ホンダN-BOXからスズキソリオへ車両を乗り換えた体験をもとに維持費やコスパなどの印象を比較レビューとしてまとめます。
ホンダN-BOXとソリオを比較検討する情報として役立てていただければと思います。
結論としては僕はスズキソリオに大満足で、N-BOXでは断念していた計画が実現し乗り換えのメリットが大いに得られる体験となりました。
では詳しい解説を本編でお読みください!
ソリオMZとN-BOXの比較と乗り換えの印象
ホンダのN-BOXからスズキソリオマイルドハイブリット車のMZに乗り換えてみた感想を簡単にまとめてみます。
- 維持費はそれほど増えず経済的
- 軽自動車とほぼ変わらない取り回しができるコンパクトさ
- コンパクトな車体サイズなのに荷物の収納容量が格段にアップ
- 1200ccのエンジンパワーでガンガン効くエアコン
- キビキビ走る1200マイルドハイブリッドエンジン
車幅はソリオが162cm5mセンチでN-BOXが147cm5mとなっているので差は15センチしか変わりません。
しかし車内のゆったり感は別物です。
助手席とヒジがタッチすることはありませんし、運転席からの視界は広々で視認性も良い印象です。
操作感はコンパクトサイズでほぼ軽自動車の取り回しができる機動性です。
エンジンも加速感が得られる余裕のパワーを持っていて猛暑の夏も涼しいエアコンの能力です。
結論的にはN-BOXからソリオに乗り換えて正解でしたしとても満足してます。
だけどN-BOXに満足していなかったのではありません。
ホンダN-BOXには満足?
平成23年3月に新車で購入し約6万キロ走破したN-BOXのGタイプの印象をまとめます。
N-BOXタイプGはノンターボ仕様でパワー不足も感じることなく約6年間乗り続けとても快適にドライブを楽しみました。
大きな不満はなく普段使いや長距離のドライブにも利用し使える軽自動車と思います。
エンジンパワーもしっかりしていて高速道路も余裕でこなせます。
旅行でたくさんの荷物を載せる場合は後部座席の背もたれをフラットにすれば余裕のラゲッジスペースとなります。
- 燃費性能について
平成23年式の燃費カタログスペックでは24キロです。
実走での燃費性能は夏場でだいたいリッター15キロから良くて16キロほどです。
エアコンを使わない季節なら17キロから18ぐらいですね。
一般道での長距離ならリッター20キロは超えます。
体重の軽い同乗者や荷物の状況によっては23キロくらいの燃費結果を出した覚えがあります。
つまり普段使いにおいては高速道路のドライブも含め十分に対応できる軽自動車だとユーザーの立場から断言できます。
しかしいくら良くできてるとはいえ軽自動車のキャパを超える利用用途は役不足を感じる場面も出てきます。
たとえば車中泊のプランやキャンプなどです。
もちろんソロでの計画なら問題ないと思いますがぼくの利用環境なら大人2名+柴犬1匹となります。
そんな意味でN-BOXに限界を感じ始めます。
ホンダN-BOXで感じた限界
燃費も良く気に入っていたN-BOXでしたがぼくが大切にしている愛犬とのドライブやキャンプ旅行を実現しようとするプランでは軽自動車としての限界を感じ始めます。
キャンプと荷物の問題
たくさんの荷物を積み込むことになるキャンプ旅行は収納スペースの問題で軽自動車の限界を感じます。
もちろんソロキャンプなら余裕で対応できるでしょう。
しかし大人2名+柴犬1匹のキャンプや車中泊を計画するとなると「キビしいかな・・・」と感じはじめます。
夏場と信号待ちのエアコン
近ごろ毎年のように夏場は異常気象の現象がみられ真夏の気温上昇は生死にかかわる問題です。
そこで関わってくるのがエアコンの効き具合です。
ぼくが購入したN-BOXではオートエアコンではなくマニュアルタイプを選んだせいでしょうか?
真夏の信号待ちのN-BOX車内はまったくと言ってよいほどクーラーが効きません。
渋滞なんてハマるとかなり暑くなります。
もしかしたらオートエアコンを装備した車両なら問題なかったのかもと思います。
夏場の信号待ちでアイドリングストップの機能はエアコンのパワーが落ちるのでまず使えません。
そもそもエンジン排気量は660ccですから軽自動車のスペックを考えると仕方のないところです。
アイドリングストップは悪くない印象
アイドリングストップの機能についてはブレーキを踏みこむと瞬時にエンジンが止まります。
アクセルを踏み込むとキュルキュルっとした軽い始動音でエンジンがスタートします。
このキュルキュル音が嫌だと感じる方もいらっしゃるようですがぼくは特に気にはならなかったです。
さて大きな不満はないもののキャンプや車中泊を体験したいというアクティビティの機能性を考えると軽自動車からの乗り換えが妥当なのではという考えが浮かびます。
そしてN-BOXを購入して6年が経過しようとするタイミングも車両価格が高いうちにと乗り換えを検討することになりました。
N-BOXからの乗り換えにソリオを選んだワケ
キャンプなどの利用用途を考えるとステップワゴンのようなワンボックスカーが浮かび上がります。
しかしこのサイズになってくると車両価格も高く燃費性能もハイブリット車を選んでもそれほど良くはないのです。
ホンダのステップワゴンのようなサイズもちょっとムダな印象です。
僕の環境では大人2名+犬がゆったりと乗れて燃費性能が良ければそれで満足です。
できれば燃費性能も軽自動車並みのスペックでラゲッジスペースも余裕の容量を備えるクルマならキャンプにも出かけることができます。
そう考えると自ずと選択肢は決まってきました。
僕の条件を満たすクルマはスズキ【ソリオ】マイルドハイブリット車となりました。
- ソリオの高性能を独自調査で確信?購入を決める!
燃料事情やフルサービスのガソリンスタンドが減少する状況を考えると車いすの立場では少しでも燃費性能の良いクルマが候補して上がります。
ソリオならハイブリットもラインナップされ荷室スペースも軽自動車より広くなります。
エンジン性能もソリオは他社メーカーの同クラス車両と比べるとスペックが上回っていることを独自調査でチェックし確信しました。
こちらの記事で独自調査でエンジン性能を評価する内容をまとめています。
次に気になるのは燃費です。
燃費性能ではソリオのマイルドハイブリット車ならカタログスペックでリッター27.8キロを誇ります。
27.8キロの燃費性能なら街乗りを想定した試算を30パー減で考えて見ると約18キロほどになります。
ですのでマイルドハイブリットの燃費性能に期待度も上がります。
こうした条件でソリオのマイルドハイブリットを乗り換えの候補として考えはじめました。
ですが、新車は予算オーバーだったので中古車から選ぶことに決めました。
そこで程度が良く走行距離もわずかなのに価格が安い未使用車に狙いを定めることに決めました。
カーセンサーを頼りにいくつかの店舗に問い合わせたり訪問しましたが最終的にビッグモーターさんとの良縁があり購入に至ります。
N-BOXの下取り価格も良い条件を提案していただき即決に近い形で契約となりました。
結果的にぼくはソリオの未使用車をN-BOXのタイプGを新車で購入するくらいの価格で購入します。
残念ながらぼくの経済事情が許せないのでソリオで新車購入は全く視野に入れてなかったです。
ぼくは新車でのソリオMZの購入はあきらめ未使用車の値引きとN-BOXの下取りでほぼ新車N-BOX Gタイプの車両価格でソリオマイルドハイブリットを手に入れることができました。
そのような意味ではほぼ新車の未使用車はかなりのコスパです。
ソリオの購入をご検討されているならぜひ未使用車も候補に入れてみてください。
N-BOXとソリオでは維持費はどう変わる?
軽自動車のN-BOXからコンパクトカーのソリオに変わったことで僕が気になったのは維持費でした。
車両価格は未使用車両を選んだので安く購入できましたが問題は小型自動車に変わったことで任意保険などに追加費用がどれほど発生するかです。
実際に保険会社に車両入れ替えで発生する費用を見積もりしていただきました。
すると追加の費用は月500円程度の金額です。
クレジットカードでの一括払いで決済し5000円を切る金額になりました。
- ソリオに実際に乗り換えて感じたこと
ではソリオマイルドハイブリット車がめでたく納車され半年間利用した印象から詳しくレビューしたいと思います。
ソリオの特長と便利な装備
- キビキビ走る走行性
- 燃費性能
- 両側スライドドアーの装備
- 荷室スペースの下にもサブトランクを装備(マイルドハイブリット車のみ)
- 前席を目いっぱい前方向へセッティングすれば広々スペースが出来あがり車中泊も可能に!
さて実際にソリオを使ってみてやはり便利だなーと思う上記の装備で買い物や快適になり、夢だったアクティビティが実現しました。
- ラゲッジスペースと室内長寸法
ラゲッジスペースとしては軽自動車より車体サイズが大きくなったので積載できる容量が増えたのは当然の結果です。
便利だなと思ったのは荷室の板を持ち上げるとそのしたにも収納スペースがあります。
キャンプで目的に到着するまで利用しない荷物なんかはこのスペースを活用できます。
室内寸法では両車の数値を比べると30センチほどの差があります。
ソリオ 251.5センチ
ソリオはカタログ上ではフルフラットでのレイアウトを演出していますがぐっすりと睡眠を確保できる完全なフラットかというと違います。
そこでカタログでのレイアウトではなく後部の背もたれを倒した状態で後部席をフラットにして車中泊を試みました。
しかも大人2名+柴犬1の条件です。
結果としては思ったよりも快適でほぼ車中泊は可能です。
2019年の3月に納車してからすでに2回の車中泊を経験しました。
もっと快適に過ごすための課題はありますがホームセンターなどで材料を調達し工夫すればかなり感触は良くなります。
荷室スペースにもシガーソケットが装備してありまるで車中泊をスズキが想定しているようです。
- 燃費性能
実際に使ってみた燃費の数値では一般道を往復で3時間ほど走行する状況でほぼカタログ数値の燃費性能を示しました。
しかし夏場のクーラー利用や渋滞が発生するタウンユースでは悪くてリッター15キロほどの数値です。
クーラーを多用しない季節では街乗りだと試算どうりの18キロぐらいの燃費結果が出ており大変満足しています。
- デメリットではないけどソリオがイマイチだと感じるところ
気のせいかヘッドライトが暗いような気がします。
たまにライトが故障してたり点いてなかったかな?と感じるときがあるほどです。
今のところはこのままで利用するつもりですが余程暗さが気になってきたらディスチャージヘッドランプへの変更も必要です。
ソリオとN-BOXの比較まとめ!
N-BOXとソリオを所有したユーザーの印象として比較してきましたが参考にしていただけましたか?
もし新車で2車を比較検討すると購入費用は車体価格を条件に標準グレードのMZとN-BOXタイプGなら約32万円の差がでます。
維持費として自動車保険やガソリン代はそれほど変わらない印象ですから車体価格を利用環境にあてはめてコスパ評価できるのかという点になってきそうです。
二つのクルマを所有したぼくの意見としてはソリオはコスパ的に評価が高いのではと思います。
32万円の金額差を埋めるその理由はやはり車中泊やキャンプも可能にするソリオの機動性が気に入ってます。
もちろんソリオでも大量の荷物は積めませんが大人2名のキャンプなら荷物を極力コンパクトにする工夫をすればキャンプはもちろん車中泊も可能です。
つまりソリオを購入したことで我が家の旅行は宿泊費がほぼタダにできるのです。
単純に旅館などの宿泊費用を大人2名+犬で年に3回旅行に行ったとして5年間の期間で運用すれば数年で32万円分を回収できるはずです。
僕は脊髄損傷の車いすユーザーですから旅行を計画する時は宿の状況を調べるのが本当に大変なんです。
しかも犬まで連れていくことになるので宿泊先の選択肢がさらに狭まってしまいました。
でも僕は大切な家族の犬をどこかに預けてまで旅行に行きたいとは考えれません。
行くならお嫁ちゃんと柴犬みんなで行きたいのです。
そこで面倒な宿探しから解放されるためにソリオを選んだところ大正解という結果です。
ソリオは良いクルマです。
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