失敗は成功の元とよく表現されるフレーズです。
ですが繰り返す失敗が尾を引きその後の人生に少なからず影響を及ぼす事も否定できません。
そうした背景は結果的にトラウマとなり新しいことにチャレンジ出来なくなる思考傾向を抱えてしまうようです。
今回のテーマはそんな失敗を恐れるばかりに挑戦できない考え方になる人達の傾向を整理したいと思います。
それではよろしくお願いいたします。
不器用が災いすることで形成される人間性
まず単純に不器用な人はあまり積極的に物事に挑戦できない印象を持ちます。
なんとなく自分にも覚えがある感覚ですがコレたぶん苦手だなということは年を重ねていくと自然と分かるようになります。
こうした苦手なことを繰り返すうちに新しいことをだんだん敬遠するようになります。
別に楽しくないことをムリにやらなくても良いしあえて苦手なことを始める必要もないでしょう。
ただ不器用過ぎると失敗の経験が悪い思い出の蓄積となって自信を無くしてしまうようです。
何故なら失敗をやらかした事で周囲の人間から時には馬鹿にされたりけなされたりという経験があり自尊心を傷付けられてトラウマに近い体験となるようです。
分からない話ではないです。
もちろん1度や2度の失敗ぐらいでトラウマにはならないと思うので恐らくトコトン鈍臭くて不器用な性格を持っておられるのだと思います。
取り組んで見ることの何から何まできっと上手く行った試しがないのでしょう。
その度にいちいち周りの人間から馬鹿にされたりするともう嫌になり新しいことにチャレンジしてみようと言う気力は無くなっていくのではと想像します。
不器用な人の特徴
これまでの人間関係で出会った不器用な人には下記のような共通する特徴を持っておられました。
皆さん人は悪くない方々でしたが、やはりある意味個性的と申しましょうか?
少し偏った性格をお持ちの人が多かったように思います。
具体的な特徴を上げていきますと・・・
こんな考え方や傾向を持ってしまうのも仕方がないですよね。
不器用から陰湿な人間性へ
やること為すこと失敗ばかりで他人から傷付けられてきたので何かをやってみようという行動力を奪われてしまい劣等感でがんじがらめになります。
これまで自身の行動での失敗を咎められてきた結果、もはや社会に対して怨念のような根深い気持ちがあるので性格が陰湿になる傾向が出てまいります。
その結果、他人の失敗を発見した際にはここぞとばかりに攻撃的になります。
まあ分からない訳ではないです。
今まで自分が攻撃されてきたワケですからね。
もはや負のスパイラルと言って良いでしょう。
負のスパイラルを抜け出す為には
我々がどんなにいきづらさを抱えていても本当の意味で誰も助けることはできません。
本人がその気になって動きだすしか方法はありません。
自分の体験で申し訳ないですがオートバイ事故で身体の自由を失い車いす生活になりました。
極端な表現ですが当時はオートバイが生きがいでした。
脊髄損傷によって下半身不随になった身体は将来を悲観させました。
もし悲観的な感情から抜け出せず、失望の気持ちを抱えたままだったら何も見つけられない人生だったと思います。
単純に脊髄損傷といっても症状はさまざまです。
ぼくの場合は完全麻痺なので両足は動かないし立つことも歩くこともできません。
それだけなけならまだ良いのです。
問題は排泄です。
おしっこやウンチの感覚もないのでもちろんトイレで失敗することも沢山あります。
考えただけでゾッとしませんか?
そんな排泄機能障害を抱えた車いす人生でしたが2022年を迎えた現在では37年を経過し手動装置を取り付けたサイドカー付オートバイに乗り宮崎や高知に単独ツーリングを経験できました。
会社員生活をしながら車いすフェンシングで世界選手権に出場する競技生活も過ごしました。
会社員を退職し移動カフェの開業にも挑戦できました。
自慢のようですが自慢話がしたいのではありません。
抱えた障害を飲み来んで恥を恥と思わずに障害を持った体を使ってやりたいことを探していった結果です。
どう生きたってあなたの人生
挫折の体験があって新しい物事を始められない。
トラウマとなり身動きができない。
いろいろとあるでしょう。
けれど人間そうやって過ごしていくと当然年齢を重ねていきます。
どんどん高齢に進み経験値が積みあがっていかない大人を目指します。
人生に遅すぎることはない・・・
そんなフレーズを聞くことがあります。
しかし生身の身体を抱える我々は体力が必要とします。
自分の体験でいうなら競技スポーツと移動カフェの開業は若いころにやっておいて本当に良かったと思います。
いまはギターの練習に時間を取ってます。
ギターだとそれほど体力的な影響はないから高齢になってからでも大丈夫だろうと考えるでしょう?
でもね50歳を過ぎた身体のゆがみを抱える脊髄損傷の体調は背中と腰の痛みに襲われて長い時間車いすに座ってギターを抱えられないことも多いです。
反射神経や学習能力も若いころと比較して低下しているでしょう。
なので同じことをやるにしても高齢になればなるほどハードルは上がります。
けれど可能性のフタを自分で閉じてしまってはダメですねとACのコマーシャルで言ってます。
目指したモノへ自分を解放するべきではないですか?
変わりたいけど変われない
僕自身にもやはりそのような気持ちになった経験はありますし、大なり小なり皆さんにも『変わりたいけど変われない』この様な体験はお持ちだと思います。
性格や持って生まれた適性が影響していることもあるかと思います。
せっかく人間としてこの世に産まれて生を授かった訳です。
あなたさまの適性に叶い社会の人々を楽しませ、役立つ能力の何かが自分の中に眠っている筈です。
だんだん気持ち悪くて嘘くさい記事になって参りましたが、自分を喜ばせてあげるために自分の興味の方向を信じて上げましょう。
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