デジタルアンプを購入した狙い
iPhoneを使って低予算で手軽に音楽を聴くためのツールとしてデジタルアンプの活用を思い立ちました。
デジタルアンプならスペースも取らず、大型で置き場所に困るようなオーディオアンプを購入しなくても良いのではと考えたのです。
そこで評価の良い4機種のデジタルアンプをピックアップして下記関連記事でまとめました。
【関連記事】iPhoneでアマゾンミュージックを聴く音響機器に最適なデジタルアンプ4機種!!!
その結果、【SMSL SA-50】と【FX-AUDIO- FX202J】の2つのデジタルアンプに絞り込みを行い最終的にFX-AUDIO-FX202Jの中華製デジタルアンプを購入しました。
2020年2月現在ではFX-AUDIO-FX202Jはすで型遅れの機種となってしまい、最新型が登場していますが、僕の環境では十分に活躍しています。
購入に至るまでは期待した品質なのか半信半疑なところもありましたが期待どおりのスペックで満足しています。
コストをかけずに手頃なオーディオを検討されている方にはデジタルアンプはぴったりとな印象です。
ではつぎにFX-AUDIO-FX202Jを選んだ決めた理由をまとめます。
FX-AUDIO-FX202Jを購入した理由
デジタルアンプの検討にあたって最終的にSMSL SA-50とFX-AUDIO FX202Jを候補に比較してみました。
▽SMSL SA-50とFX202Jの後継機種FX-AUDIO- FX-502J
SMSL SA-50とFX-AUDIO FX202Jでは、どちらも本体はアルミの削り出しパーツを使った高級感ある見栄えでルックスは甲乙つけ難い仕上がりです。
SA-50はアマゾンのレビューの投稿件数自体も多く販売実績としては安心感を与える商品でありレビューの内容も評価が高い印象です。
一方のFX202Jはレビュー件数は少ないものの、その内容については満足したとの購入者さんの感想を読むことが出来ます。
価格的にはどちらもほぼ同じ値段で違う点といえば、SA-50には電源アダプターが付属に対してFX202Jは別売でアダプターを購入しなければなりません。
FX202Jとアダプターを合わせて購入すればどちらも価格差はほとんどありません。
音質的にはどちらも高い評価であるので僕はさんざん迷ったあげく先輩購入者さんのレビューを決め手にFX202Jを購入することに決定しました。
なぜならFX202Jのレビューに両方のデジタルアンプを購入された方の内容にFX202Jのほうが高音がキツくなくアナログサウンドに似た音質であるとの感想があったからです。
このレビューを手がかりにFX202Jを購入しました。
FX-AUDIO-FX202Jの開封
早速アマゾンで購入の手続きを済ませて到着したデジタルアンプがこちら。
ちなみに保証書は無く、カンタンな説明書が同封されているだけの商品。
スピーカーを接続するための端子は金メッキ処理された部品が装備されています。
FX-AUDIO-FX202Jの活用方法と用意したアイテム
ではFX-AUDIO-FX202Jをオーディオアンプとして最大活用するために別途必要な音響機器などを紹介します。
▽FX-AUDIO-FX202Jと別途購入したアイテム
電源アダプターは別売の為PSE規格品ACアダプターを購入しています。
他にもスピーカーケーブルやアナログレコードを聴くことも想定しているのでターンテーブルを接続するための切り替え機器を購入しました。
▽FX-AUDIO-FX202JとパッシブスピーカーPSA77を接続
スピーカーは手持ちのオンキョーの2ウェイスピーカーPS-A77を接続。
このスピーカーはインピーダンスが6オームの物でエンクロージャーはバスレフタイプのブックシェルフ型。
▽iPadとデジタルアンプをつなぐための3.5mmステレオミニプラグケーブル
ipadなどのモバイルとアンプとの接続は3.5mmステレオミニプラグとRCAピンが着いたケーブルを使用します。
残念ですが購入したFX-AUDIO- FX202Jにはブルーツゥース機能はありません。
FX-AUDIO- FX202JでAmazonMUSICから音源を鳴らす
FX-AUDIO-FX202Jの電源を入れてみると青色の鮮やかなLEDの灯りと電源オン状態を示す赤色のLEDが点灯。
スピーカーを接続し電源をオンにしてもノイズや異音は発生しません。
本体には音質調整の機能は無く電源スイッチと音量コントロールのボリュームだけが付いています。
極めてシンプルな構造です。
まずはアイパッドでAmazonMUSICの音源でザ・ビートルズのshe said she saidを再生。
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率直な印象としてはデジタルらしいスッキリした輪郭のあるサウンドの印象。
音の分離も良く「ステレオ」的なサウンドが楽しめると思いました。
強いて言えばやや低音が物足りなく感じるような気も致します。
とは言え低音がが全くなく薄っぺらいシャカシャカした音ではなくボリュームを上げて少し音がデカイかなと感じるぐらいまで音量を上げれば中低音がしっかり効いたサウンドです。
音量の度合いとしてはボリュームつまみを時計の9時を指す位置に回せばもう十分な音量です。
このツマミ位置以上にボリュームを上げればかなり近所迷惑な音量にまで上がるので今回接続した大きさほどのスピーカーを鳴らすにはパワーとしては十分です。
FX-AUDIO-FX202Jでアナログレコードを聴く
モバイル音源からのサウンドを確認出来たので次は手持ちのターンテーブルのヌマークTTXを接続しデジタルアンプで念願だったアナログレコードを聴いてみることに。
同じようにデジタルアンプ「FX-AUDIO-FX202J」でレコードを聴くことを想定している方にレコードプレーヤーの選び方でアドバイス。
レコードプレーヤーの視聴にはフォノイコライザーという機能が必要です。
現在ではフォノイコライザー機能が内蔵されたレコードプレーヤーが発売されておりデジタルアンプでレコードプレーヤーを聴きたいと予定しているならフォノイコ搭載のプレーヤーを用意してください。
もしくはフォノ入力に対応したアンプを用意すれば問題ありません。
仮にフォノイコ非搭載のプレーヤーあるいはフォノ入力非対応のアンプであれば別途にフォノイコライザーを用意すれば問題ありません。
▽レコード音源でFX-AUDIO-FX202Jのサウンドをチェック!
つぎにレコード盤で同じ曲を再生してみました。
やはりアナログ音源の方が角の取れたまろやかなサウンドになり聴きやすいサウンド。(だと思う)
特に高音が少しカットされた印象になり中低音が出る芯のあるサウンドになるので個人的にはアナログ音源でデジタルアンプを楽しみたいと思います。
特に最近では音楽をインターネットで配信するサブスクサービスの登場でアナログレコードの存在に僕は価値を見出しています。
なぜならアマゾンミュージックアンリミテッドの利用でCDがほとんどと不要なくらい存在意義が薄くなってきました。
けれどサブスクは物体としての存在もなくライナーノーツを読んで楽しむということもジャケット写真を眺めることもできません。
そこでレコードの登場です。
本当に自分にとって欲しいバンドやアーティストの音源だけをCDではなくアナログレコードで手元に持って置きたいという欲求を叶えてくれる存在がレコードです。
サブスクがレコードにもう一度可能性を与えてくれたんではないでしょうか?
FX-AUDIO-FX202Jのメリットとデメリット
では今回購入した「FX-AUDIO-FX202J」でどんなことが対応できるのかまとめてみます。
iPhoneやアイパッドからのデジタルな音源もアナログレコードからのリスニングでも、どちらも思った以上の手ごたえで大満足のデジタルアンプだと思えます。
このデジタルアンプのメリットは音質だけでなく本当にコンパクトな形状で全く場所を取らずに省スペースで音響システムが実現するので物が多いお宅や部屋にはうってつけに思います。
もし今お使いのオーディオアンプが故障し買い替えをご検討されているなら騙されたと思ってこのデジタルアンプをお試しください。
アンプ自体は中国での製造だと思われますが、販売する会社自体はノースフラットジャパンという大阪府和泉市上町に所在する日本の会社ですから安心感を持つことができます。
もし万が一不具合があったとしてもアマゾンでの返品対応も依頼できるので、万一の不具合についてはそれほど心配はないかと思います。
まとめ!FX-AUDIOFX202Jを評価
FX-AUDIO-FX202Jを購入してから2年ほど経過しましたが問題なく稼働しています。
アンプの電源を入れ数時間放置していても本体はほんのりと暖かくなる程度で高熱となる発熱は全くありません。
ボリュームコントロールノブのタッチと操作性も問題無く音量調整した際にノイズやガリが発生することはありませんでした。
今回リスニングのためにスピーカーへ接続しましたがバナナプラグとアンプ本体のスピーカ端子にはグラつきやガタつきも無く問題ないものです。
最終的な評価としては機械的な精度と品質も問題なく音質も良いデジタルアンプと言えるのではと思います。
2020年2月現在では、この記事で取り上げているFX202Jは後継機種が登場している背景から廃番となっている様子で購入することはできません。
こうした事情でFX-AUDIOさんではバージョンアップ的なデジタルアンプ【FX1002J】が登場しています。
こちらのFX-AUDIO-FX1002Jでは今回紹介した「FX202J」よりもハイパワーを発揮する設計でマックス160W+160Wのスペックを誇っています。
なので、デカイスピーカーで大音量で楽しみたいと言う場合なら「FX-AUDIO-FX1002J」もアリかな?とも思います。
ですがFX-AUDIO-FX1002Jは9,000円を少し切るぐらいのちょっと高いかな?と思う価格にもなり、それほどハイパワーが必要でないのなら【FX202A】あるいは【FX-502J】がコスパ的にも優れ検討できるモデルです。
僕が購入した今では型遅れの「FX202J」は20W×2の40ワットのスペックでしたが、「FX202A」では48W×2の100ワット近いパワーを持っていますので十分なスペックと言って良いでしょう。
値段も「FX202J」の価格6880円よりも3000円近く安くなった「FX202A」は3980円で購入できます。
カラーはどのモデルでもブラックとシルバーから選ぶことができます。
ぜひお値段も手頃でスペースも取らないデジタルアンプで音楽を楽しんで見てはいかがでしょうか!
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