赤く腫れたくるぶしの褥瘡の対策にお灸ケアを実践!毎日1ヶ月間試した結果をまとめます

お灸ってどんなイメージを持っていますか?

例えば「お灸を据える」という言葉にはイタズラばかりしでかす言うことを聞かない子供に対してお仕置きするような意味でちょっと古い時代に使われていたイメージを持ちます。

そんなあまり良くないイメージの「お灸」は体験したことがあるという人はそれほど多くはない印象です。

でも実際にお灸をやってみれば分かりますが、世間がお仕置きに使うイメージとは真逆の効果を持つ「スゴイ」能力を秘めています。

なぜなら僕は、そのお灸を使っていままで病院通いを半年以上続けながらも、なかなか快方に向かなかった足首のくるぶし部分の褥瘡のケアに役立てることができたのです。

ですがこの感想はあくまでぼくが体験したいわば「主観的」なものです。

しかし同じように褥瘡に苦しんで色々とケアを尽くしているがほとほとその対策に困っているという方にはひとつの方法として提案できるのではないかと思い体験をまとめてみます。

脊髄損傷者にとって生活と行動が制約される褥瘡のケアとしてぜひ参考になればと思います。

ぼくがお灸に出会ったキッカケ

僕は数年前から鍼灸院で鍼灸師の先生から鍼(ハリ)とお灸治療を受けていました。

もちろんそれまではお灸のイメージは先ほどの「お仕置き」のイメージを持っているぐらいでした。

でも初めて鍼灸院でお灸を体験してみるとじんわりと体を温めてくれるお灸は冷え症のぼくにとってはありがたいものでした。

それからは自宅でもお灸を生活に取り入れて僕とお嫁ちゃんの健康維持になくてはならない存在になりました。

でもお灸の使用用途と目的としては背中がだるいとか腰痛がつらいとかの「コリ」に対してケアするようなイメージしか持っていませんでした。

もちろん鍼灸院でも鍼灸師の先生から受けるお灸の意図としてはコリや不調のある個所にお灸の効果でアプローチしようという見解にしか過ぎません。

なので数年前からお灸には親しんでいたもののじつは褥瘡のケアにお灸を活かそうとは考えてもいませんでした。

お灸を褥瘡ケアーに活かそうと思いついた経緯

自宅でのお灸は背中の痺れやコリ、不調などをケアーする目的でしたが数日間体調を崩し寝込んでしまったある日、褥瘡が出来てしまったことがお灸を活かすヒントになりました。

そのヒントになった褥瘡は足首近くのくるぶしに出来た褥瘡でした。

ではくるぶし部分にできてしまった褥瘡で苦しんだ経験を詳しく説明いたします。

実はくるぶし部分に2度、褥瘡の発生を経験していて、今回で2度目と言うわけです。

1度目は3年ほど前にお風呂場で作ってしまった小さな切り傷がなかなかふさがらずに徐々に大きくなりついには褥瘡になってしまいました。

その場所にできてしまった褥瘡は結局、傷口からばい菌が入り足がパンパンに腫れ上がり高熱を出すことを半年の内に2回経験した挙句、入院することでやっと治すことになりました。

くるぶし自体はご存知通り、骨が出っ張るほとんど皮膚だけの状態です。

なので熱を出して具合が悪いと褥瘡を防止するための体位変換の回数がどうしても減ってしまい横向きのままになることが多くどうしてもうっ血しやすく褥瘡になりやすい個所です。

こうした背景があり、尿路感染で2~3日間寝込むことが続いたある日、くるぶしの部分の皮膚が破れていることに気づきました。

くるぶし部分の褥瘡に毎日お灸を実施

1度目の褥瘡でずいぶんと苦しい思いを味わったくるぶし部分の褥瘡再発は、暑い夏がようやく終わった秋の始めに登場しこれから寒い季節に入ることで更に治りが悪くなることが予想されます。

病院で処置を受けてもスグに治る訳ではありませんし、処置に必要な消毒液とガーゼ、化膿を防止するためのゲンタシン軟膏はこのようなトラブルを想定しているので僕は常に常備しています。

なので病院にわざわざ出向いてまで処置してもらう必要は全くなく、自宅でキズ口のケアをちゃんと対応することは問題ありません。

問題はちゃんとしたケアをしていても足のむくみや身体の冷えがありキズ口がふさがらないことです。


そこでふと思いついたのがお灸の存在です。

血のめぐりが悪くなった褥瘡の周囲をお灸の温熱効果で暖めることで患部の組織を活性化させることができるのではと考えました。

下半身不随の身体ですから日中はずっと車いすに座りっぱなしの生活なので冷えの問題もあり足がむくみがちです。

この足のむくみを解消する方法としてもお灸は血行が良い結果をもたらしてくれるのではと期待します。

そう考えた僕は早速、キズ口の周りをぐるっとお灸で囲むように置きお灸ケアを始めることにしました。

脊髄損傷に最適なお灸は?

今回に処置に使ったお灸は比較的温度が低めのソフトタイプを使っています。

長生灸と言うブランドでソフトタイプです。

個人的な好みとしてはハードタイプなのですが、胸から下は麻痺で熱さを感じないのでもし万一のヤケドの危険を考えてソフトタイプがぴったりなのではと思います。

もしこの記事を読んでいただいてお灸の効果に託して見ようと思われたなら皮膚の感覚がある腕などで熱さが問題ないかテストしてから麻痺がある箇所にお灸するようにしてください。

せっかく褥瘡(床ずれ)をケアするためのことが逆に火傷を負ってしまっては本末転倒ですからね。
くれぐれも注意してください。

では実際に皮膚が破れ褥瘡になったくるぶし部分にお灸を置いた写真がつぎのものです。

皮膚が破れているので拝見していただくとのは少し気が引けますがこれが褥瘡発生後数日たった状態の写真です。

このお灸処置を毎日、夜の寝る前に実施しました。

すると2週間を過ぎるあたりからキズ口が小さくなりはじめ4週間目には完全に皮膚がキズ口を覆うようになりました。

結果的にはお灸処置によって約1ヶ月ほどで得られた結果になります。

この状態をとらえた写真も掲載しておきます。

いかがですか?

少しまだ皮膚が薄い状態ですが、しっかりと組織が回復しているのが確認していただけたかと思います。

ここまで来るのに約1ヶ月です。

普通の五体満足の人が転んで膝小僧なんかを怪我しても完璧に皮膚が盛り上がって綺麗になるまでに一月くらいは掛かるのではないでしょうか?

今回のくるぶし部分の褥瘡をケアーするために注意したのは足首をはじめとした下半身の冷えだけではなく身体全体の血行にアプローチしているのではと考えました。

その一環として背中にもお灸を置いて身体を温めたり、医療機関で処置を受けることができる瀉血(しゃけつ )治療にも使用されている吸い玉カップをアマゾンで購入し血流ケアに役立てました。

真冬になる前に対応したことも良かったのでしょう。

お灸と吸い玉カップで冷え対策した甲斐あって前回のように酷く悪化するまでに良い結果が得られて本当に安心しました。

褥瘡や床ずれができる要因

ぼくの処置と対策が褥瘡に苦しむあなたに同じように効果が得られるものかは判断できませんが、総合病院などで受ける西洋医学的なアプローチでなかなか良い結果が得られてないのであれば検討する余地はあるのではと思います。

もちろん褥瘡ができてしまったり治りにくい要因は栄養状態や食事、ベッドやクッションの問題などさまざまあります。

その他にもプッシュアップなどの除圧が不十分だったり寝返りなどの姿勢変更が行き届いてないなどの可能性も考えられます。

従って生活環境や習慣などの範囲で充分に原因を突き止める必要があると考えます。

その上で、例えば予防的に鍼灸治療を受けて体温を日頃から上げておくとか、自宅で冷えやすい時期に体温の戻りにくい下半身の太ももなどにお灸で温めるなどとても有効な方法だと思います。

褥瘡が悪化し最悪の場合は外科手術になるケースが多いと思いますが、逆に言えばよほど酷くならなければ手術できないのが西洋医学なのかもしれません。

なので、こうした事態になる前にあるいは「ならないために」悪化しない対策とケアーとして自分でできるお灸が持つ効果と能力はあなどれない存在だと思います。

褥瘡のような患部にお灸を施すのも良いアイデアですが冷えを改善すること自体が免疫力を高める効果につながるので僕にとってお灸はなくてはならないアイテムです。

ぜひお灸を脊髄損傷の褥瘡ケアーにとりいれて自由で不安のない毎日を過ごしていただけたらと思います。

まとめ

ぼくの足首くるぶし部分の褥瘡対策としてお灸治療を紹介しましたが、いかがでしたか?

お灸のやり方と方法はとても簡単なもので準備するものもお灸本体と灰皿のような受け皿に使う容器と着火するアイテムがあればすぐにでもスタートできるものです。

僕のような神経的な痺れやだるさを持つ障害者は不調を病院で訴え、検査を受けてもレントゲンでは異常ないとの診察結果でガッカリする事が非常に多いです。

なので何かして欲しくて病院を受診しているにも関わらず結局、何もして貰えず時間だけが無駄になった経験は誰しもお持ちうではないでしょうか?

そんな誰にも頼れない状況でお灸が持つ東洋医学のケアは自分でケアーする事ができるステキなアプローチができる方法だと思いますしその意識が大切です。

褥瘡の問題は下半身に麻痺のある脊髄損傷や頚椎損傷の障害を持つ人間だけでなく寝たきりのお年寄りを介護する方々にとっても大変な問題です。

ぜひ病院任せにならずに自分で対処していく考えで前向きに人生に向かって生きたいと思ってます。

今回の僕の体験と考えが参考になれば嬉しいです。

ぼくが使用したお灸はこちらの商品です。

ライトかソフトが初めての方にはおすすめです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


10 + nineteen =

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人




オートバイ事故で脊髄を損傷し下半身不随の身体で50歳という年齢を迎えることができました。 交通事故で車いす人生を送ることになってしまいましたが30年間の中で色々とチャレンジしてきたことをこのブログでお伝えできればと思っています。 主なテーマはつぎのようなカテゴリーです。 ・障害や脊髄損傷に関すること ・オートバイとサイドカーに関すること ・エレキギターに関すること ・柴犬に関すること ・その他 取り留めない内容をお届けするかと思いますが、よろしくお願いいたします。