオは50の数値です。

では二頭で同じ馬車を引いた場合にはパワーウェイトレシオは25となり効率良く、重量負担が減ることになります。

エンジン出力の優劣を見る場合には馬力以外にトルクと呼ばれる指標もありますが今回は馬力を採用したパワーウェイトレシオで評価してみます。

なお実際の走行と車両の利用にはガソリンの重量と人間の体重も発生します。

よってガソリンは1リットルを1キロと仮定しそれぞれの満タン容量を重量として加えます。

ドライバーの体重は70キロの運転手を加え計算を行いました。

これらの条件で求めた数値が次の結果です。

TOYOTAルーミーの結果

ターボ車

  • パワーウェイトレシオ結果 15.0

スペック

  • 車両重量 1370kg
  • 燃料タンク容量 36ℓ
  • エンジン出力 98馬力
  • ガソリン車

    • パワーウェイトレシオ結果 21.1

    スペック

  • 車両重量 1350kg
  • 燃料タンク容量 36ℓ
  • エンジン出力 69馬力
  • SUZUKIソリオの結果

    ソリオフルハイブリット車

    • パワーウェイトレシオ結果 11.86

    スペック

  • 車両重量 990kg
  • 燃料タンク容量 32ℓ
  • エンジン出力 92馬力
  • モーター出力 13.6馬力
  • 合計出力 105.6馬力
  • マイルドハイブリット車

    • パワーウェイトレシオ結果 11.17

    スペック

  • 車両重量 950kg
  • 燃料タンク容量 32ℓ
  • エンジン出力 91馬力
  • モーター出力 3.1馬力
  • 合計出力 94.1馬力
  • ガソリンエンジン車

    • パワーウェイトレシオ結果 11.34

    スペック

  • 車両重量 930kg
  • 燃料タンク容量 32ℓ
  • エンジン出力 91馬力
  • パワーウェイトレシオで表してみるとこのような結果が見えてきました。

    もしエンジン出力の効率で評価した検討をされる場合の参考材料として役立てて頂ければと思います。

    ではこれらの数値を客観的に評価するために番外編的にその他の車両をチェックしてみました。

    個人的に思い入れあるさまざまな車種で客観的評価

    ではソリオとルーミーが示したパワーウェイトレシオ効率を他車との比較で評価してみます。

    比較評価にピックアップするサンプル車両は下記のモデルです。

    ◇原付き車両

    スクーター ホンダトゥデイ

    スポーツバイク ヤマハDT50

    ◇オートバイ

    ワークスレーサー スズキRG500

    市販オートバイ スズキガンマ(Γ)250

    ◇軽自動車

    初代ライフ昭和47年ツインキャブモデル

    ホンダNBOX

    ◇コンパクトカー

    ダイハツシャレード最終型平成11年モデル

    では評価してみます。

    スクーター ホンダトゥデイ
    パワーウェイトレシオ結果 40.42

    スペック
    車両重量79kg
    燃料タンク容量4.6ℓ
    エンジン出力 3.8馬力

    スポーツバイク ヤマハDT50
    パワーウェイトレシオ結果 22.9

    スペック
    車両重量 87kg
    燃料タンク容量 8.2ℓ
    エンジン出力 7.2馬力

    オートバイ

    ワークスレーサー スズキ XR14(RG500) イギリス人ライダーバリーシーンが1976年世界選手権に優勝したモデル
    パワーウェイトレシオ結果 2.38

    スペック
    車両重量143kg
    燃料タンク容量 26ℓ
    (市販レーサーのTZ250が23だった事を参考に26に仮定)
    エンジン出力 114馬力
    排気量500cc

    市販オートバイ スズキガンマ(Γ)250
    パワーウェイトレシオ結果 4.84

    スペック
    車両重量 131kg
    燃料タンク容量 17ℓ
    エンジン出力 45馬力

    軽自動車

    初代ライフ昭和47年ツインキャブモデル
    パワーウェイトレシオ結果 16.4

    スペック
    車両重量 495kg
    燃料タンク容量 26ℓ
    エンジン出力 36馬力
    排気量 360cc

    ホンダNBOXノンターボモデル
    パワーウェイトレシオ結果 17.18

    車両重量 900kg
    燃料タンク容量 27ℓ
    エンジン出力 58馬力

    ホンダNBOXターボモデル
    パワーウェイトレシオ結果 15.73

    スペック
    車両重量 910kg
    燃料タンク容量 27ℓ
    エンジン出力 64馬力

    コンパクトカー

    ダイハツシャレード最終型平成11年モデル
    パワーウェイトレシオ結果  10.60

    スペック
    車両重量 850kg
    燃料タンク容量 45ℓ
    エンジン出力 91馬力
    排気量 1295cc

    まとめ

    いかがでしょうか?

    ガンマ250とオートバイレーサーが示すパワーウェイトレシオのぶっ飛びの数値はオートバイの瞬発力とスピード感を改めて感じさせます。

    しかし興味深い数値結果を表すのはスポーツバイクの原チャリDT50と初代ホンダライフ、ダイハツシャレードの数値ではないでしょうか?

    DT50は原チャリでありながら1000ccのエンジンを搭載するルーミーの21.1に迫る22.9の数値を叩き出しています。

    初代ライフは余裕の16.4を示し、シャレードに至ってはぶっちぎりの10.6です。

    それに対して現代の技術とテクノロジーを持ってしてもルーミーガソリン車の21,1の数値は非常に残念な結果だと思います。

    もちろんこの評価はあくまでパワーウェイトレシオだけの結果であって燃費性能や乗り心地、安全性能は評価していません。

    しかしクルマを運転する楽しさや面白さを評価するにあたってエンジン性能とスポーツドライブは自動車の魅力の一つだと思います。

    こうした魅力を感じさせないクルマ造りに移行してきているという一つの結果が見えたような気がするのですが、どのように感じられますか?

    もちろんファミリーカーとしての利用コンセプトにアクティビティなエンジン性能なんてそもそも不要だというのも理解できる考えであります。

    けれど加速感に魅力を感じないクルマにおよそ200万円もするような車両をつくるメーカーに対して若い人たちがクルマを持たないという背景がわかるような気がします。

    免許取ってすぐにクルマを買ってどこかに走りに行ったり、なんぼ出るかな(最高速)?とか誰が一番速いか?とかそんな事でワクワクする、もうそんな時代ではないとう事なんでしょうね。

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    オートバイ事故で脊髄を損傷し下半身不随の身体で50歳という年齢を迎えることができました。 交通事故で車いす人生を送ることになってしまいましたが30年間の中で色々とチャレンジしてきたことをこのブログでお伝えできればと思っています。 主なテーマはつぎのようなカテゴリーです。 ・障害や脊髄損傷に関すること ・オートバイとサイドカーに関すること ・エレキギターに関すること ・柴犬に関すること ・その他 取り留めない内容をお届けするかと思いますが、よろしくお願いいたします。