Radikoでインターネット放送を聴いていると渋ーいスライドギターの音色と70年代前後のサザンロックのテイストがプンプンと臭う音楽が流れてきました。
早速聴いている番組のホームページへアクセスし曲名とバンド名などの情報を調べてみるとTEDESCHI TRUCKS BAND(テデスキトラックスバンド)の曲だと知りました。
このバンド名を聴いてニヤッとしたあなたはおそらくかなりのエレキギター・ブルースロック愛好家さまではないでしょうか?
ちなみに今回ぼくはラヂオから流れる音源でテデスキ・トラックス・バンドの存在を知ることになったわけですがこのバンドはもうすでに結成からかなりの経験を積み2012年2月に日本公演を果たしています。
テデスキトラックスのサウンドは70年代前後のブルースに影響を受けた音楽やロックバンドを聴いてきた方ならビビビビッとくる音色とフレーズが満載です。
そこでテデスキトラックスについて調べてみると2019年の今より33年前に色々と古い音楽を聴いていたバンドやミュージシャンにつながりがあることが判明してきました。
自分が若い頃に聴いてきた音楽とテデスキトラックスにこれほどかかわりがあるのかと思うと不思議と親近感が沸き起こり【縁(えにし)】のようなものさえ感じます。
テデスキトラックスの経歴などはもうすでに詳しく解説されているサイトさまがありますし、ワタクシごときが今さら自慢げに説明する内容ではありませんがロックを聴いてきた人間の一人として備忘録的にテデスキ・トラックスバンドと関わりとなるバンドやミュージシャンの存在を取り上げてみたいと思います。
TEDESCHI TRUCKS BANDとは?
女性シンガー/ギタリストのスーザンテデスキさんとスライド奏法を得意とする男性ギタリストのデレクトラックスさんが結成したアメリカのブルースロックバンドです。
今回テデスキ・トラックス・バンドは2019年日本ツアーが決定しチケットの先行販売が開始したためラジオで取り上げられていたと推測します。
チケットの先行予約はすでに受付が終了し一般販売は2019年3月2日から各チケット販売窓口/プレイガイドで開始されています。
関西の公演は6月11日のあましんアルカイックホールが予定されています。
この機会にテデスキ・トラックス・バンドのコンサートにいける方が羨ましい!
テデスキトラックスの魅力と楽しみ方
テデスキトラックスバンドの魅力はなんと言ってもデレクトラックスが演奏するスライドーギターではないでしょうか?
そしてハスキーな歌いっぷりのスーザンさんのボーカルとツインドラムの編成、キーボードで構成する演奏はリアルなサザンロックを現代に持ち込み70年代の雰囲気を楽しむことができるものです。
さてそんなイナタイサウンドを語る上でとても重要なバンドが存在します。
そのバンドは60年代後期からスタートしたサザンロックの代表格【オールマンブラザーズバンド】です。
オールマンブラザースバンドとは?
オールマンブラザースバンドはディッキーベッツとスライド奏法が代名詞といっても過言ではないデュアンオールマンの二人のギタリストをフューチャーしたブルースロックバンドです。
オールマンブラザーズの魅力を語る上でデュアンのスライドギターが取り上げられがちですがカントリーテイストのフレーズを繰り出すディッキーベッツの存在と魅力も重要なポイントです。
オールマンブラザーズバンドの特徴はギタリストだけではありません。
デュアンの弟のグレッグがキーボードを弾きながら太い声で歌うボーカルとツインドラムで構成したバンドの醸し出すサウンドはブルースをベースにしたバンドと一言で表しきれない独特の魅力があるように感じます。
そのツインドラムを担当したメンバーの一人がデレクトラックスの叔父であるブッチトラックス氏となります。
さてオールマンブラザースバンドは1969年から活動を開始しますがご存知のようにデュアンオールマンとベーシストが立て続けにオートバイ事故で亡くなるなど不運に見舞われながら活動中止とバンド再結成を繰り返しています。
そのような再結成のオールマンブラザースバンドに参加し出会ったのがスーザンテデスキとデレクトラックスとなります。
じつはぼくは1990年に発売した再結成アルバム「セブンターンズ」リリースにともなう日本公演を大阪で観ることができました。
デュアンは存在しない再結成ではありますが、サザンロックとして歴史に残るオールマンブラザーズバンドのステージを観れたことは貴重な体験でした。
今はライブに行くお金の余裕も体力もなく海外ミュージシャンの演奏を観に行こうとはなかなかなりませんが今思えば20代の頃は音楽が好きだったんだなあとしみじみ思います。
さてこの公演でディッキーベッツとパートナーを組むギタリストはウオーレンへインズが参加しのちに彼はテデスキトラックスにもかかわります。
このウオーレンへインズ氏もかなりのスライドギターを持つギタリストでありましたが、デュアンの再来とまで比喩されることはなかったのでデレクトラックスはデュアンをイメージさせるかなりの表現力を持ったギタリストだということでしょう。
ぼくが観たオールマンの公演ではデュアンが生きていた70年代のステージのようにステージ後方のスクリーンに怪しげでトランスな雰囲気を醸し出す映像が映し出されていて感動した覚えがあります。
テデスキさんとデレクさんの若い二人はオールマンブラザーズで出会った縁でご結婚されテデスキ・トラックス・バンドの結成に繋がってます。
さてこのオールマンブラザーズバンドの音楽性はサザンロックとカテゴライズされていました。
サザンロックを語る上でオールマン以外にもうひとつ重要なバンドがレイナードスキナードの存在は忘れてはなりません。
レイナードスキナードとは?
このレイナードスキナードはデュアンオールマンが単車事故で亡くなってしまったあと追悼する気持ちを込めて名曲「フリーバード」で彼【スカイドッグ 】を天国へと送り出しました。
もちろんこのフリーバードの曲には冒頭からデュアンを思わせるスライドギターで始まっています。
スライドギターのパートはゲイリーロッシントンが担当するこの曲はラストのクライマックスでトリプルギターが迫力のおよそ10分にも及ぶ名曲です。
デュアンの存在と事故死、そして同じアメリカ南部出身のレイナードスキナードの想いが込められた名曲を聴いていると自然に涙が溢れてくるのはきっと僕だけでは無いはずです。
このフリーバードはレイナードスキナードのファーストアルバム【レイナードスキナード】で楽しむことができます。
残念ながらこのレイナードスキナードにも不運が襲います。
次のコンサート会場へ移動するためメンバー一行を乗せた飛行機は墜落しボーカルのロニーヴァンザントを含む主要メンバーを失ってしまいます。
【関連記事】レイナードスキナードとは?
このレイナードスキナードも1990年代に再結成を行い日本公演も果たしています。
このころぼくはサザンロックのオールマンとレイナードにどっぷりとハマってしまい京都大宮にあるきんこう楽器のお兄さんがギターの買い付けにアメリカに行くというのでぼくはサザンフラッグを買ってきてくれと頼みこみ見事に入手しています。
もちろんぼくはレイナードスキナードの再結成大阪公演を改修前のサンケイホールで観ています。
残念ながらレイナードスキナードは2019年のコンサートをラストツアーとして発表し40年のキャリアを持つバンドの終止符を惜しまれています。
しかし主要メンバーのほとんどが高齢となっている状況を考えるとこの判断も致し方ないと思えます。
ラストツアーの公演会場と日程は公式サイト上で案内されているが残念ながら日本公演はスケジュールにはありません。
1991年の再結成ツアーではあったがまだまだメンバーも若く元気だった大阪公演を観ておいてつくづく良かったと思う。
なお飛行中の事故で不運にも死を迎えたミュージシャンにスティービーレイボーンも思い出されます。
スティービーレイヴォーンはデビッドボウイに見出されアルバム【レッツダンス】から同名タイトル曲のギターソロに起用され注目されたのは有名な話し。
ちなみにぼくはこのアルバムとスティービーレイヴォーンの演奏を今から40年前の1984年ごろにカセットテープで体験していました。
たしかこの時、レッツダンスのレコード録音に使ったカセットはソニーのノーマルテープ【AHF】46分だったと思います。
さてスティービーレイヴォーンと活動を共にしたドラマー/シンガーのドイルブラムホールが存在しますがこの愛息子がギタリストであるドイルブラムホールⅡとなります。
ドイルブラムホールⅡはチャーリーセクストンとアークエンジェルスを結成し、のちにスーザンテデスキとデレクトラックスとも共演を果たしています。
じつはこのチャーリーセクストンのデビューアルバム「ピクチャーズフォープレジャー」をぼくは30年以上前の17歳の頃に聴いていてなじみのあるミュージシャンです。
そしてそれから数年後に脊髄損傷となったぼくはアークエンジェルスを結成したドイルブラムホールⅡのギターサウンドも聴いていました。
デレクアンドドミノズ
さてテデスキトラックスが結成するにあたりオールマンブラザースとの出会いがとても重要であることが分かりました。
しかしもう一つ忘れてはならないキーワードがあります。
それは【デレク】のワードです。
デレクトラックスのデレクとは?
このデレクはあのデュアンオールマンとエリッククラプトンが共演したデレクアンドドミノズに由来します。
この名前を名づけたデレクトラックスのご両親はかなりのクラプトン/デュアンフリークだったのでしょう。
さてこのデレクアンドドミノズが残した名盤に次のアルバム【Layla And Other Assorted Love Songs】(邦題名 いとしのレイラ)があります。
1970年に発売されたこのアルバムの聴きどころはやはりオールマンブラザースとはまた一味違うデュアンオールマンのスライドギターのアプローチではないかと思います。
オールマンの作品のなかにある作品ではときおり暗くヘビーな曲調もあり、あまりキャッチーではない印象を見せるバンドですがエリッククラプトンがボーカルのデレクアンドドミノズでは聴きやすいサウンドのなかでデュアンのスライドギターを楽しむことができます。
アルバムのほとんどで聴けるデュアンのサウンドはスライドギターファンなら必聴です。
なに?聴いたことがない?
もしエレキギターで将来ロックスターを夢見ているあなたなら絶対に聴くべきです。
CD音源でも聴くことはできますし、イマドキのMP3でのダウンロード購入ならわずか1000円ほどです。
MP3音源なんてジャケットも手に取って見ることも出来ず、ロック愛好家として理解しにくい面はありますがこれが現代の便利な聴き方であることは否定出来ません。
本質的なことはロックが好きで大好きな曲を聴くことができるならとやかく言うことではありません。
ちなみにアマゾンプライムのプライムミュージックにもLayla and Other Assorted Love Songsのアルバム全曲ラインナップされています。
ぜひおすすめしたい聴き方はアナログレコードでの楽しみ方です。
まだまだ中古レコードでデレクアンドドミノズのいとしのレイラは手に入れやすい名盤のひとつです。
1万円ほどのフォノイコ搭載のレコードプレーヤーとデジタルアンプにパッシブスピーカーを接続するだけでアナログ音源を楽しむことが可能です。
ぜひ聴きましょう。
さてこのアルバムに収められた名曲いとしのレイラの展開が変わる場面があります。
知っている方ならすぐにお分かりいただけると思いますがピアノソロが入るところです。
この展開の部分が下記の動画でテデスキデレクトラックスが演奏する曲に彷彿させる個所があります。
Tedeschi Trucks Band: Tiny Desk Concert
10:00秒あたりです。
いかがです?
Layla and Other Assorted Love Songsを聴いてきた人にとって「おおおっー!」となる嬉しいアプローチではないでしょうか?
これだけでグビビビッと何杯もおかわりできそうです。
さてこのデレクトラックスのスライドギターの音色はオールマンブラザースやデレクアンドドミノズが活躍した70年代の音楽の良さを再認識させてくれます。
デレクトラックスのSGについて
そんなデレクトラックスが使用するギターはデュアンが使ったレスポールではなく同じギブソンブランドのSGと呼ばれるモデルです。
どっちかと言うとあまりメジャーなエレキではないこのSGを使用するギタリストですぐに目に浮かぶのはあのAC/DCのギタリスト【アンガス・ヤング】です。
他にはトニーアイオミもこのギブソンSGを使っています。
余談ですがこのトニーアイオミは左ききギタリストとして左手の指を切断しながらもギターをマスターしたすごい人物。
他に身体障害というハンデがありながらプロとして活躍するドラマーにデフレパードの【リック・アレン】が存在します。
彼は車の事故で右腕を切断するものの数年間の準備期間を経てアルバム【ヒステリア】で見事に復活を遂げています。
もちろんドラムセットは彼のためにカスタマイズされたワンオフ物です。
リックアレンが復帰するまでかなりの年数を待ち続けたデフレパードの絆の深さを想像します。
すみません随分と話が脱線しました。
デレクトラックスがメインギターとして取り上げたギブソンSGはボディが薄く作られていることが特徴です。
このSGのネーミング由来はソリッドギターからきているとされています。
ソリッドギターとしてはギブソンと対等の存在【フェンダー】は欠かせません。
フェンダーが作るソリッドギターの木材には60年代初期では【アッシュ】が活用され70年代になると【アルダー】も使用されはじめます。
一方のギブソンSGは【マホガニー】が材料として使われていることが特徴です。
マホガニーをボディ材に使用するエレキとしては同じギブソンのなかではレスポールモデルがまず頭に浮かびますがこのレスポールはメイプルをトップ材にあしらったラミネート構造のギターになっています。
したがってフェンダーのテレキャスターやストラトのように一種類の木材だけで作られているギブソンのソリッドギターとしてマホガニーのふくよかな音質を楽しめるエレキがSGの魅力だと思われます。
デレク氏がどんな理由でメインギターにSGをチョイスしたのかは定かではありませんが、SGのデザインとマホガニーを使った薄いボディから得られるレスポンスの良さが気に入ったのかもしれません。
ちなみにユーチューブの作品でデレク氏がすでに14歳ごろの年齢でSGを使いレイラのスライドギターをステージで演奏する動画が見られます。
この映像ではデュアンがスライドギターで愛用したコリシディンのガラス瓶を指にはめたデレク氏がこの幼い年齢でSGを弾き倒しています。
ウイキペディアではギターを始めたのは9歳からと記載されてますがおそらくはじめて間もないころにすでにSGに親しんでいたのかもしれません。
10歳前後の年齢でSGにピンとくるあたりがもう只者ではない片鱗があったということではないでしょうか。
スライドギターでアプローチするブルースギタリストのジョニーウインター(1960年代ごろからミュージシャンとしてキャリアをスタート)はギブソンのファイアーバードを使用していたがこのモデルもSGほどではないが薄いボディを持っています。
しかしSGと違うところはボディセンター部分が段違い形状で分厚くなっているのでレスポールとSGの中間サイズのポジションとなるのではないでしょうか?
なお先ほどデュアンオールマンをフリーバードという大作で追悼したレーナードスキナードのギタリスト【アレンコリンズ】もギブソンのファイアーバードを使用しています。
もちろんデレクトラックスもファイヤーバードは愛機のひとつとして演奏に使っています。
残念ながらレーナードスキナードのアレンコリンズは1986年に交通事故により僕と同じ障害【脊髄損傷】の体となっています。
偶然にも僕はアレンコリンズと同じこの1986年にバイク事故によって脊髄損傷になってしまい因縁を感じます。
なおデレクトラックスはこちらの動画でジョニーウインターと共演を果たしています。
Johnny Winter & Derek Trucks – Highway 61 at Crossroads
つまりデレク氏はめちゃくちゃアメリカ南部的なミュージシャンやバンド、音楽が好きだということがハッキリと分かります。
テデスキトラックスバンドの音楽性
テデスキトラックスバンドの音楽性と特徴を一言であらわすなら実力派のミュージシャンが織りなす大人のブルースロックという表現がぴったりではないでしょうか?(あくまで個人の主観です)。
ブルースに影響を受けたミュージシャンが洗練されたテクニックで演奏に70年代テイストなデレクトラックスのスライド奏法が泥臭さを味付けしていると思います。
テクニックに裏付けされた演奏は安定感バツグンのクオリティーでブルース愛好家やエレキギターファン・ギタリストからの絶大な支持を受けているのもうなずけます。
奥様のスーザンさんのギターテクニックも素晴らしく、そのボーカルの歌声はボニーレイットやジャニスジョップリンを感じさせる太くハスキーな歌いっぷりも70年代ロックを彷彿とさせる十分な素材を持っています。
またスーザンさんがステージで使用するギターはデレクさんが使用するハムバッカーピックアップを搭載するギブソンとは対照的なサウンドのフェンダー製ギターなどを使用します。
そのフェンダーブランドの1本でグリーンぽいブルーのテレキャスターを抱える写真をよく目にします。
たくさんのサインが入ったテレキャスターをスーザンさんはピックと指引きの両方でアプローチする演奏スタイルを持っています。
アルバムジャケットにもテレキャスターを抱える写真が使われているのでかなりのお気に入りギターだと推測します。
ギブソンのハムバッカーピックアップに比べるとややブライトな音色が特徴のストラト・テレキャスターを使うスーザンさんのサウンドとギブソンSGをスライドギターでアプローチするデレクさんのサウンドは見事なバランスです。
もしテデスキトラックスバンドにケチをつけるとすれば?
テデスキトラックスのパフォーマンスと演奏レベルは間違いなく高い音楽性を持つバンドであることは明確です。
しかし泥臭いパフォーマンスを見せてきた先人たちと比較するとややパンチが欠けているようにも思えなくありません(個人の主観です)。
それはたとえば70年に活躍したジャニスジョップリンやウッドストックに「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」を披露したジョーコッカーなどの強烈なパフォーマンスは観る者の眼に焼き付ける迫力があります。
でもこんな不満をテデスキトラックスや現代のバンドに求めるのは間違ったことかもしれません。
ヒリヒリするパフォーマンスを届けた70年代前後のミュージシャンやシンガーが活躍した状況と2019年の現代とはまったく時代背景が変わっていますし極端な話管理された現代社会にカートコバーンの存在はもう不要なのかもしれません。
しかしテデスキトラックスバンドにある悲しみが襲います。
デレク氏をオールマンへと導いたブッチトラックス氏は自らの死を選び、テデスキトラックスバンドでキーボードを担当したバンドメンバーの【コフィーバーブリッジ】氏を病によって奪われています。
悲しみに包まれるなか奏でるデレク氏のスライドギターの音色は涙腺が緩ませてしまいます。
まとめ
だらだらと取り留めなく書き進めてきてしまったせいで、まとまりのない内容で申し訳ありませんでした。
たくさんのトピックを詰め込みすぎたかもしれませんがテデスキトラックスは多くのバンドやミュージシャンにつながる要素を持っているバンドだとお分かりいただけたと思います。
そんなテデスキトラックスの存在はオールマンブラザースやエリッククラプトンなど多くのミュージシャンの存在と影響があったからこそ生まれたバンドと言えるのではないでしょうか?
もちろんオールマンブラザースバンドの存在はかなり重要であったことは間違いありません。
しかしそのオールマンブラザース自体は2014年以降、残念ながら目立った演奏活動は報告されておらずほぼ休止状態です。
デュアンの実弟のグレッグオールマンも2017年に69歳でこの世を去ってしまい活動再開は難しいものです。
そのような意味ではオールマンブラザーズバンドに在籍したスーザンとデレクが消えかけていくオールマンブラザーズにかわってサザンロックを現代に継承するつもりで活動してくれているのではと勝手に想像しています。
悲しい出来事も多かったオールマンブラザーズバンドですがデレク・スーザンのご結婚とテデスキトラックスバンドの活動は天国に行ったオールマン兄弟とブッチトラックスをはじめとしたメンバーの誇りであり、うれしい出来事っだのではないでしょうか?
今回ご紹介したミュージシャンのご冥福をお祈りします。
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