2019年6月に話題になった老後2000万円問題。
もちろんこの不安に駆られている当事者の一人です。
しかし残された時間がわずかしかない中年おじさんがいまさらどうあがいたところで2000万円なんて準備できるハズはないです。
だからと言って何の備えもしないのも不安です。
いまさらお金なんて貯められない、ムリだと開き直ったとしてもジリジリと問題は迫ってきています。
なぜなら今後加齢によって体力が低下し身体障害がさらに重度化することが予想され住宅のリフォームなどでまとまった金が必要です。
この背景の理由は脊髄損傷の障害を負った車いすの人生は2022年現在で37年目を迎えており、今後の老齢化によって障害が重度化することは明白だからです。
こうしたワケがあり間近に迫る困難に対応するため住環境の改善とその資金が必要となるのではと考えています。
そこで運用を思い立ったのが世間でたびたび話題となる【つみたてNISA】であります。
まだ本格的な運用は始めていないですが情報集めと並行して口座開設の準備などを進めておけばスグにでも積み立て開始できます。
しかし予備知識もなくいきなり全力で積立運用していくのは危険です。
制度の特徴やメリットなどを把握したうえで本格的な運用を開始するべきと考えます。
今回はつみたてNISAの運用準備に至った経緯や知識武装に役立てたサービスなどをダラダラと書き連ねます。
ではまずはつみたてNISAに関心を持った背景から説明しておきます。
つみたてNISAに関心を持ったワケ
そもそも投資行為自体は2011年ごろより株式投資から始めていました。
株式投資やFX,日経平均先物ミニなどに少ない資金を投じてせかせかと買っては売り、売っては買ってと動き回ってきました。
しかしコンスタントに勝つことができず資金は増えるどころか減る一方です。
資金は増えないし疲れるし他のことに集中できないしで最近ちょっと気持ちが停滞気味でした。
たしかにやり方が悪いのはごもっともです。
お金への不安がついつい先走っているのかもしれません。
はっきり言って短期トレードなんてお金を失ってるだけで止めた方が良いのでしょう。
そんな状況で目減りしていく資金と疲弊していく精神を感じていくうちにこんなことやってるより積立投資の方がお金を残せるのではと思い始めます。
そう感じるキッカケとなったのが投資情報サービスの株式会社【フィスコ】が窓口なって無料配布する投資評論家Bコミさんこと坂本慎太郎氏の電子書籍【はじめての資産運用】に触れたことが大きな経緯です。
坂本慎太郎氏はamazonキンドルの株式投資関連の電子書籍を読み存在を知っていました。
こちらの書籍の内容から長期積立による時間の利益と複利の効果を理解できたことが大きな収穫となりつみたてNISAに期待を寄せることになります。
一般NISAとつみたてNISA
つみたてNISAは2018年より開始された制度で投資を始めたばかりの頃は存在せず2014年から一般NISAが先行スタートしています。
けれど一般NISAは5年間の運用益非課税という特徴にメリットを見いだせず個別株や日経平均先物に資金とムダな時間を投じている間に積立NISAの制度が生まれ負け続けの投資の結果、関心を持った次第です。
しかし個別株と先物取引が上手く行かないから即つみたてNISAに全力資金投入というのはいささか短絡的で危険と思いました。
ですからまずは知識武装が必要と考え証券会社などが提供する投資信託セミナーなどを活用し予備知識を備えることとしました。
オンラインセミナーでつみたてNISAの予備知識を備える
つみたてNISAの特徴や注意点を把握するためにオンラインセミナーや面談などを利用し情報収集に努めました。
今回検討したセミナーや面談等が下記のサービスです。
>>賢くお金と知識を身につける【マネきゃん/Money Camp】
- SBI証券と提携の投資信託相談プラザのセミナーを受講
投資信託相談プラザは証券会社と提携するサービスです。
今回はSBI証券から申し込みを行っています。
SBI証券あるいは楽天証券のどちらかの口座開設があれば投資信託相談プラザのサービスを受けることが可能です。
今回つみたてNISAの本格運用はSBI証券を予定しています。
投資信託相談プラザは中立的な相談サービスとなっていて参加者には費用負担がなく銘柄購入などの勧誘は一切ないと明言されたとおりの内容でした。
セミナーの内容より投資信託を保有するうえでの費用負担や商品によっては元本から引き出される分配一時金などの注意点を把握することができました。
商品によっても保有中に発生する管理費もまちまちであることを知り予備知識がない丸腰の状態で投資信託を買い付けていくのはいささか危険と感じました。
運用前にこのようなセミナーを活用しておくのは大変有益だと思いました。
さらにセミナー参加者には個人面談も申し込めるという内容だったのでこの際に面談を受けておきました。
- セミナー受講者特典の無料個人面談
面談の内容はオンラインセミナーで聴いたことを再確認する内容となりましたが理解度を確認できた感じです。
オンラインセミナーで疑問を抱いた点を面談の機会に質問できるので有益でした。
つぎにアプローチしたのが投資信託相談プラザと同様にSBI証券と提携の【お金の健康診断】という相談サービスです。
まずはじめにアカウント登録を済ませ資産運用の今後の方針や疑問などをAI機能自動診断に入力し結果を受けます。
後ほど担当者からオンライン面談の申し込みが可能となります。
ここまでのアプローチでつみたてNISAの大枠はつかめた印象です。
さてつぎに考えたのはセカンドオピニオンです。
セカンドオピニオンとしてMoney Camp投資相談を検討
セカンドオピニオンのような意味で別の事業者が主催するセミナーあるいは面談を受けたいと探してみたのが【Money Camp】と呼ばれる相談サービス。
>>賢くお金と知識を身につける【マネきゃん/Money Camp】
ところがこちらのマネーキャンプのセミナーや面談は年収500万円以上の会社員あるいは公務員対象の相談サービス。
もちろんこちらの環境はマネーキャンプさまが求める収入条件に合わないと分かり相談申し込みは見送ることとなります
どうしても相談したかった理由はなくあくまで目的はセカンドオピニオンの情報収集です。
- 投資判断にもセカンドオピニオン
セカンドオピニオンは一般的には医療を受ける場面で使われる言葉です。
患者側が最適な判断を行うために複数の病院を受診して情報を得る行為です。
たとえばA病院では手術と診断されギモンに感じてB病院で診察を受けると手術しなくても完治するという結果があったりします。
なので同じ結論が得られたならば見解に信ぴょう性が得られるのではと考えます。
つまりセカンドオピニオンは情報を集めてより良い判断を導く行動です。
投資行為になぜセカンドオピニオンの行動が必要なのか自論を述べてみるとつみたてNISAは政府主導で構築した制度である以上投資行為への誘導があると想像し慎重に行動すべきと考えたからです。
つみたてNISAへ誘導する思惑と制度の必要性
制度の盲点や情報収集を怠り不利益があってはシャレになりません。
なんせ10年や20年の期間を投じるので短期トレードの様な途中撤退や方針変更はかなりの損失を生みます。
お金の損失はもちろん痛いですが時間の損失は大きく取り戻せません。
投資と相場に絶対を求めることはできないですが出来れば失敗は避けたいです。
金融庁などがつみたてNISA等への投資制度に誘導する思惑はいろいろな要因を含むものと想像します。
背景のひとつとしては老後資産2000万円問題のような問題を国がサポートした制度とも言えます。
このような意味ではつみたてNISAは国民の将来を考えた制度と受け止めることが出来ます。
政府にもし思惑があるとするならばアメリカへの投資資金の誘導と思われます。
なぜならつみたてNISAで運用できる商品のひとつ【S&P500インデックス・ファンド】はアメリカの有名企業に投資する銘柄です。
ファンドが投資先に組み入れる銘柄はアップルやアマゾン、テスラなどアメリカの有名企業です。
このS&P500インデックス・ファンドは保有にかかるコストが低く設定されています。
買付手数料はノーロードとも呼ばれ解約手数料とともに費用負担はありません。
保有中に発生する信託報酬と呼ばれる管理費も0.0938%程度と他の商品に比べかなり低い設定です。
老後資金をできるだけ多く残したいと考える我々個人にとってこのような条件はありがたい配慮です。
しかしメリットであるS&P500の投資条件がアメリカへの投資誘導とも受け取れる印象です。
もちろんつみたてNISAで運用できる投資信託は海外企業に投資する国際的なファンドが多数存在します。
そんな意味ではアメリカへの投資誘導というのは偏見であり勘繰りが行き過ぎとも言えます。
しかも経済活動は自由なフィールドです。
日本の株式市場にも外国人投資家の存在は欠かせませんし日本企業の海外進出はいまさら言うまでもないでしょう。
このような意味では国際的な双方向投資は健全な環境であると言えます。
そんな自由経済の環境でつみたてNISAの制度を利用するかは個人の自由であり判断です。
損失が怖いなら当然やらなければ良いだけです。
けれどつみたてNISAの制度条件を確認してみるとふつうに考えたら投資家にすごいメリットです。
いささか乱暴な表現ですがやらないヤツはバカじゃないか?と思えるほどです。
その理由はセミナーや面談で理解できた長期積立と複利の効果です。
長期積立投資と複利のメリット
冒頭で触れたBコミさんの無料レポート、オンラインセミナーや面談等で長期投資と複利のメリットを理解することになりました。
試しに積立運用のシュミレーションツールで試算をしてみると毎月の積立額がわずかでも複利の効果で10年や20年の運用を続けるとすごい額に化けることが分かります。
試算が示す結果のようにつみたてNISAを運用していけば間違いなく老後資産を準備できます。
しかし相場変動などの要素がありシュミレーションの結果通りになるのは難しいと思われます。
実際、過去のマーケットはリーマンショックやコロナ禍、ウクライナ情勢などのネガティブ要因で経済不安にさらされてきました。
そんなネガティブ要因によって長期積立で挑んだハズなのに相場変動で弱気になり現金化した方が良いのではと途中解約を考えたくなります。
リーマンショックなどがその良い事例です。
ですがマーケットは回復してきました。
もちろん今後も経済環境に不安要素はありますし、調整局面は必ず発生します。
長期に渡って資金を積み立てできる経済的な余力と動かざるごと山の如しの精神が老後資産の準備に何より重要な要素ではないでしょうか。
さまざまな優遇条件を備えたつみたてNISAの制度を活用し老後資産に備える対応をすべきかの判断を我々は突きつけられている気がします。
つみたてNISA本格運用までに準備できること
情報収集と並行して実行したつみたてNISAの運用準備をここから書き連ねます。
まずはSBI証券でつみたてNISAの口座開設を手続きしました。
SBI証券の口座が未開設であれば一般口座の開設が必要です。
証券口座開設の紹介プログラムも存在するので家族同士で紹介プログラムを活用すればポイントをゲットできます。
得られたポイントを投資口座に移転することも可能なので資金的に優位な条件となります。
余談ですが当初一般NISAの口座開設から申し込んでしまい2度手間でつみたてNISAへの口座変更を実施してます。
一般NISAからつみたてNISAへの手続きは複雑な内容ではないもののWEBサイトから書類郵送を依頼し書面記入後に返送することになります。
書類の手続きが必要なうえに口座切り替えまでに積み立て買付機能が停止されます。
かなり面倒ですし口座切り替えまで相当な時間を要します。
最初から方針を決めてNISAの口座開設をされることを提案します。
SBI証券と提携の三井住友VISAカードの発行
SBI証券のつみたてNISA口座ではクレジットカード引き落としが可能です。
カードの選択はSBI証券と提携する三井住友VISAカード一択です。
SBI証券でのつみたてNISA口座への引き落としを前提とした三井住友カード発行にはポイントキャンペーンなど優遇条件が提示されています。
もちろん銀行口座からの引き落としも可能ですがカード引き落としだとポイントも発生するのでムダがありません。
カードが到着したあとはクレジットカードをSBI証券口座に登録する必要があります。
登録の紐付ができていないと投信積立の設定ができないです。
ここまで対応しておけばスグに積立運用が可能です。
まとめ!ファンドの選定と検討
つみたてNISAに関心を持った経緯から運用準備に至るまでを説明してきました。
証券口座の開設などやつみたて設定などの準備手続きは面倒な作業かもしれません。
しかし肝心なのは制度に関して特徴などを把握しておくことです。
ファンドの種類も迷うほど存在するのでどんな条件の違いがあるのか知っておくべきことは必ず存在します。
なので環境整備が完了したあとはいよいよ積立買付していくファンドの選定が必要となります。
先ほどのS&P500インデックス・ファンド以外にノーロードや利率の良い商品があり選定が必要です。
将来のための積立が台無しになるような判断は避けたいので短期トレードの様な飛びつき買いはご法度です。
証券口座のマイページなどにフォルダ機能を備えるポートフォリオを活用し利率や費用負担の条件など比較検討に時間を費やすべきと思います。
冒頭でも触れた証券口座と提携の相談サービスを利用すればつみたてNISAを想定した資産運用への最低限の予備知識を備えることができます。
長きにわたる本格積立前に証券会社さん等などが提供される相談サービスを活用し不利益を回避されることをおすすめしたいです。
今回のつみたてNISAへの運用準備は以上です。
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