この記事ではAT車や自動車暴走事故における対策に下肢障害者向けの自動車運転装置【ハンドコントロール】が問題解決に役立つとの仮説を検証します。
今回のテーマを記述する「ライター」の背景を示しておきます。
- 幼少のころ父親が酔っ払いのヘッドが破綻したおじさんにナイフで刺され被害者家族となった経験を持つ
- オートバイ事故で下半身不随の脊髄損傷の障害者となり自動車の運転に手動装置を使う
- 安全をかえりみないアタマのお〇しいドライバーが多く世直しが必要と感じている
異論はもちろんあるかと思いますが社会のために脊髄損傷者としての視点と被害者家族として苦しみを味わった経験をもとに世論へ投げかけます。
では有益と思っていただけるなら本文をどうぞ!!!
AT車における自動車暴走事故の実態
自動車の暴走事故は社会的な問題となっています。
痛ましい事故や悲しい出来事が報道され被害者となった方にかける言葉は見つかりません。
こうした自動車の暴走事故の背景はAT車における単純な運転ミスや高齢者ドライバーの運転適性の問題などさまざまな要因を含んでいます。
自動車は生活を快適にする便利なツールですが使い方次第で凶器にもなり得ることをドライバーとして認識しなければと思います。
仮に高齢者ドライバーの運転が問題だとして免許返納を求めるのはカンタンかもしれません。
しかし我々には日々の生活があり老齢になったとき買い物難民の問題が襲い掛かります。
【関連記事】>>買い物難民の問題を支援する現行の対策と今後の方向性を検討してみる
実態として日々の買い物や病院への通院にクルマを容易に手放せない状況が推測されます。
操作ミスの不注意や適性に問題を感じながら暴走事故を起こした結果、最も被害をこうむるのは被害者です。
不幸にも被害にあった人間の見解としてぼくの経験からエピソードを紹介します。
被害者家族としての体験エピソード
小学4年だったころぼくの父親は刃物で刺され大ケガを負いました。
幸い急所は外れていたので一命は取り留めました。
ぼくは父親が刺された直後の現場を見た第一発見者です。
犯人はちょっと精神が破綻している男性でした。
父親は犯人となった男性が具合が悪そうなのを放っておけず声をかけたところ持っていたナイフで刺されたとのことです。
刺されて横たわっていた父親を発見したぼくはすぐに近所の人に助けを求め救急者で搬送されました。
犯人はすぐに逮捕されたものの何も持たない犯人から我々経済的弱者にはなんの補償もありません。
父親は一命を取り留めたものの大工だった力仕事はできなくなり、経済的な問題から夫婦げんかも増え、貧乏がさらにジリ貧になっただけでした。
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父親は人生を狂わされた悔しさを抱えていたといまでは思います。
そんな不遇な人生を送った父親は昨年の2019年に天寿を全うしました。
なんの功績も持たない父親の存在を記事に残せることができてうれしく思います。
自動車事故ではないのですが事故によって人の人生を狂わせてしまうことをお伝えできればと思うのです。
実際ぼく自身もトラウマまではいかないものの癇癪人間や精神破綻を抱える人間には警戒感を抱きます。
事故によって他人の人生を奪ってしまうことに本当の意味で責任を取ることなんてできないと被害者家族として考えます。
このような体験が今回のテーマを論じる背景です。
しかしぼく自身もクルマを運転するドライバーとしていつ事故に遭遇するか分かりません。
ドライバーとして被害者家族として自動車暴走事故の対策に提案したいアイデアを紹介します。
下肢障害者用の手動運転装置が役立つのでは?
ぼくは両足を動かないハンディキャップを自動車に手動装置を取り付けることで運転しています。
この手動装置を活用することで操作ミスや暴走事故防止に貢献すると考えました。
なぜなら手動装置はブレーキとアクセルの操作をひとつのコントローラから成り立つ構造を持つからです。
つまりクルマを運転する場合にブレーキとアクセルの踏み間違えというミスを軽減できます。
ではカンタンに手動装置がどのようなものか説明します。
手動装置の特徴
下肢障害者用の手動装置の基本操作と構造はレバーを進行方向に向けて押すとブレーキがかかり、引くとアクセルになります。
ハンドルは特別な障害がなければ基本的に右手で操作し、手動装置は左手で操作します。
アクセルとブレーキペダルのふたつが存在しないので踏み間違えリスクは軽減できると考えます。
懸念事項としてはレバーを押す・引くの動作を間違えてしまうとペダルの踏み間違えと同じ状況が発生します。
ですから手動装置の活用で操作ミスを完全に防止できるワケではないところです。
ただ手の方が直感的に操作しやすいと思うのでミスは軽減されるのではと個人的な見解を持ちます。
つまり手動装置の操作はレバーを【押す】か【引く】のどちらかひとつの動作しかできないところです。
手動装置取り付けの費用負担
手動装置の取り付け費用について記述します。
現在ぼくが所有するクルマには脱着式がメリットの【ニコドライブ】とネーミングされた手動装置を活用しています。
【関連記事】>>手動装置のニコドライブを車いすユーザーの立場で評価!脱着式構造の利便性とデメリット
ニコドライブは下肢障害者向けハンドコントロールとして10万円台の低価格を実現しています。
スズキソリオに乗り換えたタイミングでニコドライブを採用しました。
ニコドライブの採用以前は運転席にがっちりと固定する手動装置を利用してきました。
フロアタイプの手動装置で26万ほど費用が掛かった記憶があります。
障害等級の条件次第で福祉事務所に申請すれば10万円の資金が助成されます。
短絡的かもしれませんが手動装置の取り付け義務化を検討しても良いのではと考えます。
安全のためを考えた投資ができなければ運転するなという方針です。
ニコドライブは脱着が可能になっているのでもし外していたり装置の存在がなければ高額な罰則金あるいは免許はく奪です。
安全のために手動装置を取り付ける義務が理解できないドライバーは運転する資格が得られません。
社会は安全に対して強気の姿勢で挑むべきと考えます。
社会のクルマすべてに手動装置を取り付けることになるので製造業者や販売店はまさに特需となります。
売上の一部は社会貢献に活かしてもらいます。
自動車に手動装置を標準装備
手動装置が義務化になればメーカー標準装備で対応できるはずです。
実際にホンダやトヨタではメーカー謹製の手動装置が存在します。
手動装置ありきでの運転席になればペダルの必要がありません。
つまりペダルから手動装置に構造が切り替わるだけです。
しかも昨今は電子制御の仕組みが活用されています。
この仕組みをうまく構造に落とし込めば現状の手動装置よりもコストと部品点数を抑えたモノ作りが可能になると期待します。
ディーラーオプションで超豪華仕様の手動装置をラインナップさせたりします。
さらに木村拓哉氏をCMに起用しチョーかっこいい手動装置でドライビングしてもらいましょう。
ようするに手動装置がヤングでナウい風潮であるトレンドを作ってしまえば良いのです。
まとめ!手動装置の義務化がもたらすメリット
手動装置の活用はペダルの踏み間違えの操作ミスが軽減される期待効果だけではありません。
スマホをみながらの運転も手動装置で抑止できます。
手動装置は左手でレバーを操作し右手でハンドリングを行うので基本的に両手の自由を奪います。
つまり運転しながらスマホをいじれなくなるのです(残念だが手動装置によってはうまく操作し片手を自由にできる)。
スマホを操作してのながら運転は危険だ!実際に事故も発生しているから【止めろ】と言われています。
しかし実態はお構いなしです。
じゃあ物理的に運転しながらスマホを持てないような仕組みとして手動装置は良いアイデアと思うのですがいかがでしょうか?
勝手なことを好き放題言うなと反発するそこのアナタ!
人様の命を危険にさらしてまでその画面を運転中に見る必要があるのかと問いかけます。
いかがでしょう?国土交通省のお役人さま方。
悪いアイデアではないと思うのですが・・・
国家国民のため!ぜひご検討いただければと思います。
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